일문목차
はじめに
第I部 学習観の転換と授業改革の方向
第1章 インクルーシブ授業の理論で問われるもの=3
1. つくりだす過程としてのインクルーシブ授業=3
2. 学びに値する集団をつくる=4
3. 学びのカリキュラムを意識する=7
4. インクルーシブ授業をつくる展望=9
第2章 インクルーシブ教育実践の基本的な考え方と方法=15
1. 日本の特別支援教育改革の成果と課題=15
2. 「学校改善(school development)」の重要性=16
3. チーム·ティーチングによる学習支援と学級づくりの重要性=17
4. 効果的な教授方法を用いてすべての子どもの学習を保障する=19
5. まとめ―インクルーシブ教育実践に必要なこと=21
第3章 学校全体の指導構造の問い直しとこれからの学校づくり―ホール·スクール·アプローチの発展的継承をめざして=25
1. 通常学級でさまざまな困難を経験している子どもたちの存在=25
2. 学習主体としての子どもの発達理解=26
3. 校内リソースでの学びをどう位置づけるか=31
4. 多様な価値観を共有するこれからの学校のあり方=33
第II部 授業づくりに求められる視点
第4章 インクルーシブ授業とカリキュラム論=39
1. はじめに=39
2. サラマンカ声明において求められる「カリキュラムの柔軟さ」=39
3. 「通常学級における特別支援教育」のこれまでの実践=41
4. 日本が向かおうとしているインクルーシブ教育への懸念=42
5. インクルーシブ教育を支えるカリキュラム論とは=45
6. おわりに=47
第5章 すべての子どもが「わかる」授業づくりの方法論=48
1. 授業の「わかりやすさ」と多様な参加=48
2. 授業における「わからない」子どもの参加―「わからない」発言の課題=51
3. 「わからなさ」を意識化した学習集団―学習集団内の関係性の組み替え=54
4. 残された課題=57
第6章 参加と共同を軸にした授業づくりの方法論=60
1. 授業における参加と共同を問うことの意義=60
2. 参加と共同を軸にした授業づくり=64
3. インクルーシブな共同的世界を創造する授業づくり=68
第7章 「言語活動の充実」とインクルーシブな国語科授業―小学校5年生のLDの学習者の事例から=72
1. 通常学級における学習者の実態=72
2. これからの国語科教育の方向性=73
3. 「言語活動の充実」の有効な活用に向けて=74
4. 「言語活動の充実」とインクルーシブな国語科授業の実際=77
5. おわりに=81
第8章 インクルーシブな国語学力の構想―「読むこと」の授業づくりをめぐって=83
1. なぜインクルーシブな国語学力なのか=83
2. 現在の国語学力論=84
3. 授業のユニバーサルデザイン研究会の国語学力=85
4. インクルーシブな国語学力とは=89
第III部 インクルーシブ授業を支える学級·学校づくりと教育実践
第9章 インクルーシブ授業を支える学級づくりの思想と方法=97
1. 子どもの社会の現実とインクルーシブな学級への契機=97
2. 「特別なニーズ」に応答することと個人指導の視点=100
3. インクルーシブな社会を形成することと集団指導の視点=104
第10章 インクルーシブ教育を支える学級集団づくり·授業づくり=109
1. はじめに=109
2. 太一君と学級の様子=109
3. 太一君へのかかわり方と学級集団づくりの方針=111
4. 樂しい学級集団づくりのなかでできる子どもの居場所, 仲間意識, そしてつながりあう子どもたち=112
5. 生活綴方を通して育つ子どもの内面とつながる子どもたち=113
6. ていねいなかかわりと彼のことを受けとめてくれる仲間のなかで変わる太一君=115
7. 樂しい授業づくり=117
8. おわりに=122
第11章 インクルーシブ授業を実践する教師の力量―「暗黙知」の視点で実践を省察する=124
1. はじめに=124
2. 内なる思いに耳を傾ける=125
3. この出来事の3つの意味=128
4. 関係性のなかで育んでいく=131
5. おわりに=134
第12章 インクルーシブ授業を支える学校づくり·地域づくり=136
1. 学校づくりの基本=136
2. 新たな視点で学校づくりを考える=138
3. インクルーシブ教育に向けた学校づくり·地域づくりの展望と課題=143
人名索引/事項索引