일문목차
序文 國家の論理から離れて「北朝鮮問題」を考える / 中野憲志=9
はじめに - 政治の二重基準をみつめなおす=9
一. 核と拉致を歷史の文脈に置きなおす=13
「あらゆる核と戰爭に反對する」という原則
誰が日朝國交正常化を阻んでいるのか - 第一回「日朝國交正常化のための作業部會」を檢證する
制裁の政治は何も解決しない
二. 「北朝鮮問題」の解明と解決のために=26
第1章 植民地主義の克服と「多文化共生」論 / 藤岡美惠子=34
はじめに - なぜ植民地主義を問題にするのか=34
一. 北朝鮮表象における植民地主義=38
植民地主義とは何か
植民地主義的言說
北朝鮮表象の分析
北朝鮮バッシングがもたらすもの
二. 植民地主義はいかにして繼續してきたのか=50
「戰爭責任」と「植民地支配の責任」
植民地支配の自覺の缺如
植民地支配責任論へ
三. 脫植民地主義と「多文化共生」=60
「多文化共生」社會をめざす政策
多文化主義とその陷穽
脫植民地主義化に向けた「多文化共生」論のために
おわりに - 北朝鮮バッシングに「ノ-」と言う「多文化共生」社會へ=76
第2章 未來に向けての過去 - 私にとっての北朝鮮核問題 / LEE Heeja=78
はじめに - 日本の當事者性=78
一. 在日韓國·朝鮮人と「祖國」=80
韓國人, 朝鮮人, コリアン
北朝鮮に「歸った」人びと
「メ-ド·イン·ジャパン」
二. 朝鮮戰爭=86
終わらない冷戰
私にとっての朝鮮戰爭
對岸の朝鮮戰爭
三. 戰後の日本にとっての平和=91
日本の「八月」
「被害者」と「加害者」
「唯一の被爆國民」
「ヒロシマ·ナガサキ」と廣島·長崎
四. 朝鮮半島の統一問題=100
國家に影響される個人
統一は最良の途か?
願う, 自由な往來を!
五. 日本と北朝鮮=106
在日責任論
日本の北朝鮮核問題
交流なき國
「右翼」が惡いのか?
運命共同體
おわりに - 過去から未來へ=114
コラム1. 日本と朝鮮半島の關係の中で北朝鮮を捉える / 金朋央=116
ポジション(立場性)はどこにあるか?
北朝鮮のイメ-ジを, 韓國を通じて客觀化する
關係改善を考える絲口
絲口をつくりだす營みを
第3章 北朝鮮との向き合い方 - 「內在的接近」をめぐって / 宋勝哉=137
はじめに - 「惡事を動き, 裏切る信用できない」北朝鮮?=137
一. 韓國社會における北朝鮮への「內在的接近」=139
宋斗律による定式化
韓國における「內面化された反共意識」とその克服過程
宋斗律の分析
「內在的接近」の批判的再構成
二. 「內在的接近」と在日コリアン·日本社會=151
在日コリアン社會と「內在的接近」
「內在的接近」から日本は何を學ぶか?
南北の和解の阻害要因になる日本社會
三. 核實驗に對する「內在的/批判的接近」=160
北朝鮮における「自主」「民族」の占める位置
北朝鮮の核實驗正當化論
「自主と民族」の兩義性
北朝鮮が「非核化」に戾るために
「自主と民族」の變容の可能性
おわりに - 「側(サイド)の發想」ではなく=177
コラム2. 國際協力NGOと北朝鮮 / 寺西澄子=179
北朝鮮への人道支援
繪畵展の取り組み
どのような未來像を持つか
第4章 制裁ではなく, 協力を / 越田淸和=188
はじめに - 「嫌いな國」=188
一. 政府による國際協力と戰爭責任=192
戰後賠償と舊陸軍エリ-ト參謀
轉換点にある日本の國際協力
二. 植民地主義を克服する國際協力=198
日本が求めた制裁
日本政府の謝罪を原則にした政策
植民地主義に對する國際的な反省
「平和的生存權に基づく國際協力」
三. 民衆による國際協力への途=212
戰爭責任を具體化する動き - 私たちの中の空白をうめる
地域とのつながり - ピナットの例から
國際協力NGOの可能性と現實
おわりに - 民主化と平和, 植民地支配の責任をつなげる=227
第5章 安保を無みし, (平和)を紡ぐ / 中野憲志=231
はじめに - 奇妙な國, 日本=231
一. 安保と改憲 - 「北朝鮮バッシング」の背後に潛むもの=236
安保·國防·愛國心 - 「日本民族主義」の逆說
安保と「普通の國家」
北朝鮮バッシング
二. 安保と「自衛軍」=243
自民黨の「新憲法草案」
平和構築·人道支援·戰爭以外の軍事作戰(MOOTW)
三. 二一世紀の日米同盟戰略=254
「自由と繁榮の弧」と「不安定の弧」 - ネオコン化する日本の安保-外交戰略
「ア-ミテ-ジ·レポ-トII」
安保利權と新たな産軍學複合體の擡頭
「安保の二重性」
おわりに - 安保を無みする, ひたすら無みする=272
あとがき=275
讀者に紹介したい20冊=287
著者紹介=288