シリーズ刊行にあたってまえがき第1章 ビッグファイブの行動遺伝学的妥当性(山形伸二)1.はじめに2.パーソナリティの捉え方3.ビッグファイブ4.パーソナリティは遺伝的にも5次元か5.実証研究──ビッグファイブの遺伝的構造の国際比較6.パーソナリティ構造研究の展開7.おわりに第2章 強化感受性理論に基づく2つの気質の遺伝環境構造(高橋雄介)1.はじめに2.気質とは何か3.アイゼンクからグレイへ4.BISとBASはどの程度遺伝的か5.調査の方法と分析方法(研究1)6.何がわかったのか(研究1)7.次なる課題――時間的な安定性の基盤は遺伝か環境か8.調査の方法と分析手法(研究2)9.何がわかったのか(研究2)10.おわりに第3章 クロニンジャーの気質と性格の遺伝環境構造(安藤寿康)1.はじめに2.パーソナリティの多様性の捉え方3.理論的仮説に挑む4.パーソナリティの成り立ち再考第4章 グリット(やり抜く力)と勤勉性に関連する特性の遺伝環境構造(高橋雄介)1.はじめに2.グリットや勤勉性に関連する構成概念の定義3.本研究で検討を行うこと4.どのようにして双生児を集めたのか5.どのようにして測定し、分析したのか6.何がわかったのか7.ここから何が言えるのか/言えないのか8.おわりに第5章 信頼と協力(平石界)1.はじめに──向社会性とは2.信頼することの遺伝と環境3.協力することの遺伝と環境4.おわりに第6章 自尊心(敷島千鶴)1.はじめに2.自尊心の遺伝と環境3.自尊心の安定と変化4.自尊心とパーソナリティ5.おわりに第7章 社会的態度(敷島千鶴)1.はじめに2.研究の方法3.分析結果4.知見のまとめ5.「遺伝」の捉え方第8章 解析手法の発展(尾崎幸謙)1.はじめに2.ACDEモデルと高次積率を使ったSEMによる推定3.双生児データを用いた因果の方向性の検討4.おわりに補遺 道具的変数法により双方向因果モデルが識別できる理由人名索引事項索引