일문목차
まえがき=0
序章 日本はどこへ行くのか=19
同時多發テロによって, 世界の協力なしに平和は維持できないことがわかった=20
憲法第9條を改正すると, 日本は軍事大國になるのだろうか?=26
日本は池田勇人內閣以降, 經濟重点主義をとっていた=31
經濟大國になって, そのあとに殘ったものは何だったのか?=36
ル-ルより情緖的なものを優先する日本人. だから第9條には意味がある=40
グロ-バリズムにおいて, 共通の價値觀を求めることは危險だ=46
日本は圖體のでかい鯨である. この鯨はどこに行こうとしているのか=51
第1章 小泉內閣の表と裏=53
小泉首相のキャッチフレ-ズ「改革」は, 反自民であることを表している=54
「政治が變わる」空氣は, いつの時代も內閣の人氣を高める=57
55年體制を崩壞させた細川政權に, 國民は新しい政治を期待した=60
高支持率で誕生した田中·細川內閣も, 政治改革に挫折している=64
第2章 抵抗勢力の表と裏=67
小泉首相は, 經世會とケンカをして首相になった初めての人=68
經世會には權力奪取のDNAがあった=72
なぜ田中派から首相を出さなかったのか?=75
小泉首相が派閥の領袖ではなかったことが支持率を高めた=78
小泉純一郎にスキャンダルのにおいがないことを國民は嗅ぎ分けている=80
かつての自民黨のクリ-ンな人たちは, ド-ナツ現象でしかなかった=83
第3章 自民黨政治の表と裏=91
自民黨の派閥は何でもそろうデパ-トである. だから强い=92
派閥とは政治家の生活協同組合, 生活共同體である=97
若手養成システムは田中角榮から始まった=103
派閥の缺陷がひどくなって, 政治が機能不全を起こし始めた=107
官僚にバカにされる大臣が出てきて, 派閥の機能がなくなった=110
第4章 戰後史の表と裏=113
自民黨には自由主義經濟と日米安保の, 守るべき二本の旗があった=114
自民黨は護憲派も改憲派もいる, 開けた自由な政黨だった=118
利益誘導でみなが幸せになれた時代があった=122
予算の配分權に妙味あり. 自民黨が政權に固執するにはわけがある=129
だらしない野黨と, それを牛耳る自民黨の馴れ合い政治があった=135
自民黨內でもお金を作る側と受け取る側の役割分擔ができていた=140
社會黨は自民黨のチェック機能としての役割を果たしていた=143
第5章 バブル崩壞の表と裏=149
だんだん嫌われ始めた自民黨. 2000年の選擧でそれがはっきりした=150
開發政治によって生まれた都市の不滿, 地方の不安=153
不要な公共事業·膨大な借金によって, 三位一體構造は崩された=161
第6章 森內閣の不人氣の表と裏=169
世界のトップになって, 自民黨は能力のなさを露呈してしまった=170
能力はあるが首相には向いていなかった森總理=176
密室の中で生まれたことが, 不興を買った根本原因だった=179
「神の國發言」はマスコミが作り出した失言だ=183
派閥の領袖である森首相に, そもそも構造改革はできなかった=188
第7章 聖域なき構造改革の表と裏=193
構造改革とは簡單にいうと, 政府が民間企業の競爭の邪魔をしないこと=194
企業を倒産させない護送船團方式は, 戰時體制下に生まれた=198
特殊法人を民營化·廢止することで, 民間企業は活路が開け財政赤字は減少する=204
道路特定財源は, 戰後先進國が實施していた制度を取り入れたものだった=209
橋本派が抵抗勢力となっているのは, 利權の構造を受け繼いでいるためだ=213
第8章 先が見えない不況の表と裏=217
10年不況の第1の原因には不良債權問題がある=218
不良債權處理を長びかせた原因は, 銀行が公的資金の投入を拒否したことから始まる=221
銀行が公的資金を拒んだのは, 大藏省の壓力があったためだ=224
浜田卓二郎氏を困らせた大藏省からのトラック一台分の資料=227
自分の失策を隱す官僚の惡癖によって, 金融危機が起こった=230
グロ-バリズムへの轉換につまずいたことが, 10年不況の第2の原因になった=236
自由主義經濟を阻むと非難された日本. アメリカのやり方を押しつけられている=242
10年不況の第3の原因は, リ-ダ-シップのある首相が登場しなかったことにある=248
10年不況, 第4の原因は官僚が暴走したことにある=254
第9章 政治家とマスコミの表と裏=259
かつて政治家にとってマスコミは邪魔者であった=260
利益誘導型政治において, 政治家はマスコミに本音を語る必要はなかった=263
自民黨は自己完結型の政黨. 外部とのコミュニケ-ションを必要としない=265
利益誘導の時代の終わりとともに注目されたマスコミの役割=268
テレビメディアには, 政治家の本音を引き出す面白さがある=271
朝日新聞はいつの時代も政治家に大切にされてきた=274
テレビのノイズが東側諸國に西側の繁榮を知らしめ, ベルリンの壁が壞れた=276
映像のリピ-トが, 視聽者に强い印象を殘す=278
小泉流のわかりやすい言葉は, 「ワ-ドポリティクス」の時代に生まれた=281
耳觸りのいいことばかりを言う政治家は, 疑ったほうがいい=284
テレビはカリスマを作らずアイドルを作り出す=287
世論はしばしば間違うこともあるが, 長いスパンでは正しい道をゆく=289
國民は進化したのにメディアは舊態依然だ=292
第10章 地方自治の表と裏=297
中央集權は, 地方にとって樂なシステムだった=298
天下りの官僚知事にはない「變人」の思想を, 田中康夫は持っている=302
「東京が變われば日本が變わる」石原愼太郎東京都知事はアイディアマンだ=307
北川正恭三重縣知事のスロ-ガンは「自治體も企業である」=310
「ポスト小泉」には, 縣知事の名前が擧がっている=314