일문목차
まえがき=1
序章 TPP 新たな時代の始まり=17
ついに大筋合意=18
最終段階の交渉の景色=23
米国の通商制度と政治=26
日米交渉の意義=32
より深い統合をめざして=36
日本の農業改革が焦点に=38
チェーンリアクションにも注目=42
TPPが促す経済連携の広がり=45
第1章 TPPの衝撃=49
日本の議論を二分する大問題=50
コラム 関税同盟と自由貿易協定=53
小さな連携が大きく変化=55
なぜ米国はTPPを重視するのか=59
日本のTPPへの関心=62
なぜ安倍首相はTPP交渉への参加を決めたのか=66
先を行ったはずの韓国=68
変わるゲームのルール=70
より深い統合に向かう世界経済=74
アジアに広がる国境を越えた分業=76
コラム グラビティー·モデルが描く日本の貿易構造の変化=79
TPPへの感情的反発=82
必要になる国内制度の改革=84
TPPと農業問題の考え方=87
TPPのコスト·ベネフィット分析=90
TPPの先にあるもの : アジア太平洋地域の自由化の流れ=94
中国の思惑=97
第2章 経済連携協定のコスト·ベネフィット=99
入り口から対立 : 貿易自由化への賛否=100
古典派の自由化論議 : 結局は「社会全体で利益となるのか否か」である=105
保護主義の背後にある見方 : 最大不幸の最小化?=108
コラム 保護主義と幼稚産業保護論=111
関税は正しい政策なのか?=113
コラム コメの関税率 : 10%の税を軽減して778%の税を残す?=116
メリッツ効果 : 農産物自由化は農業活動を強化する=118
なぜメリッツ効果が注目されるのか=121
コラム 下がる日本の食料自給率=124
貿易創造効果と貿易拡散効果=126
コラム マルチ原理主義=131
経済連携協定の評価 : CGEモデルの活用=133
グローバル·バリューチェーン=138
TPPでデフレが進むという議論はなぜ誤りか=140
TPPのコスト·ベネフィットを総合的に捉える=143
第3章 経済連携協定についてより深く理解する : グローバルトレンドの視点=147
なぜ, いま, 経済連携協定に注目が集まるのか=148
なぜ多くの国は経済連携協定に積極的になっているのか=150
コラム WTOの裁定機能と貿易摩擦の変化 : 避けられたカラーフィルムの輸入自主拡大=154
出遅れた東アジア諸国=156
通商交渉の類型=162
マルチの取り組みの重要性 : 差別の排除=166
コラム 日本の経済発展とブロック経済化=170
GATT24条の意義=173
ゲームのルール=179
ブロック経済化なのか, グローバルな自由化なのか=182
錯綜する原産地ルール=185
関税を超えて : サービス, 投資, その他=188
コラム 21世紀型の自由貿易協定=190
大型地域連携の流れ=192
WTOとの関連について : 今後の展開=195
第4章 TPPの政治経済学=199
通商交渉の政治経済学=200
政治的アントレプレナーシップ=202
コラム 交渉擔当大臣の役割=204
反グローバル活動との類似=206
コラム ダボス会議と反グローバル化運動=209
米国の政治経済の流れ : 米国の通商政策の政治経済学=211
米国にとってのTPPの意義=214
コラム NAFTAとメキシコ=217
アジアにおける地政学(ジオポリティックス)=218
コラム 中国と臺湾=221
中国の対応=222
TPPとRCEP=225
交渉の相互作用=227
コラム NAFTAを生んだウルグアイ·ラウンド, NAFTAがもたらしたウルグアイ·ラウンドの合意=230
農業改革とTPP=231
コラム 農業者の対応の変化=233
経済交渉の自転車理論=236
コラム TPPとAIIB=238
第5章 TPP交渉の焦点 : 決着によって何がどう変わるか=241
農業分野の交渉=242
牛肉の攻防=246
最後までもつれた豚肉交渉 : たかが豚肉, されど豚肉=250
豚肉の差額関税制度=252
日本の要求に近い形で結着したコメ=254
セーフガードによる保護=257
日本が期待以上の自由化を勝ち取った自動車=259
レベルの高い自由化の実現=261
関税撤廃を超えて : 市場アクセス=264
競争条件の確保 : 国有企業の問題など=267
日本が合意への仲介役を果たした知的財産権=270
誤解の多い投資保護とISDS=271
付録1. 合意されたTPP協定の主な内容=322
付録2. 総合的なTPP関連政策大綱=290