일문목차
はしがき
序章=1
はじめに=1
1. 本研究における課題認識=2
2. 本研究における研究対象=4
3. 本研究の構成=6
まとめ=9
第I部 アネルギー管理の意義と本社の役割=11
第1章 アネルギー研究の重要性=13
はじめに=13
1. アネルギーに対する従来の考え方と類似概念=13
1.1. アネルギーの語義=14
1.2. シナジーと負のシナジー=14
1.3. シナジーコストとアネルギー=15
2. 本研究におけるアネルギーの考え方 : 概念の拡張=17
2.1. 全社創出価値とアネルギー=18
2.2. 顕在的アネルギーと潜在的アネルギー=19
3. 今日の経営環境から見たアネルギー管理の重要性=21
3.1. CSRに対する意識の一層の高まり=21
3.2. M&Aの活発化=23
4. 管理会計におけるアネルギー研究の必要性=27
まとめ=28
第2章 多角化企業における本社の役割とアネルギー=31
はじめに=31
1. 多角化企業における本社の役割=31
1.1. 本社の役割を考察する意義と方法=32
1.2. 本社の役割の整理=33
2. 事業構成の決定と資源配分に関するアネルギー=35
2.1. 本社とBUの不適合によるアネルギー=36
2.2. BU同士の不適合によるアネルギー=37
3. 複数の事業戦略の調整に関するアネルギー=38
3.1. 顕在的アネルギーとシナジーコスト=39
3.2. シナジーが不十分な場合の潜在的アネルギー=40
4. 業績評価に関するアネルギー=43
4.1. 業績評価に関する顕在的アネルギー=43
4.2. 業績評価に関する潜在的アネルギー=43
5. 全般管理に関するアネルギー=44
5.1. 全般管理に関する顕在的アネルギー=44
5.2. 全般管理に関する潜在的アネルギー=45
6. アネルギー管理の擔当組織=46
まとめ=48
第II部 企業戦略の策定·実行に関するアネルギーの管理=51
第3章 事業構成の決定と資源配分に関するアネルギー(I)―本社とビジネスユニットの不適合―=53
はじめに=53
1. 本社とBUの不適合から生じるアネルギーとは=53
2. 顕在的アネルギーの管理=55
2.1. 顕在的アネルギーが生じる理由=55
2.2. 本社の特徵, および事業の重要成功要因の識別=56
2.3. 顕在的アネルギーの発生源となる事業の分離=57
3. 潜在的アネルギーの管理(I) : 本社の価値逸失に対する管理=59
3.1. 本社の価値逸失, および対処事例(日本電産のM&A)=59
3.2. 本社の価値逸失に対する管理のあり方=63
4. 潜在的アネルギーの管理(II) : BUの価値逸失に対する管理=64
4.1. BUの価値逸失と対処事例① : 小林製薬の卸事業分離=64
4.2. BUの価値逸失と対処事例② : 東芝セラミックスのMBO=65
4.3. BUの価値逸失に対する管理のあり方=67
まとめ=69
第4章 事業構成の決定と資源配分に関するアネルギー(II)―ビジネスユニット同士の不適合―=73
はじめに=73
1. BU同士の不適合によるアネルギーと企業戦略=74
1.1. BU同士の不適合によるアネルギーとは=74
1.2. 企業戦略のタイプ : 連携型と非連携型=75
1.3. 企業戦略のタイプとアネルギーの関係=76
2. 非連携型の企業戦略に向けたBUの相互関係の分析=77
2.1. BUの相互関係を分析する枠組み=77
2.2. 同種の商品サービスの場合=78
2.3. 異種の商品サービスの場合=79
2.4. BUの相互関係に関するまとめ=82
3. 連携型の企業戦略における顕在的アネルギーの管理=83
3.1. 顕在的アネルギーの測定=83
3.2. 顕在的アネルギーへの対処=85
4. 連携型の企業戦略における潜在的アネルギーの管理=87
4.1. 潜在的アネルギーの測定=87
4.2. 潜在的アネルギーへの対処=88
まとめ=88
第5章 複数の事業戦略の調整に関するアネルギー=91
はじめに=91
1. 複数の事業戦略の調整に関するアネルギーとは=92
1.1. シナジー創出をめざす戦略のタイプ=92
1.2. シナジー創出に関するアネルギー=92
2. シナジーコストについての考察=93
2.1. 5つのシナジーコスト=93
2.2. シナジーコストの分類=94
3. BSCにおけるシナジーコストの扱い=95
3.1. BSCと戦略豫算=96
3.2. 策定段階に生じるシナジーコストに対するBSCの役立ち=96
3.3. 実行段階に生じるシナジーコストに対するBSCの役立ち=98
3.4. 機会原価としての非柔軟性コスト=100
4. BSCと戦略豫算によるアネルギーの管理=103
4.1. 顕在的アネルギーの管理=103
4.2. 潜在的アネルギーの管理=105
まとめ=106
