일문목차
第Ⅰ部 保守主義の父祖たち
第一章 「米國保守主義の父」アレグザンダㆍハミルトン=19
第一節 米國を創った「バ-ク以上の天才」(アクトン卿)=22
米國の"新しい國體"を英國の"古い國體"に「發見」した
無秩序(アナ-キ-)の防止, デモクラシ-への警戒
"準コモンㆍロ-"の米國憲法
正しい米國憲法の思想原理とは?
虛僞と歪曲の「アメリカ硏究」
第二節 「美德に導き, 惡德を矯める」:ハミルトン自由の哲學=43
"美德に滿ちる自由社會"
自由を守る不平等の擁護
第三節 「名譽ある德性國家」の創建:ハミルトンの國家像=48
國家の「名譽の維持」と軍事力
「國家の名譽は國家の命」
産業興國と公信用
第四節 ジョンㆍマ-シャルとジェ-ムスㆍケント:ハミルトン思想の繼承者=56
正統な憲法解釋とハミルトン主義
司法審査の實踐, そして契約の神聖の守護
第五節 哲人ジョンㆍアダムス:ハミルトンの冷ややかな同志=61
『アメリカ諸邦連合憲法の擁護』:米國最高の哲學書
「人間の完全性(無謬性)」論を排擊する米國の知性
(參考1) わが國の貧困なハミルトン硏究
(參考2) 祖國に唾するビア-ド
第二章 「法の支配」は復權できるか:マグナㆍカルタ再生とコ-ク卿=77
第一節 法治主義と「法の支配」の混同=77
ユダヤ人大量殺戮:法治主義の陷穽
第二節 「法の支配」とコ-ク卿=83
"法(ロ-)"こそ主權者
國王主權論に獅子吼して戰う判事
コモンㆍロ-に制限されるべき法律
慣習は"法"である
第三節 Mㆍへイルのホッブス批判=95
コ-クを惡罵するホッブス
ホッブス對コ-ク
へイル連合の戰爭
ホッブス國王絶對主權論の虛構
「イギリス左旋回の船長」J.ベンサム
功利主義とは刑務所國家の別名
コ-クとブラックスト-ンを呪うベンサムの妄執
第四節 不可解な「國會主權」, 衰退する「法の支配」=111
「裁判所」であったイギリスの國會
「"法"主權」の法理と「國會主權」
第三章 「保守主義の父」バ-ク:「バ-クㆍルネサンス」を日本に祈る=123
第一節 「偏見」の哲學:理性主義の否定, 「人間の意志=神託」主義の排擊=125
「共觀妄想」の「設計主義的合理主義」
"古い偏見"こそ叡智
「偏見」の喪失は「知力の貧因」に至る
「人間の意志」を「神託」とする, 人民民主主義
「神の意志」との契約:眞正の社會契約論
國家改造は非,「國家聖別」こそ是
第二節 「世襲(相續)」の哲學:未來主義と進步主義からの脫却=142
自由とは「世襲」の權利
「世襲の義務」という高貴なる精神
自由とは, 祖先より相續した家産
「過去を殺害する」進步主義
第三節 「時效」の哲學:自己破壞に至る革新主義ㆍ改革主義=157
「時效の憲法」と「時效の政府」
「威嚴をもった部分」と「機能する部分」
第四節 デモクラシ-批判:平等主義ㆍアトム(個)主義の禍毒=166
完全なデモクラシ-は「反道德の恥知らず」
「中間組織」の消滅と「無規範人間」の增大
(參考1) 日本の保守系知識人とバ-ク
(參考2) バ-ク飜譯者のバ-ク歪曲
(參考3) 岩波書店の「犯罪」
第Ⅱ部 全體主義と戰う「眞正の自由」
第四章 「隷從への道」を步む二十一世紀日本:ア-レント解題=183
第一節 『革命について』『全體主義の起源』=186
保守主義と反ㆍ保守主義の間:搖れるア-レント
米國の建國思想とフランス革命思想
人權という僞善, 人權という虛構
