第1章 所有と規範―戦後沖縄の社会変動と所有権の再編(岸政彦)第2章 手放すことで自己を打ち立てる―タンザニアのインフォーマル経済における所有・贈与・人格(小川さやか)第3章 コンヴェンション(慣習)としての所有制度―中国社会を題材にして(梶谷懐)第4章 経済理論における所有概念の変遷―財産権論・制度設計から制度変化へ(瀧澤弘和)第5章 資本主義にとっての有限性と所有の問題(山下範久)第6章 アンドロイドは水耕農場の夢を見るか?(稲葉振一郎