일문목차
はじめに=iii
第I部 多様化した日本経済
第1章 今の日本経済に求められていること=3
1. バブル崩壊後の経済の三つの問題点=3
2. 異次元金融緩和の功罪=19
3. 求められる対応=26
第2章 資産価格変動の影響=29
1. 資産価格と実体経済の長期的な関係=29
2. 資産価値の中身=34
3. 異常に増加した債券(国債)の価値=36
第3章 設備投資増加の現状と課題=39
1. 設備投資増加の現状=39
2. 製造業における設備投資=42
3. 非製造業における設備投資=46
4. 設備投資の今後の見通し=47
5. 設備投資に求められる課題=52
第4章 勞働需給タイト化の現状と課題=55
1. 勞働需給タイト化の全体感=55
2. 勞働需給がタイトな業種の雇用者数等の動き=61
3. 今後の勞働市場の課題=65
第5章 交易条件悪化の現状と課題=67
1. 日本経済のアキレス腱は「交易条件の悪化」=67
2. 交易条件が悪化した二つの原因=69
3. 十分に上昇できないドル建て輸出物価=70
4. 大幅に上昇を続けてきたドル建て輸入物価=72
5. 名目GDPは二つの要因で変化=74
6. 原油価格大幅低下の影響=76
第6章 異次元金融緩和の効果とリスク=85
1. マネタリーベースと実体経済の関係=85
2. マネタリーベースと金利の関係=87
3. マネタリーベースと株価の関係=89
4. 異次元金融緩和が株価に与えた影響=92
5. 異次元金融緩和のリスク=93
6. 「期待」で物価を変えることができるか=98
第7章 デフレの構造=101
1. 物価をインフレとデフレに区別するだけでは十分でない=101
2. 経済の変動は需要と供給の兩面から考えないと分からない=104
3. デフレと交易条件=109
4. 交易条件の悪化でデフレは一〇〇%説明できる=110
第8章 消費者物価を取り巻く多様な需給環境=113
1. 三つの財とサービスの物価と, そのトレンド線が意味するもの=114
2. 非耐久財の物価が変動する原因=116
3. 物価と実質消費の分布のパターン=117
第II部 経済を正しく見る眼
第9章 為替レートの変動要因とその影響=125
1. 為替レートの変動要因=125
2. 二〇一三年以降の円安の原因=128
3. 為替レート変動の「足許の経済」への影響=133
4. 為替レート変動の「将来の経済」への影響=138
第10章 高齢化で景気は悪化したか=141
1. 「生産年齢人口」と実質GDPの関係=141
2. 高齢化は消費の減退につながってきたか=144
第11章 消費税率引き上げの影響と課題=151
1. 消費税率引き上げ前後の経済の動き=151
2. 個人消費の中では耐久財が大きく変化=154
3. 耐久財以外の商品のアップ·ダウン=158
4. 耐久財の「駆込み」の前に起きた「買い控え」=160
5. 消費を左右する所得環境はどうなっているか=162
6. 日本経済の立ち位置と豫想されるリスク=166
第12章 日米勞働市場の相違点=175
1. なぜアメリカは成長率が高く, 日本の成長率は低いのか=175
2. 「日本の景気が良くないのは人口減少が原因」との考え方は正しいか=178
3. 「日本の最大の課題は生産性が低いこと」は一〇〇%正しいか=180
4. アメリカの勞働市場と日本の勞働市場の違いは何か=182
5. 賃金の決定方法は日米でどう違うか=185
6. 「アメリカはリーマンショックを克服, 日本は道半ば」は正しいか=188
7. 日米勞働市場の相違点=189
第13章 中国経済が抱える二つの難題=191
1. 「設備過剰」の現状=192
2. 「所得格差と貧困」の現状=195
3. 難題解決の方法=199
第14章 求められる採算重視の経営=203
1. 国内採算と国内出荷数量の関係が崩れて経済危機が深刻化=203
2. 悪化が続く輸出採算と, 増加を続けてきた輸出数量=206
3. 主要業種別にみた輸出採算と輸出数量の関係=209
4. 求められる意識改革と価値の創造=212
第15章 財政大幅悪化の原因と課題=213
1. 財政赤字の現状=213
2. 社会保障関係費が大幅に増加した原因=215
3. 税収低迷の現状=220
おわりに=225
注=233