序 章 学問の自由法理研究の視角と本書の構成Ⅰ 学問の自由とテニュアの原理第1章 合衆国における「2つの学問の自由」について第2章 合衆国における「2つの学問の自由」・再訪―Urofsky判決とその後第3章 「修正1条制度」論と学問の自由第4章 アカデミック・テニュア制度の精神―大学教員任期法分析の一視角第5章 学問の自由の法と制度―日米比較の視座からⅡ 大学の「自治」と「自律」の距離第6章 大学の自律と学問の自由―プリンストン大学事件を題材に第7章 「大学の自律」と「教授会の自治」―autonomyとself-governmentの間第8章 大学の「自治」と「決定」―2014年大学ガバナンス改革法制について第9章 教育基本法第7条の解釈第10章 憲法・国際規範から検証する大学ガバナンス改革―「自治」を真面目に考えるⅢ 学問・憲法・憲法学第11章 法・真理・プロフェッション―「批判的法学研究と学問の自由」論争の周辺第12章 ディシプリンとその「正典」―現代アメリカ憲法学の自画像をめぐって第13章 プロフェッションの自律―「中間団体」の居場所第14章 学問と党派性―フィッシュ= ポスト= バトラー論争によせて〔補遺〕 書評 Louis Menand (ed.), THE FUTURE OF ACADEMIC FREEDOM第15章 日本学術会議と憲法秩序―会員任命拒否問題の基層