序章 中間圏:親密性と公共性のせめぎ合うアリーナ第1部 岐路に立たされるコミュニティ1 岐路に立たされるコミュニティ―宮古島の祭祀組織の生成と再編成を事例に2 「コミュニティ」のはらむ問題性―マヤ系先住民女性の家事労働の視点から考える3 地域社会のグレーゾーン―ホームレスから地元志向現象を考える第2部 中間圏という視座4 インターネットとまたがる「コミュニティ」―西表島リゾート開発と「ネット原告団」編成を事例に5 新しい多世代コミュニティ―政策対象としての可能性と課題6 離散をつなぎなおす―なぜサハリン残留日本人は帰国できたのか7 インターネットカフェという場所―マニラ首都圏の事例からみるつながりの課題第3部 中間圏概念の地平8 雑談が人を結ぶ―つながりに関する歴史社会学的考察9 モノと人との出会い―農業機械をめぐるユーザーとメーカーの交渉10 演奏空間という“場”―立ち上がるリミナリティとチベット難民社会の日常性終章 “絆”の理論から“場”の理論へあとがき索引(人名・事項)執筆者紹介