はじめに
〈第I部〉中学生の風景
1 新入生との出会い ―自分の居場所づくり
2 教員としての原点
3 漱石と教育
4 「ふつう」でなければいけないか?
5 本当の厳しさとは何か?
6 学校は何のためにあるのだろう?
7 自由について
8 自立とは何か?
9 表現するということ
10 孤独の大切さ
11 プロセスの大切さ
12 迷惑をかけることの大切さ
13 大人になるためのステップ ?教室の中のトラブルと芥川『藪の中』
14 二つの眼鏡を持つことの大切さ
15 常識を疑うことの大切さ
16 憧れること、憧れられること
17 対話が生まれるとき ―重松清『きみの友だち』
〈第II部〉授業の中の中学生
1 【国語の授業】―『走れメロス』(太宰治)を再話する[中二]
2 【国語の授業】―『千羽鶴』(重松清)を生徒と共同で読む[中三]
3 【美術の授業】―「一本のビン」を描く[中一]~ものの見方を教える
4 【木工の授業】―「家具」のグループ制作[中三]
5 【数学の授業】―「ピタゴラスの定理」を学ぶ[中一]~「?」から「!」へ
〈第III部〉教科教育を超えて
1 「てつがく対話」の授業
2 学校をもっと開かれた場所に ―民家泊
3 学校をもっと開かれた場所に ―特別授業『この人に会いたい』
〈第IV部〉中三『卒業研究』の実践
1 中学生の『卒業論文』との出会い
2 中学生の『卒業論文』を提案
3 早稲田中学校の実践から学ぶ ―「中学生の『卒業論文』をめぐる論争」
4 なぜ中学生に「卒業論文」か?
5 『卒業論文』から生徒全員の『プレゼンテーション』へ
6 最も大切なテーマ探し
7 今求められるフィールドワークとしての「してみる計画」
8 保護者・卒業生ボランティアの役割
9 自ら動き始める「してみる計画」
10 プレゼンテーション ―「聴く力」と「コメントの力」
〈第V部〉悩み多き中学生のキミへ、そして若き教師に向けて
おわりに