일문목차
序 地域政策硏究の今日的意義 / 宇野重昭=iii
第I部 地域政策硏究とロ-カル·ガバナンス
第1章 地域政策戰略とロ-カル·ガバナンスの可能性 / 吉塚徹=1
1. はじめに=1
2. 現代日本の新自由主義的改革とNPM=4
3. ポスト福祉國家と自治體再編成の新展開=5
4. 地方の時代の政策實驗と自治體の責務=7
5. 新自由主義的改革に對抗する地域自律の分權改革=9
6. ロ-カル·ガバナンス構築に向けた諸課題=11
第2章 地域政策硏究の現代的視点と方法 - 島根地域政策への視座 / 井上定彦=15
1. はじめに 地域政策硏究への視座(總合性·學際性·現代性·實踐性)=15
2. 日本の「地域」の現狀をいかに認識するか - 歷史的·構造的アプロ-チ=17
3. 地域の持續可能性 - 現代日本の地域と直面する課題=27
4. 地域再創造の視点と方法を求めて - いくつかの槪念を手がかりに=36
5. むすびに代えて - 島根地域政策への含意=48
第3章 コモンズとしての森林とそのガバナンス / 北尾邦伸=55
1. はじめに=55
2. 森林をめぐるコモンズの在處=57
3. 森林ガバナンスのはじまり - 福岡縣甘木市(現朝倉市)での動き=64
4. 森林團地施業の擔い手 - 德島縣木屋平村の第3セクタ-「ウッドピア」=71
5. 場所への愛 - 島根縣の株式會社美都森林=78
6. 森を治めるという難題 - まとめに代えて=86
第4章 協動時代の地域政策 / 澤井勝=97
1. 地域社會への期待=97
2. 行政に求められる新しい專門性=99
3. ソ-シャルワ-カ-としての行政機能の確立=102
4. 公共政策の擔い手としての住民=103
5. 地域の定義=104
6. 地域就勞支援事業の場合とコミュニティ·ビジネス=106
7. 再生するべき地域社會?=107
8. 人間關係としての地域社會と「景觀」=109
9. これまでの地域社會のスケッチ(1) - 農村部=111
10. これまでの地域社會のスケッチ(2) - 都市部=113
11. 自治の傳統の違いを認めて(1) - ヘルシャフトとゲノッセンシャフト=115
12. 自治の傳統の違いを認めて(2) - アメリカの地方自治=118
13. コミュニティとアソシエ-ション=121
14. 歌の結社とアソシエ-ション=122
15. 新たな地域社會をつくる=125
第II部 島根の地域政策戰略の諸課題
第5章 文化から考察した石見地方の先人に學ぶ智慧 / 豊田有恒=131
1. 枾本人麻呂=133
2. 雪舟=140
3. 石見銀山=145
第6章 入會權の里山論的展開 / 野村泰弘=161
1. はじめに=161
2. 島根縣の現狀=162
3. 出發点としての二つの論稿=164
4. 森林再生のキ-ワ-ド=169
5. 入會權からのアプロ-チ=176
6. おわりに=190
第7章 島根の地域産業の可能性と産業振興の多樣性 / 松永桂子=195
1. はじめに=195
2. 人口減少, 高齡化進行の島根縣=200
3. 産業振興政策の重点化=205
4. 島根縣産業技術センタ-の取り組み=211
5. 企業誘致に成功した斐川町=216
6. 縣內自治體の産業振興=221
7. 石見地域のまちづくり志向の高まり - コミュニティ·ビジネスの事例=225
8. 島根の産業振興 - 今後の課題=229
第8章 都市農村交流を通した中山間地域振興 - 韓國のグリ-ン·ツ-リズムの取り組みを參考にして / 林秀司 ; 具滋仁=237
1. はじめに=237
2. 日本における都市農山漁村交流の展開=238
3. 韓國におけるグリ-ン·ツ-リズムの取り組み=242
4. 韓國におけるグリ-ン·ツ-リズムの事例=244
5. まとめ=250
第9章 島根縣室谷の棚田における棚田保全の取り組み - 市民·學生參加による「補完ネットワ-キング」の構築の試み / 林秀司=253
1. はじめに=253
2. 島根縣浜田市三隅町室谷地區の槪觀=254
3. 室谷地區の現狀 - 農業センサスの分析より=255
4. 室谷地區の景觀變化=258
5. 市民·學生參加による棚田保全·地域活性化の取り組み=262
6. まとめ=264
第10章 地域自治システムの再編と村營事業による村づくり - 新潟縣上越市安塚區(舊安塚町)の全町民參加型NPOと舊黑川村(同縣胎內市黑川)の村營事業による村づくりの事例 / 平松弘光 ; 中川哉 ; 高良里江子=267
1. はじめに=267
2. 新潟縣上越市安塚區(舊安塚町)の全町民參加型NPO=273
3. 舊黑川村(胎內市黑川)の村營事業によるまちづくり=284
第III部 日韓交流史硏究の現段階
第11章 中世の日本海水運と朝鮮交易 / 井上寬司=305
1. はじめに - 日本の中世社會=305
2. 日本における中世水運の構造と特徵=306
3. 日本海水運と朝鮮交易の具體相=309
第12章 石見國の廻船と交易活動 - 那賀郡室谷·中森屋三浦家の事例を中心に / 木部和昭=313
1. はじめに=313
2. 石見における廻船の趨勢=314
3. 日本海海運における石見國の位置づけ=317
4. 石見國廻船の交易活動の一事例=319
5. 石見廻船の北前交易の特徵=325
6. おわりに=326
第13章 日本人漂流民の朝鮮體驗 / 倉地克直=329
1. はじめに=329
2. 元祿5(1692)年の備前船漂流事件=330
3. 寶曆6(1756)年の津輕船漂流事件=333
4. 享和元(1801)年備前尻海槌三郞漂流一件=336
5. おわりに=340
第14章 石見に傳えられた「ハングル」 / 魯成煥=343
1. 序論=343
2. 三隅町の「ハングル」のお禮=345
3. ハングルと日本の神代文字=349
4. 「ハングル札」の意味=354
5. 島根縣と神代文字=356
6. 結論=359
第15章 忘れられた日韓交流史 - 韓國·對馬·石見をめぐる「鐵」の文化 / 井上厚史=363
1. はじめに=363
2. 忘れられた日韓交流史=365
3. 中繼基地としての對馬の役割=370
4. 韓國と石見の交流 - 「たたら製鐵」と朝鮮風俗の傳來=373
5. 結語=379