第1部 蒙古襲来絵詞研究(「蒙古襲来絵詞」の保存過程と永青文庫白描本の価値;「蒙古襲来絵詞」の特色と分析視点;復原的視点によって絵と詞を読む)第2部 竹崎季長と肥後国海頭(海東)郷(竹崎季長の出自;竹崎季長の海頭郷経営・果たせぬ夢;竹崎季長の原風景・中世海頭(海東)郷の景観復原)第3部 蒙古襲来の背後・被虜人たちの戦後―弘安四年(一二八一)から正応五年(一二九二)(蒙古合戦被虜人が補整した大般若経―大唐軍人何三と播磨国印達北条;安達泰盛のもとにいた流罪唐人と日本僧の交流)付論 蒙古襲来での元(蒙古)の敗因