일문목차
序章 / 小川(西秋)葉子 ; 佐野麻由子=1
1. 問題提起としてのグロ-バライゼ-ション=1
2. アンチテ-ゼとしてのグロ-バライゼ-ション=4
3. グロ-バライゼ-ションと時間-空間=6
4. グロ-バライゼ-ションの諸次元と主要なアクタ-の多樣性=8
5. グロ-バライゼ-ションの弁證法的なダイナミックス=11
6. グロ-バライゼ-ションをめぐる諸課題=14
第I部 〈グロ-バル化〉をみる新しい槪念
1章 時間-空間と生命環境 : サステナビリティとノンリニアリティ : グロ-バルな秩序形成における集合的生命の時間 / 小川(西秋)葉子=25
1. はじめに=25
2. グロ-バライゼ-ション硏究の陷穿=26
3. グロ-バルな時間輕視の背景=29
4. 集合的生命としての二重らせんの時間(1)=33
5. 集合的生命としての二重らせんの時間(2)=37
6. おわリに=43
解說 / 山下孝子 ; 長野愼一=51
2章 國際社會政策とガヴァナンス : グロ-バル社會における新しい社會發展の視座 : MDGs(ミレニアム開發目標), 人間の安全保障とソ-シャル·クオリテイ- / 小川哲生=55
1. 國連ミレニアム開發目漂=55
1-1. 8つのゴ-ル=56
2. 人間の安全保障=58
3. ソ-シャル·クオリティ-=60
3-1. ソ-シャル·クオリティ-指標=64
3-2. ソ-シャル·クオリティ-の社會哲學的アプロ-チ=65
3-3. 實證硏究プロジェクト=66
4. むすび=71
解說 / 山下孝子=74
3章 都市文化とライフスタイル : 交化的グロ-バリゼ-ションと新しいアイデンティティ / 川崎賢一=77
1. 見取リ圖=77
2. アイデンティティ·文化システム·グロ-バリゼ-ション=79
3. 近代國家とグロ-バル性=82
4. 都市の展開 : 世界都市·グロ-バルシティ·創造都市=86
4-1. 世界都市からグロ-バルシティへ=86
4-2. 創造都市=88
4-3. 新しい都市と中間階層=90
5. 地球文化システム=91
6. 文化とアイデンティティをめぐる基本問題=94
解說 / 山下孝子=98
4章 情報と政治行動 : 社會的壓力としての「空氣」 / 伊藤陽一=101
1. はじめに=101
2. ミクロ環境における「空氣」=105
2-1. 氣分, 雰圍氣, 感情としての「空氣」=105
2-2. 意見, 主張としての「空氣」=108
3. マクロ環境における「空氣」=109
3-1. 氣分, 雰圍氣, 感情としての「空氣」=109
3-2. 意見, 主張としての「空氣」=113
4. 「空氣」と態度, パ-ソナリティ-=117
5. 「空氣」と集團主義=118
6. おわリに=120
解說 / 山下孝子=123
コラム1 : 法學 : 動物の法的地位とそのゆらぎ / 靑木人志=125
コラム2 : バイオインフォマティクス : 「生命科學」と「宗敎」についての最近の論爭 / 中川草=131
コラム3 : 情報産業論 : 近年の情報産業の槪況 / 高柳寬樹=135
コラム4 : 圖書館情報學 : 符號をつける / 田邊造介=141
第Ⅱ部 〈グロ-バル化〉の諸相
5章 生命と科學 : 生物學のパラダイム·シフト : DNAからみたヒトと生命科學と社會 / 中川草 ; 長野愼一=147
1. 問題意識=147
2. 生物學におけるパラダイム·シフト=148
2-1. 進化論の發見 : 神の意思から自然選擇へ=149
2-2. 分子生物學の躍進 : 個體から分子レべルへ=151
2-3. 情報生物學の登場 : 分解から再構築へ=152
3. 現代生物學が社會に與える影響=153
3-1. 生物學の現狀=153
3-2. 生物學が明らかにしたヒトとグロ-バル化=156
3-3. 醫療分野=159
3-4. DNAに媒介される集合的生命の構成員としてのヒト=162
6章 開發經濟と産業 : 開發援助と開發關連産業 / 佐野麻由子=169
1. はじめに=169
2. グロ-バル化をどのようにとらえるか=170
