序
一、研究の対象及び、動機、目的
二、先行研究について
序 章 日本近現代知識人・文学者の韓国観の変化過程
一、はじめに
二、変化過程の概略
三、韓国観の変化過程ー十二の段階ー
四、むすび
第一章 小池正直の朝鮮認識ー『鶏林医事』を中心にー
一、はじめに
二、『鶏林医事』に見える朝鮮ー風俗と性向、象徴及び、開化の〈利〉と〈害〉-
三、朝鮮人の住居、飲食、体格などーオンドルと参鶏湯、外ー
四、むすび
第二章 森鷗外における韓国
一、はじめに
二、初期の日記に見える韓国関連記事
三、鷗外の見た韓国ー〈東学〉と〈韓服〉と、「徂征日記」「日清役自紀」等ー
四、日露戦争とその前後の記事、評論ー『うた日記』等ー
五、「佐橋甚五郎」の〈意地〉と韓国の〈エゴ〉
六、漱石の見た韓国との対比ー公と私ー
七、むすび
第三章 川端康成文学の韓国像
一、はじめに
二、〈伊豆物〉における悲哀
三、韓国舞踊の哀愁と力動性ー崔承喜の舞踊を中心にー
四、韓国に対する親近感
五、むすび
第四章 安倍能成と〈京城〉、戦後
一、はじめに
二、安倍の成長期の性格形成と後年への影響
三、安倍能成の見た〈京城〉-『青丘雑記』『静夜集』等ー
四、安倍と〈京城帝国大学〉、京城の知識人
五、韓国の美と風流の発見、愛着
六、〈日鮮融和〉とその弁明、反省
七、戦後の活動ー『戦後の自叙伝』等を通じてー
八、晩年の回想と思考ー『涓涓集』を中心にー
九、むすび
第五章 大江健三郎文学の韓国人表象
一、はじめに
二、大江の初期作品に現れた〈朝鮮人〉表象の概略
三、〈内〉と〈外〉の境界ー『芽むしり仔撃ち』に現れた〈朝鮮人〉像ー
四、記憶の歪曲への反問ー『万延元年のフットボール』の〈朝鮮人〉像ー
五、大江健三郎の韓国訪問と韓・日関連の発言
六、むすび
結
既発表論稿一覧
参考文献
あとがき
索 引