일문목차
都市史としての大坂 - 序にかえて=1
はじめに=1
(一) 大坂の成立=2
(二) 大坂の分節構造=4
(三) 本書の構成=9
I. 近世大坂の法秩序
一. 一七世紀なかばの大坂と都市法制整備=14
はじめに=14
(一) 史料の紹介=14
(二) 一七世紀なかばの都市法制の整備=29
(三) 大坂の都市社會の諸問題=36
おわりに=50
二. 近世大坂の町と町觸についての斷章=52
はじめに=52
(一) 安政三年の町觸 - 道修町三丁目の觸留から=54
(二) 例觸①は町觸か?=62
(三) 例觸①の展開=75
おわりに=80
II. 都市社會と傾城町ㆍ茶屋
一. 近世大坂の茶屋をめぐって=84
はじめに=84
(一) 大坂の茶屋仲間と茶屋株=85
(二) 元伏見坂町と伏見屋善兵衛家=106
おわりに=123
補論 堀江地域の開發と茶屋株の性格=129
二. 近世大坂の開發と株=139
はじめに=139
(一) 茶屋株=139
(二) 煮賣株=142
(三) 湯屋株ㆍ風呂屋株ㆍ髮結床=151
おわりに=155
三. 一七世紀ㆍ大坂における傾城町=157
はじめに=157
(一) 一七世紀の傾城町と賣女規制=158
(二) 新町の形成過程=168
おわりに=180
III. 都市大坂と藏屋敷
一. 巨大都市大坂と藏屋敷 -福岡藩藏屋敷を中心に-=184
はじめに=184
(一) 一七世紀なかばの藏屋敷の社會的位置=184
(二) 近世後期の都市社會と藏屋敷の機能=192
(三) 藏屋敷を磁極とする社會關係=199
おわりに=211
二. 藏元と賣支配=215
はじめに=215
(一) 藏元について=216
(二) 賣支配と藩專賣について=228
おわりに=232
三. 幕藩制的流通と都市大坂=233
はじめに=233
(一) 一九世紀前半の流通構造と大坂=234
(二) 大坂と流通をめぐる二, 三の論点=238
おわりに=241
四. 近世大坂における牛馬皮流通と賣支配
はじめに=244
(一) 薩摩藩と賣支配=245
(二) 小倉藩と銀主=249
おわりに=254
IV. 身分制社會とかわた村
一. 長州藩藏屋敷と渡邊村=258
はじめに=258
(一) 史料の槪要=259
(二) 出願內容の分析=270
(三) 訴訟への對應の分析=275
おわりに=281
二. 身分制社會の解體 -大坂ㆍ渡邊村=西浜の事例から-=283
はじめに=283
(一) 渡邊村の槪要=287
(二) 一八世紀後半における竝存の構造變容=291
(三) 皮革業の三層構造=299
(四) 近代への轉回=311
おわりに=316
あとがき=323
初出一覽=326