はじめにI部 団塊世代が変える高齢者像1章 超高齢社会とはどんな社会か──在宅医療・在宅看取りが避けられなくなる1 未曽有の経験2 人生100年時代3 ぴんぴんころりは、ごく少数4 医療介護需要の急増と避けられない在宅化5 次の20年で起きること2章 高齢者はどんな人たちか──経済的余裕はあるが、迷える高齢者が増える1 中堅所得層の高齢化2 高齢者のニーズ把握は難しい3 施設と在宅、高齢者自身も本音がわからない3章 高齢者の不安は何か──自分らしく生きたいからこそ不安な時代1 こんなに長く生きるつもりじゃなかった2 不安の背景・時代の変化3 自己実現と不安はコインの裏表4章 不安を癒やす居場所──自分語りの場は自身でつくるしかない1 孤独は悪か2 自分らしさと不安3 自分の不安にこたえる居場所は自分語りの場4 自分の居場所は自分でつくるしかない5章 現代的なつながり方とコミュニティ活動──「つながりたいけど、しばられたくない」にこたえられるか1 現代的な個人の居場所のつくり方2 現代的な個人のつながり方3 現代的な地域コミュニティの形4 まちづくりとして個人的な居場所を受けとめるII部 地域包括ケアシステムの理念と実際6章 地域包括ケアシステムの理念──立場により異なる捉え方1 社会保障のパラダイム転換2 立場で異なる地域包括ケアシステム──三つのイメージ3 地域包括ケアシステムを取り巻く多様な視点4 求められるのは理念の整理とまちづくりとしての対話7章 地域包括ケアシステムを支える制度の実際──施設から在宅へ、地域へ1 病院医療の行方2 在宅医療とは3 地域密着型サービス4 在宅医療を含む地域包括ケアシステム5 地域包括支援センターと地域ケア会議8章 進まぬ地域包括ケアシステム──「やっぱり施設がいい」を超えるには