「大衆」という加害者:全體主義の解剖
第二節 全體主義思想の化學分解か, レントゲン寫眞か=203
オ-ウェルとソルジェニ-ツィン
丸山眞男神格化は, 革命運動の續行
「男女共同參劃社會」:自由社會日本の破壞
第五章 「赤より死!」の, 反ヘ-ゲル:カ-ルㆍポパ-の哲學=219
第一節 ポパ-哲學のつまみ식い:貧困なポパ-硏究=220
「大言壯語のヒステリ-症」- ヘ-ゲルの全著作
弁證法批判と歷史法則主義批判と全體主義批判
第二節 弁證法:思考停止の魔術=226
批判封じの宗敎的詭弁か, 弁證法
グノ-シス呪術の援用
ヘ-ゲルの毒性を濃縮したマルクス主義の弁證法
第三節 神託的哲學:ヘ-ゲル/コント/マルクス/J.S.ミル=233
神託的哲學の系譜
「歷史法則主義」とは"神のお告げ"敎
「趨勢」を科學法則だと幻覺:マルクスとJ.S.ミル
第四節 「全體主義の元祖」プラトンを衝くポパ-=240
プラトン全體主義の敎典
第五節 ヘ-ゲル神學の諸派:マルクス主義/實存主義/ナチズム/ポストㆍモダン=246
「無」から「生」へ:「ナチ黨員」ハイデガ-
「人間改造」と「計劃政治」の, スタ-リン主義者マンハイム
第六章 平等という, 自由の敵:警鐘を鳴らすトクヴィル, 反擊するベルジャ-エフ=255
第一節 「水晶宮を壞せ!」:社會主義に宣戰したドストエフスキ-=255
"自由のパラドックス"
牢獄, 蟻塚, 透明宮殿
自由を棄てる人間
第二節 「自由とは美德, 平等は隸從に至る」:トクヴィルの炯眼=265
「正統保守主義」對「リベラル保守主義」
デモクラシ-とは「多數者の專制」體制
全體主義に轉換する「デモクラシ-の專制」
自由と平等の相剋
日本はデモクラシ-を矯正できるか?
(參考) 日本におけるトクヴィル硏究
第三節 「反ㆍ平等の哲學者」ベルジャ-エフの自由論=289
絶對的平等とは混沌的暗黑狀態
自由とは「人間における靈的要素」
第四節 大衆という暴君:オルテガ/ホイジンガ/T.S.エリオット/ル=ボン=295
「二十世紀のトクヴィル」オルテガ
「大衆人」の「ピュアリリズム(小兒病)」
エリ-ト― 「自然的貴族」:の再生を阻む「大衆人」
第Ⅲ部 「美德ある自由社會」を創る
第七章 人間を透視したヒュ-ム道德哲學=313
第一節 「ホッブス哲學は, 小說に出てくる怪物」=313
「マンドヴィル→ヒュ-ム→ハイエク」
ホッブスの全否定, ロックへの侮蔑
第二節 デカルト的理性主義の排擊=322
情緖が主人, 理性はその下僕
美德は, 祖先の行爲による慣習
道德は慣習で, 自然的に成長した制度
第八章 「社會正義」は"亡靈":自由の原理とハイエク政治哲學=337
第一節 反人間と不道德のケインズ=338
冷酷非情な, 子孫憎惡の唯物論者
マルキストが支える日本のケインズ經濟學
第二節 「法の支配」の復權:「立法の制限」を制度化する=346
コ-ク型「法の支配」とハイエク型「法の支配」
"法"と「法律」との棲みわけ
「"法"の下の自由」と「(法律)の下の不自由」
第三節 腐敗に暴走するデモクラシ-をいかに制限するか=358
「公認された墮落」に浮遊する日本の國會
自由の侵害に至る「社會的正義」
終章 「高貴なる自由」:永遠のバ-ク哲學=371
社會主義革命の道具か, 異常性愛の弁明か:ミルの「自由」論
「美德ある, 正しい自由」對「悖德の, 僞りの自由」
あとがき