일문목차
序章 大量のアイヌ遺骨がなぜ全国の大学にあるのか / 殿平善彦=8
フォト·リポート アイヌ墓地「発掘」の現場を訪ねる=13
浦河町杵臼共同墓地=15
紋別市旧元紋別墓地跡=16
浦幌町愛牛地区=17
八雲町有八雲墓地=19
平取町旧上貫気別墓地跡=20
江別市営墓地「樺太移住旧土人先祖之墓」碑=21
アイヌプリの葬送=22
年表 アイヌ墓地「発掘」問題をめぐる動き=24
民族というコトバの使い方 / 榎森進=26
第1部 コタンの墓地を暴いた者たちへ=29
第1章 私が北海道大学に文書開示請求した理由 / 小川隆吉=30
第2章 肉親の眠る墓を掘られた母の遺言 / 城野口ユリ=33
第3章 先住民の権利をこそ, 回復してもらわねば / 畠山敏=39
第4章 遺骨を地元に返して欲しい / 差間正樹=43
第5章 墓地を掘られた悔しさを晴らす / 山崎良雄=57
第6章 シオイナ ネワ ハヲツルン オルスペ / 葛野次雄 解説=59
先住民族としての主権を求めて=89
第2部 発掘遺骨「白老再集約」の人権侵害を告発する=101
第7章 アイヌ民族の遺骨を欲しがる研究者 / 植木哲也=102
研究者たちの遺骨収集=102
国家的発掘=105
遺骨再集約を閣議決定=106
遺骨返還ガイドラインへの疑問=108
「アイヌ民族のための研究」?=110
先住性とは=112
「先住民族=最初の民族」ではない=115
第8章 これでいいのか? 政府主導の新アイヌ民族政策 / 榎森進=118
はじめに=118
世界の先住民族を巡る新たな動向=119
北海道ウタリ協会の「アイヌ民族に関する法律(案)」=121
「アイヌ新法(仮称)」制定運動の高まり=124
「アイヌ文化振興法」制定に至るまで=125
「アイヌ文化振興法」とその問題点=129
アイヌ民族の先住権を認めたくない政府=130
「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の設置とその『報告書』の問題点=132
アイヌ政策推進会議と新アイヌ民族政策=135
むすびにかえて=138
第9章 アイヌ人骨返還を巡るアイヌ先住権について / 市川守弘=140
はじめに=140
訴訟における被告·北大の主張=142
アメリカにおける先住権=144
近世のアイヌ先住権=149
アイヌ内部での体制=152
主権主体としてのコタン=156
遺骨·墓地管理は先住権=157
政府の論理の破綻=159
「コタンはない」は本当か=162
「日本型先住権」などありえない=163
第10章 過ちに真摯に向きあえない北海道大学 / 市川利美 ; 平田剛士=166
はじめに=166
海馬沢博氏の闘い=168
小川隆吉氏の闘い=171
存在した「発掘人骨臺帳原本」=174
墓地発掘の全容は解明されたか=178
「墓暴きの正当性」を追認=181
第3部 北海道大学はアイヌ遺骨を返還せよ=189
第11章 城野口ユリさんの意見陳述(二〇一二年一一月三〇日)=190
第12章 小川隆吉さんの意見陳述(二〇一三年四月一九日)=194
第13章 畠山敏さんの意見陳述(二〇一四年四月四日)=199
第14章 差間正樹さんの意見陳述(二〇一四年八月一日)=201
第4部 先住民族の遺骨返還の潮流=205
第15章 われらが遺骨を取り戾すまで―アラスカの返還運動 / ボブ·サム=206
第16章 ワイラウバー(ニュージーランド)へのマオリ遺骨返還 / ナロマ·ライリー=215
イランカラプテ. こんにちは=215
第17章 英国の遺骨返還状況 / 植木哲也=221
ガイダンス策定まで=221
ガイダンスの概要=224
大切なのは話し合い=227
第18章 アメリカにおける遺骨返還を巡る問題 / 市川守弘=229
被害を受けたインディアン墓所=229
「先住民墓地の保護と返還」法=232
「ケネウィック·マン」事件=234
未来開く裁判闘争=236
終章 北大開示文書研究会のとりくみ / 三浦忠雄=237
不誠実な北大=238
アイヌの遺骨はアイヌのもとに=240
共に未来を開くために=241
北大開示文書研究会とは?=244
補足資料=245
1. 北海道大学開示文書から=246
2. アイヌ遺骨の返還·集約に係る基本的な考え方について=262
3. 個人が特定されたアイヌ遺骨等の返還手続に関するガイドライン=266
4. 国際連合 先住民族の権利に関する国際連合宣言(抜粋)=272
5. 人権救済申立書=276
あとがきにかえて / 清水裕二=296