일문목차
はじめに/池谷和信=7
序章 地球環境問題への新しい挑戰と文化人類學/池谷和信=16
l. 環境學榮えて環境問題は?=16
2. 3つの生態學と言說分析=20
3. 3つの環境問題と文化人類學の貢獻=28
4. ライフスタイルと持續的な資源利用社會=35
5. おわりに=38
I. 環境人類學の視座=43
第1章 環境問題に對する3つの生態學/市川光雄=44
l. 熱帶雨林問題をめぐる議論=44
2. 「地域」環境問題に對する再認識の動き=48
3. 3つの生態學=54
第2章 森林への人爲的作用の解讀法/佐藤廉也=65
1. 森林環境への人類學的ㆍ地理學的アプロ-チ=65
2. 過去を復原するためのツ-ルとGIS=72
3. 燒畑民マジャンギルの通時的森林利用プロセス=77
4. 人爲を考慮した森林動態モデルと「景觀の民族誌」=88
第3章 不確定な環境情報と環境破壞論/小林 茂=92
1. はじめに=92
2. ヒマラヤ環境破壞論とその批判的檢討=94
3. ヒマラヤ環境破壞論の背景=100
4. ヒマラヤ環境破壞論と砂漠化論の類似性から=109
5. むすびにかえて=112
II. 森林破壞と地域住民=119
第4章 熱帶林の攪亂と非木材林産物:東南アジアのフタバガキ林と樹脂生産/竹田晋也=120
1. 非木材林産物と東南アジア熱帶林=120
2. 科學的林業と用材生産:ブランディスが見た聖火=122
3. フタバガキ樹脂の在來利用=124
4. 商業伐採と樹脂生産=131
5. 攪亂が生み出す非木材林産物=136
第5章 搖れうごく住民參加の森林政策/井上 眞=141
1. カリマンタンの地域發展=141
2. 村レベルでの森林利用ㆍ管理への人人の關與=147
3. 地方自治體のダイナミズム:酉クタイ縣=153
4. 地方分權にともなう國家森林政策の改革=162
5. 國際政治の舞臺に上った森林問題=165
6. 地域住民を主體とする森林管理への道=168
III. 「砂漠化」と地域住民=171
第6章 砂漠と文明:「砂漠化」問題に卽して/嶋田義仁=172
1. はじめに=172
2. 「砂漠化」とは何か:自然破壞か人間生活の破壞か=174
3. 乾燥地の豊かな農牧生産=181
4. 乾燥地河川の豊かさ:點と線のエコㆍゾ-ン=189
5. 乾燥地文明を支える移動と運搬の文化=192
6. 政治問題としての「砂漠化」:むすびにかえて=197
第7章 乾燥地域の“社會的病"としての「砂漠化」問題:國際的對應の系譜と課題/門村 浩=202
1. 「砂漠化」は乾燥地域の“社會的病"=202
2. 「砂漠化」の定義の混亂=204
3. 「砂漠化」と干ばつ影響の防止に對する國際的取り組み=210
4. 今後の課題=220
IV. 危機に瀕する野生動物と地域住民=229
第8章 野生生物の保護政策と地域社會:アジアにおけるチョウとジュゴン/秋道智彌=230
1. 野生生物の利用と保護=230
2. 河邊のチョウㆍハンタ-と自然保護政策=231
3. 村のジュゴンと地球のジュゴン=239
4. 保護政策と地域社會=247
第9章 內戰下の自然破壞と地域社會:中部アフリカにおける大型類人猿のブッシュミ-ト取引とNGOの保護活動/山極壽一=251
1. ブッシュミ-ト取引の現狀=251
2. ブッシュミ-ト取引が急增した理由=254
3. カブジㆍビエガ國立公園とゴリラㆍツア-=258
4. 國內法の改惡=262
5. ゴリラの保護と地元の發展を目指すNGOの設立=264
6. 難民の流入と內戰=268
7. ゴリラの密獵とその背景=270
8. 問題點と有效な保護對策=274
V. ライフスタイルと持續的な資源利用社會の構圖=281
第10章 自然エネルギ-と地域社會の未來:低エネルギ-社會の生き方から/杉村和彦=282
1. 自然エネルギ-論の現在=282
2. 低エネルギ-社會を生きるアフリカ農村=284
3. アフリカの未來と自然エネルギ-のかたち=293
4. アフリカ世界が語りかけるもの=299
第11章 持續可能な發展と循環型社會システム:食, 農, 環境の視點から/古澤廣祐=305
1. 持續可能な發展と從來の發展の問い直し=305
2. 有機農業と「綠の革命」の非持續性:生産力轉換の視點から=312
3. 循環システム形成を支える食ㆍ農ㆍ環境=318
4. 持續可能な農業と地球社會の未來=325
索引=330
執筆者紹介=339