序文(成田善弘)はじめに序 章 コミュニティの中で精神障害がある人を支えるということ1 精神障害者の「声」はどう受け取られるのか2 症状は何を伝えようとしているのか3 精神障害がある人にとっての「家族」4 大阪市西成区での実践の中で語られた「語り」から学ぶもの第1章 離れたからこそ「家族」になれた1 ゆりさんとの出会い2 措置入院3 ゆりさんと美香さんの「本気のぶつかり合い」4 グループホームに入居して5 我慢に我慢を重ねてキレる6 それって気のせい? それとも妄想?7 離れてやっと「家族」になれた8 家族と離れるということ第2章 新しい世界に「跳んでみる」1 淳さんとの出会い2 精神科病院への入院3 僕は捨てられた4 僕が言いたかったこと5 話がズレる6 そして西成へ7 「死にたい」8 母親との関係を結びなおす9 失った時間を取り戻すために10 今いる場所から「跳んでみる」第3章 もう一度、家族とつながりたい1 佑さんとの出会い2 自分のせいで家族をどん底に3 「ねじれたような思い」4 佑さんにとっての「普通」5 借金とお金のこと6 もう一度、家族になれるなら第4章 孤独の中で1 太郎さんとの出会い2 居場所を探して3 シンナーとパチンコを心の支えに4 服役のあと5 触法障害者について6 久美さんとチームを組んで7 一人暮らしの実現8 高齢者施設からグループホームへ9 訪問看護師に怒鳴る10 「お母さんに会いたいんよ」11 ぶれない視点12 これからのこと第5章 「消えたい」を乗り越えて1 さちさんと彩加さんとの出会い2 「お母さん」を語り合う3 「消えたい気持ち」の所在4 自分の思いが少しだけ言えた5 自分を赦すということ6 少し、外に出てみる7 「母親」という存在の意味終 章 「家族」を超えて生きる1 援助の輪の中で学んだこと2 セルフスティグマの苦しさ3 チームを組むことで知る「援助者の解決されていない課題」4 地域を生活拠点とする取り組みおわりに