はじめに 宇都宮浄人■第Ⅰ部 まちづくりと統計◎第1章 まちづくりは統計抜きに語れない 宇都宮浄人1 統計の役割2 まちづくりとは何か3 なぜ今、まちづくりの統計なのか◎第2章 まちづくりに関わる統計 宇都宮浄人1 人口・経済に関する基本統計2 成熟社会のまちづくりを考える統計3 国際化・地域化時代のまちづくりを考える統計4 環境・交通まちづくりに関連する統計5 多様化の時代のまちづくりの基礎となる統計コラム RESAS(地域経済分析システム)の見方・使い方 芦谷恒憲■第Ⅱ部 まちの現状を知り、課題を発見する◎第3章 問いの立て方 多田 実1 問題解決マトリクスによる分類2 問題を創造的に発見、解決するために3 QCサークル的発想による仮説の立て方4 EBPM(Evidence Based Policy Making)とはコラム KJ法に使えるオンライン・グループワーク 多田実◎第4章 公的統計の現状とデータの集め方 芦谷恒憲1 公的統計の現状2 統計情報を扱う際の注意点3 統計データを集め、現状を知る4 統計データを整理し、課題と目標を設定するコラム 地域の課題抽出のためのデータ収集と加工 芦谷恒憲◎第5章 まちづくりに役立つマーケティング的調査法 多田 実1 ソーシャル・マーケティングとは2 地域活性化のマーケティングリサーチ3 フィールドワークにおける定性調査コラム データ分析の基礎知識 芦谷恒憲◎第6章 小地域統計とまちづくり 芦谷恒憲1 小地域統計データの概要2 まちの変遷を見る3 データ利用の留意点4 統計分析とまちの診断■第Ⅲ部 政策づくりに統計を活かす◎第7章 「まちのデータカルテ」の作成 芦谷恒憲1 「まちのデータカルテ」作成の流れ2 カルテに関わる主な統計データ3 小地域でみるカルテの作成4 カルテの分析5 まちづくりへのカルテの活用コラム 統計から見える地域の過去・現在・未来 芦谷恒憲◎第8章 地域公共交通の費用対効果 統計データの活用と限界 宇都宮浄人1 費用便益分析とは2 費用便益分析で使用するデータ3 費用便益分析における統計の意義と限界コラム 社会的割引率 宇都宮浄人◎第9章 買い物弱者を支援する 髙橋愛典・大内秀二郎1 買い物弱者とは誰なのか2 買い物弱者対策の選択肢とまちづくり3 既存の統計からみる買い物弱者4 メッシュデータからみる買い物弱者5 統計を地域で作る6 統計づくりはまちづくり◎第10章 交通事故を減らすまちづくり 曽田英夫1 地域の交通事情と交通事故を知る2 交通事故を減らす工夫3 まちづくりの実例にみる道のつくり方 埼玉県所沢市椿峰ニュータウン◎第11章 アフターコロナ時代における観光の見える化 大井達雄1 新型コロナウイルス感染症と需要管理政策2 観光振興にとって必要不可欠なデータとは3 観光振興におけるビッグデータの活用4 データに基いた観光振興を行う上での注意点コラム 統計データで伝える地域の魅力 多田実◎第12章 まちの文化遺産を地域づくりに活かす 多田 実1 文化遺産とマーケティング2 観光政策における価値とは何か3 感情科学を考慮した文化遺産マーケティング4 文化遺産の位置情報マーケティング◎第13章 シャッター通り再生に統計を活かす データを用いた沖縄市の分析 足立基浩1 中心市街地活性化をデータで考える2 商店街の現況をデータで把握する3 第1期の中心市街地活性化基本計画で何が変わったのか4 新しい中心市街地活性化基本計画とその方向性5 統計に基く商圏分析から地域戦略を描く◎第14章 人口減少対策にGISを活かす 長谷川普一1 GISによる新たな情報の創出2 人口減少局面の公共施設適正配置―新潟市の事例―3 小地域別将来人口推計4 コミュニティ系施設を対象とした試行的作業5 行政サービスの定量的評価6 長期的な公平性を評価軸とした妥当性7 まちづくりに公的統計とGISを用いる有益性コラム マップによるデータの「見える化」とQGIS 芦谷恒憲◎第15章 地域プロジェクトの経済効果を測る 芦谷恒憲1 地域産業連関表とは2 経済波及効果とは3 地域経済分析における地域産業連関分析の活用4 地域産業連関表を用いる際の留意点◎第16章 ネット上のテキストから地域の魅力を探る 多田 実1 DX時代のデータ収集2 自治体におけるInstagramの活用3 地域活性化のためのInstagramデータ分析コラム 統計データを活用したまちづくりの現場から 芦谷恒憲おわりに 多田 実