2-1. 國境を超えた社會關係の編成=170
2-2. グロ-バル化時代の公共性=172
2-3. グロ-バル化の流れを變えるアクタ-は誰か=174
3. 開發援助にみる公共圈の擔い手=174
3-1. 官, 民, 市民が關わる集合行爲としての開發援助=175
3-2. 官, 民, 市民セクタ-間の相補的對抗性=177
4. 開發援助の新たなアクタ-=180
4-1. CSR, BOPビジネス=180
4-2. 社會起業家と社會的企業=182
5. 開發援助の動向が社會學に提示するもの=183
5-1. 市場の存續戰略と市民領域への接近=183
5-2. 資源動員問題の克服と市場への接近=184
5-3. 官, 民, 市民の變化=185
7章 藝術と宗敎 : 東アジアにおける「遠近法」の導入とグロ-バリゼ-ション / 尹韓羅=189
1. はじめに=189
1-1. 「新たな視覺 : 遠近法」=190
2. 日本 : 江戶と西洋=192
2-1. 西洋キリスト敎繪畵との接觸=192
2-2. イエズス會の畵塾で學んだ西洋畵法=192
3. 蘭書との出會い=193
3-1. 『解體新書』の揷繪=194
4. 「浮繪」とは=195
5. 西洋から學んだ新たな視覺=196
5-1. 「浮繪」の畵法“正統派”と“模索派”=197
5-2. 正統派 : 司馬江漢=199
5-3. 模範派 : 歌川豊春と葛飾北齊=200
6. 韓國=201
6-1. 西洋との出會い=201
7. 朝鮮繪畵界と西洋の出會い=203
7-1. 朝鮮繪畵法の變化=203
7-2. 西洋畵法の朝鮮への輸入經路=204
7-3. 中國を經由した遠近法=204
8. 民畵と遠近法=206
9. おわリに=207
8章 ジェンダ-と身體 : 現代ネパ-ルのファッションとメディアにみるグロ-バル·コミュニケ-ションと擬似市場 / 小川(西秋)葉子 ; 佐野麻由子=211
1. 問題の所在=211
2. 何が, 誰が何を着るのかを規定するのか=212
3. 「表象のストラテジ-」とネパ-ルにおける女性の衣服とジェンダ-規範=216
3-1. 寡婦の服裝コ-ド=216
3-2. 表象·規制·アイデンティティにみるジェンダ-の非對稱性=217
4. 「表象のストラテジ-」につながる寡婦による運動と開發産業=218
4-1. レッド·ム-ヴメントの展開と武力鬪爭の終結=218
4-2. 國家(ネパ-ル政府)との連携=219
4-3. 民間企業の後押し=220
4-4. 二國間援助機關, 國際NGO, NPOとの連携=221
5. 表象のストラテジ-」からみた「レッド·ム-ヴメント」の意義=222
6. 今後の課題=223
コラム5 : 國際協力論 : シャンパングラスのような世界 : 國際公共財としての企業のCSR / 瀧村卓司=229
コラム6 : メディア産業論 : 中國テレビ·メディアの20年 / 山田賢一=239
コラム7 : 社會地理學 : インドの經濟發展とIT産業 / 古賀正則=247
コラム8 : 人類學 : サブシステンス活動の對グロ-バル性 : ボルネオ島イバンの村の調査から / 內堀基光=251
第Ⅲ部 : 付錄
基本用語解說 / 粟谷佳司 ; 山下孝子 ; 長野愼一 ; 中川草 ; 高柳寬樹 ; 佐野麻由子 ; 川崎賢一=257
〈グロ-バル〉映畵批評の實踐 : 集合的生命とジェンダ-化された身體をめぐるジャンル·物語·表象の比較分析
(1) 『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』(一九三五)『人情紙風船』(一九三七)映畵評 / 東鄕隆=I
(2) 『お熱いのがお好き』(一九五九)『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』(一九三五)映畵評 / 月岡照喜=Ⅲ
(3) 『ロバと王女』(一九七○)『オフサイド·ガ-ルズ(二○○六)映畵評 / 宇田川一彌=Ⅳ
(4) 『紅いコ-リャン』(一九八七)『嫌われ松子の一生』(二○○六)映畵評 / 田村典子=Ⅶ
あとがき=277