일문목차
第1章 政権と政党組織―民主党と党内統治 / 前田幸男 ; 濱本真輔=3
はじめに
1. 民主党政権研究の現状=6
首相の個人的要因=7
政官関係=9
統治機構―内閣と国会の関係=12
政府と与党との関係=14
2. 政党組織の分析枠組=17
政党内制度とアクター=18
一体性, 凝集性, 規律=22
四つの政党像と政党維持のコスト=24
民主党政権の課題=28
本書の構成=30
第2章 民主党政権下の政府人事―政治主導と人事 / 濱本真輔=35
1. 分析枠組み=37
配分方法と評価基準=37
仮説i検証方法=42
2. 組織化の進んだグループ=44
派閥化の進展=44
規模とメンバーシップ=47
3. 民主党政権下の人事=50
歷代内閣の役職配分=50
個人の評価基準=58
結論=64
補遺―グループの分類方法=67
第3章 民主党政権期における代表選挙 / 上神貴佳=79
1. 先行研究の検討=80
制度の分類=81
党首選出過程の開放とその影響=82
民主党政権期における代表選挙を分析する視点=84
2. 民主党代表選挙の概観=87
結党以降の代表選挙=87
政権交代後の代表選挙=91
3. 投票行動の計量分析=97
投票行動の概観=97
多項ロジットモデルによる分析=102
結論=106
補遺=108
第4章 民主党政権期における政策形成とマニフェスト / 上神貴佳 ; 堤英敬=113
1. 分析アプローチの再検討と本章の仮説=115
既存の分析アプローチの検討=115
結果から過程への分析アプローチの転換=117
党派的政府か管理者的政府か=118
2. データと分析方法について=120
データについて=120
分析方法について=122
3. 検証 : 定量的な分析アプローチ=124
定量的なアプローチによる分析=124
小括=127
4. 検証 : 定性的な分析アプローチ=128
マニフェストに示された政策への言及=128
所信表明演説における新政策=134
小括=137
結論=138
第5章 民主党政策調査会の研究 / 濱本真輔=147
1. トップダウンの手続きと分権的態度の併存=150
政党の政策決定に関する先行研究=150
旧·民主党の特徴=153
意思決定の簡素化に向けた機構改革=155
一致しない党議拘束への態度=158
2. 政権交代後の決定手続きの変遷=160
縮小する与党議員の役割=160
政策調査会の復活と事前審査制=163
一致をみない党議拘束への態度=166
3. 個別領域中心の活動パターン=167
政策調査会の構成=167
活動量, 審議パターン=168
ヒアリング対象の拡大=172
結論=175
第6章 党·勞組·地方議員による三位一体型集票·陳情システム―民主党三重県連を中心に / 森正=181
1. 集票組織としての民主党地方組織=186
五五年体制下の野党間共闘―一九七七年~一九九二年=186
国政と地方のねじれ―一九九五年~一九九六年=189
「三重県方式」の成功と定着―一九九八年~二〇〇九年=191
政権交代から再交代へ―二〇〇九年~=197
「三重県方式」の評価―ネスト構造による分析=199
2. 陳情組織としての民主党地方組織=201
陳情システムの構築=201
陳情システムの課題=204
結びに代えて=206
第7章 「保守王国」の民主党地方組織と政権交代―宮崎県の場合 / 堤英敬 ; 森道哉=215
1. 事例の概況=217
2. 民主党宮崎県連の形成過程と制度化の水準=221
民主党宮崎県連の形成過程―結成から政権交代まで=221
政党地方組織の内部構造の一元性と環境からの自律性=224
3. 政権交代後の党地方組織の利益集約機能=226
歷代の民主党政権による利益集約システムと地方組織の陳情処理=227
政権交代と地域の課題―公共事業と口蹄疫=230
4. 地方レべルでの政権交代への対応=234
県議会会派「新みやざき」の結成=235
地域対策協議会=236
地方議員拡充の取卩組み : 地方選挙への対応=237
結びに代えて=238
第8章 民主党政権における立法と議員行動―造反·離党の研究 / 前田幸男 ; 森正=245
1. 先行研究=246
2. 民主党分裂·溶解の過程=249
鳩山·菅·野田内閣初期における造反·離党行動=250
第一八〇国会 : 社会保障と税の一体改革をめぐる造反·離党行動=252
解散·総選挙をめぐる造反·離党行動=255
3. データの概要=257
4. 仮説とデータ分析=259
仮説=259
二変数間関係の検討=262
プロビット回帰分析=269
離党時期別の分析=274
結論=282
第9章 民主党政権に対する有権者の評価―月次世論調査データの分析 / 前田幸男=291
1. 理論的前提=292
2. 政治過程と民主党支持率·内閣支持率=297
3. 支持率変化の説明=305
「受け皿」としての民主党支持率=305
内閣支持率と政党支持率の関係=307
経済状況と内閣·与党支持率=310
内閣·民主党支持率と政治日程=311
4. 三人の首相に対する有権者の評価=313
5. 政権とマスメディアによる議題設定=319
結びに代えて=322
第10章 政党組織と政権交代―民主党政権の「失敗」論を超えて / 堤英敬 ; 森道哉=329
民主党政権の経験から何を学ぶか?=329
1. 民主党の政策的な意思決定=331
民主党政権における政策形成過程=331
一般議員のマネージメント=333
2. 政権公約としてのマニフェスト=335
マニフェストをどう評価するか?=335
共有されないマニフェスト=338
政策文書としてのマニフェストの位置づけ=340
3. 候補者リクルーメントと政党組織=342
民主党の候補者リクルートメントと政策的な凝集性=342
候補者リクルートメントと政党の一体性=344
4. 支持集団と党地方組織=346
5. 政権交代のために野党には何が求められるか?=349
あとがき=353
参考文献リスト=359
主要人名索引=381
主要事項索引=384