序章 研究の課題と先行研究の検討ならびに原典資料校訂上の諸問題第1章 『人間の教育』の成立とその独・日版の系譜ならびにフレーベルの手書き草稿の加筆・修正第2章 フレーベルの教育理論形成に与えた自然科学思想の考察―「球体法則」と「結晶理論」を中心に第3章 フレーベルの教育遊具(教具)の全体像第4章 フレーベルの家庭育児書『母の歌と愛撫の歌』(1844)の考察第5章 未刊行資料の解読によるフレーベルの幼児教育思想の形成と展開―スイスにおけるフレーベルの教育活動(1831‐36)に焦点化して第6章 フレーベルの『一般ドイツ・キンダーガルテン』の性格―原典資料の解読によるその成立過程を中心として第7章 原典資料の解読によるフレーベル保姆養成の前段階としての「ヘルバ・プラン」の内容とその挫折の考察第8章 ドイツにおける最近の二つの招待講演第9章 第8回国際フレーベル会議in広島 平和のための教育―フレーベル研究者ならびに実践家の国際的貢献と地域貢献終章 フレーベルの就学前教育(保育所・幼稚園)の今日的課題とその実践可能性補論(図書紹介)ヘルムート・ハイラント著『フレーベル研究に関する新たな寄稿論集』(2017)