本稿は国家間の物理的な境界線が崩れた国際化時代に必要な研究である。このような状況は軍事力や経済力に左右された過去の権力関係から徐々にソフトパワーを中心に権力が再編されつつある。従って本稿では、韓国であまり研究されていなかったソフトパワーについて研究する。特に韓国と日本の大学生が考えるソフトパワーの影響力についてアンケート調査をとおしていくつかの結果を報告する。
その結果、これまでハードパワーが国の力の指標であったとしたら今後の時代ではソフトパワーが重要な役割を担当することになることが分かった。権力は時代の流れに沿って移動する。これによって我々が知っていた相手国の企業の認知度も変化する。特に言語表現(言語行動)がソフトパワーの媒介として強固に位置づけられると思う。