일문목차
はしがき=iii
第1章 自治体の就労支援施策の現状と課題 / 五石敬路=1
はじめに=2
1. 産業発展段階に沿った社会政策の変化=4
(1) 産業発展段階モデル=4
(2) 産業発展段階における経済的, 社会的変化=7
(3) 産業発展段階に沿った社会政策の変化=9
2. 脱工業化段階における社会政策の変化=12
(1) 就労促進=13
(2) 個別化されたサービス=17
(3) 行政組織の改編=18
3. 自治体における就労支援の背景と意味=20
(1) 就労支援とは何か=20
(2) なぜ自治体なのか=22
(3) 自治体における主な就労支援=23
おわりに―自治体の就労支援における課題=25
第2章 基礎自治体による就労セーフティネットの構築―豊中市の雇用·就労支援政策― / 櫻井純理=27
はじめに=28
1. 豊中市の雇用·勞働政策の概略=30
(1) 豊中市について=30
(2) スタッフと事業豫算=31
(3) 雇用·就労支援政策の流れ=33
2. 勞働政策としての地域就労支援事業の展開=36
3. 中間的就労と緊急雇用創出基金事業の活用=38
(1) 中間的就労事業=38
(2) 緊急雇用創出基金事業=41
4. 中小企業支援の視点に立つ政策=42
(1) 求人企業の開拓=42
(2) 求人側·求職側のニーズに配慮したマッチング=44
おわりに―地域の包摂力を高めるために=45
第3章 大阪希望館3年間の挑戦―だれも社会からこぼれ落とさないを合言葉に― / 分林康次 ; 岡本友晴 ; 山口勝己 構成=51
はじめに=52
1. 路頭に迷った若者たちの自立への歩み―大阪希望館支援活動報告―=52
(1) どのような人が利用しているのか=53
(2) どこで相談したのか=54
(3) 入居時の状況=54
(4) 入居後の生活=55
(5) 入居から卒業までの歩み=57
(6) 旅立ち―卒業そして定住の地へ=63
2. 地域の新しいつながりの創造へ―おおよど縁パワーネット活動報告―=66
(1) おおよど縁パワーネットとは=66
(2) 地域活動のなかで=67
(3) 見えてきたこと=68
(4) 相互扶助を就労に=69
むすび=70
第4章 生活困窮者支援に向けたコミュニティづくりと社会的居場所づくり―箕面市·北芝の取り組みから― / 福原宏幸=71
はじめに=72
1. コミュニティづくりへの挑戦=73
(1) 住民参加型の新しいコミュニティづくりの始動=73
(2) コミュニティづくりの推進組織=76
(3) コミュニティづくり事業の支援プロセスと多様な取り組み=78
2. 生活困窮者の相談援助事業―福祉行政のパートナーへの挑戦=83
(1) 萱野中央人権文化センターの指定管理事業=83
(2) パーソナル·サポート·サービス·モデル事業=85
3. 居場所と地域コミュニティ=86
(1) 北芝地区における居場所とコミュニティづくり=86
(2) パーソナル·サポート·サービス·モデル事業における居場所づくり=89
(3) 社会的居場所の機能を問う=90
むすび―コミュニティ, 社会的居場所, 新しい公共=92
第5章 地域福祉計劃と介護保険をつなぐコミュニティの再生とコミュニティソーシャルワーク / 澤井勝=97
1. はじめに―人口減少時代に入って=98
年少人口減から生産年齢人口減, そして総人口減=98
低成長ないしマイナス成長=98
緩やかな人口減のもとでの豊かさ―縮小経済のもとで人のつながりをつくる=99
『定常型社会』への道=101
コミュニティの再構築という共通課題=103
基礎にある社会関係資本=104
2. 地域福祉計劃とコミュニティオーガニゼーション=106
コミュニティ政策と地域福祉計劃, 地域包括支援センター=106
地域福祉の参加主体としての住民=107
地域福祉計劃とコミュニティオーガニゼーション=109
大阪府池田市の例=111
コーディネータ機能への着目―大阪府堺市の例=112
生活をトータルに支えるコーディネータ機能=113
コミュニティソーシャルワーカーの機能とは=114
コーディネータとしての「地域包括支援センター」―静岡県富士宮市の場合=115
この10年の状況変化―地域包括ケアという政策理念の提示=117
地域包括ケアの提案と地域包括支援センターの機能強化=119
おわりに=121
第6章 大阪における2つのコミュニティソーシャルワーク事業 / 室田信一=125
はじめに=126
1. 2つのCSW事業の背景と実績=127
事業の概要=127
事業設立の背景と経緯=128
事業設立後の展開と実績=130
2. 地域における相談援助の実態=135
分析の視点=135
校区を基盤とした地域連携―いきいきネット事業=136
危機介入と経済的援助―社会貢献事業=139
3. 地域にワーカーを配置するということ=142
普遍主義と選別主義=143
個別支援と地域支援=144
地域における福祉多元主義=145
おわりに=146
第7章 学校現場における子ども支援 / 西川祐功=151
はじめに=152
1. A中学校でのきっかけ=152
2. B中学校への異動=154
3. ケース会議という手法=155
4. B中学校の劇的変化=158
5. C中学校で直面した同和加配削減=159
6. 大阪市による要保護児童対策地域協議会の立ち上げ=168
7. 卒業生の追指導=176
8. 貧困の連鎖を断ち切る, 希望と横のつながり=178
9. いま, みえること=179
第8章 DV被害者への支援の課題―一時保護による就労の変化からの考察― / 吉中季子=183
はじめに=184
1. ドメスティック·バイオレンスの実態―内閣府の統計でみる=186
2. 支援体制の実態とDVの現れから=190
(1) 民間シェルターの役割=190
(2) DVの現れから=191
3. ドメスティック·バイオレンスの実態―連合ワーキングプア調査より=192
(1) 潜在化するDV被害者=192
(2) 支援機関とのかかわり=194
4. 一時保護施設における入退所分析=196
5. 考察=201
(1) DV被害者の実態からみえてきたこと=201
(2) 支援への課題=204
むすび=205
第9章 日本のセーフティネットの何が問題なのか―税と社会保障の一体改革から考える― / 松本淳=207
はじめに=208
1. 税と社会保障の一体改革の目的は何か=209
(1) 既存の社会保障制度維持のための消費税増税=209
(2) 消費税の使途とこれまでの消費税収額と高齢者3経費の推移=213
2. 日本の社会保障のジレンマを考える=217
(1) 「小さく」なく年金·医療に偏重した日本の社会保障=217
(2) 日本の社会保障のジレンマ=222
3. 税と社会保障の一体改革にみる地方消費税の議論=228
(1) 劃一的な消費税増税分の使途=228
(2) 社会保障関係費用における国と地方の負擔の現状と今後の地方消費税=233
おわりに=238
あとがき=243