第6章 業績評価に関するアネルギー(I)―不適切な業績評価, および共有価値観と企業戦略の不適合―=109
はじめに=109
1. 業績評価に関するアネルギーとは=110
2. 業績評価に関する顕在的アネルギーの管理=110
2.1. 顕在的アネルギーの測定=110
2.2. 顕在的アネルギーの管理=111
3. 業績評価に関する潜在的アネルギーの識別と測定=112
3.1. 潜在的アネルギーの測定=112
3.2. 業績評価に関するアネルギーの発生源=112
3.3. 共有価値観と戦略に関するサイモンズの見解=114
4. 共有価値観と企業戦略の不適合による潜在的アネルギーの管理=117
4.1. 企業戦略のタイプと共有価値観=118
4.2. 信条システムに関する考察=118
4.3. 境界システムに関する考察=120
4.4. 企業戦略と共有価値観の不適合に対する管理=122
まとめ=123
第7章 業績評価に関するアネルギー(II)―戦略から業務計劃までの不適合―=126
はじめに=126
1. 戦略と業績評価の不適合から生じる潜在的アネルギー=127
1.1. 戦略と業績評価の適合性を考察する意義=127
1.2. 戦略と業績評価の不適合から生じる潜在的アネルギーとは=128
2. 戦略実行のマネジメント·システム=128
2.1. BSCと戦略マップ=129
2.2. アラインメント·マップ=131
2.3. 戦略と業績評価システムの適合=133
3. 潜在的アネルギーの測定ツールに関する考察=134
3.1. アラインメント·マップの役立ち=134
3.2. BSCと戦略マップの役立ち=135
4. BSCと戦略マップに基づく潜在的アネルギーの測定と管理=135
4.1. BSCと戦略マップの主要な特徵=136
4.2. 潜在的アネルギーの源泉となる失敗=138
4.3. BSCと戦略マップをふまえた潜在的アネルギーの管理=139
まとめ=142
第8章 業績評価に関するアネルギー(III)―スラック形成―=145
はじめに=145
1. 業績評価に関する潜在的アネルギーとスラック=145
1.1. 戦略実行とスラック=146
1.2. 潜在的アネルギーの発生源としてのスラック=146
2. スラック形成に対する対処方法=147
2.1. スラック形成の防止=148
2.2. スラック形成による影響の軽微化=150
3. 相対的業績評価によるスラック対応=152
3.1. 脫豫算経営とスラック=153
3.2. 脫豫算経営の問題点=153
4. スラックの測定と管理=154
4.1. スラックの功罪をふまえた管理=155
4.2. 測定と管理に関する具体策の考察=156
まとめ=159
第III部 全般管理に関するアネルギーの管理=163
第9章 全般管理に関するアネルギー(I)―部門支援管理―=165
はじめに=165
1. 全般管理とは=165
2. 全般管理に関するアネルギーとは=167
3. 部門支援管理に関する顕在的アネルギーの管理=168
3.1. 顕在的アネルギーの測定=168
3.2. 顕在的アネルギーの管理=169
4. 部門支援管理に関する潜在的アネルギーの管理=169
4.1. 潜在的アネルギーの意義=170
4.2. 潜在的アネルギーの測定=170
4.3. リンケージ·スコアカードの役立ち=172
4.4. 戦略的支援サービス·ポートフォリオの役立ち=174
4.5. 潜在的アネルギーの管理=178
まとめ=179
第10章 全般管理に関するアネルギー(II)―全社支援管理―=181
はじめに=181
1. 全社支援管理としての內部統制=181
1.1. 全社支援管理とは=182
1.2. 全社支援管理と內部統制=182
2. 內部統制に関する要点の確認=184
2.1. わが国における內部統制の標準=184
2.2. 內部統制の目的=185
2.3. 內部統制の基本的要素=185
2.4. 內部統制の目的と基本的要素の関係=187
2.5. 內部統制に関係をもつ者の役割·責任=188
3. 內部統制とリスク管理=190
3.1. 內部統制におけるリスクの評価と対応=191
3.2. 內部統制とリスク管理の関係=191
4. 內部統制に関する顕在的アネルギーの管理=193
4.1. 顕在的アネルギーの考え方=193
4.2. 顕在的アネルギーの測定=194
4.3. 顕在的アネルギーの管理=194
4.4. 內部統制のモニタリングに関する企業事例=195
5. 內部統制に関する潜在的アネルギーの管理=197
5.1. 潜在的アネルギーの測定と管理=197
5.2. 潜在的アネルギーの測定にあたってモデルとなりうる企業事例=198
まとめ=204
【補論】 內部統制, リスク管理, およびアネルギーの関係=205
結章=209
引用·参考文献一覧=221