일문목차
はじめに
第1章 長い時間スケ-ルで見た文明の變化と都市化=1
1.1. 流域圈の形成(最後の氷河期以降の流域圈の變化)=1
1.2. この1万年の世界の文明の變化=5
1.3. 日本の2,000年の經過=7
1.4. 稻作社會の流域圈から都市社會へ=12
第2章 近年の都市化と今後の展望=13
2.1. 日本の近年の人口の增加=13
2.2. 日本の都市化の進展 -東京首都圈を例に-=14
2.3. 日本のこれからの時代(人口の減少等)=16
2.4. 世界のこれからの時代=18
2.5. 世界の都市と川を眺める=21
(1) 歐米の例=21
(a) イギリス·ロンドンのテ-ムズ川=21
(b) イギリス·マンチェスタ-とリバプ-ル=24
(c) フランス·パリ=27
(d) イタリア·ロ-マ=28
(e) イタリア·フィレンツェ=29
(f) アメリカ·ボストン=31
(g) アメリカ·サンアントニオ=34
(h) その他(ウィ-ン, ブダペスト, ワシントン)=36
(2) 日本の例=39
(a) 東京=39
(b) 北九州=41
(c) 名古屋=43
(d) 德島=44
(e) 京都=45
(f) その他=46
(3) アジア等の例=47
(a) シンガポ-ル=47
(b) 韓國·ソウル=48
(c) 中國·北京=50
(d) 中國·上海=51
(e) その他(香港, バンコク)=52
第3章 都市環境の變遷と課題=55
3.1. 日本の都市化の進展と都市環境 -水と綠の環境インフラ. 東京首都圈を例に-=55
(1) 旣往の硏究等=55
(2) この100年の都市化が首都圈の環境インフラに與えた影響=56
(a) 人口の變化と都市化=56
(b) 水に關わる環境の變化=58
(c) 綠の變化=59
(d) 水と綠の環境インフラと流域=59
(3) 首都圈の環境インフラに關わる考察=60
3.2. 日本の國土計劃, 都市計劃の經過 -保健道路, グリ-ンベルト-=62
(1) 廣域の都市計劃=62
(2) 國土計劃(全國總合開發計劃)=66
第4章 川からの都市再生の事例=71
4.1. 歐米の事例=71
(1) イギリス·ロンドン=71
(2) イギリス·マンチェスタ-, リバプ-ル=74
(3) フランス·パリ=76
(4) アメリカ·ボストン=79
(5) アメリカ·サンアントニオ=82
(6) その他の都市=85
4.2. 日本の事例=86
(1) 東京·隅田川=86
(2) 北九州·紫川=88
(3) 大阪·道頓堀川=89
(4) 德島·新町川=94
(5) 名古屋·堀川=97
(6) その他=99
4.3. アジアの事例=100
(1) シンガポ-ル·シンガポ-ル川=100
(2) 韓國·ソウルの淸溪川=106
(3) 中國·北京の轉河(高梁河)=112
(4) 中國·上海の黃浦江=116
(5) 中國·上海の蘇州河=117
(6) その他=121
第5章 自然と共生する流域圈·都市再生の事例=123
5.1. 人口の變化からの考察=123
5.2. 先進國における流域圈·都市の再生=124
(1) 歐米の流域圈·都市再生の事例=124
(a) イギリスのマ-ジ川流域での取り組み=124
(b) アメリカのチェサピ-ク灣とその流域での再生活動=133
(c) その他の事例=138
(2) 日本の流域圈·都市再生の事例=149
(a) 鶴見川流域 : 總合治水から水マスタ-プランへ=149
(b) 印번沼とその流域=152
(c) 東京灣とその流域=154
(d) その他の事例=159
5.3. 人口が減少する日本の地方部の流域圈での取り組み=160
(a) 四万十川流域圈=160
(b) 鬼怒川·小貝川流域圈=161
(c) 石狩川·千歲川流域圈=164
(d) その他の例=165
5.4. 流域圈·都市の再生(形成)に關わる基本要素=166
第6章 都合の惡い自然(水害)への對應=169
6.1. 治水の基礎理論と低平地緩流河川流域の治水に關する考察=169
(1) 從來の硏究と着眼点=170
(a) 從來の硏究=170
(b) 行政での治水對策の實施と最近の動向=170
(c) 基本的立場=171
(2) 流域治水の理論とその要点=171
(a) 流域治水の基礎的理論=171
(b) 治水の基本的な對應策=172
(3) 實踐事例における治水計劃とその後=174
(a) 中川·綾瀨川流域での計劃と實踐=174
(b) タイ國バンコク首都圈の東郊外流域での計劃と實踐=178
(c) タイ國チャオプラヤ川流域の治水計劃の提案=182
(4) 實踐からの評價と今後の展望=187
(5) 結論と展望=188
6.2. 低平地緩流河川流域の治水に關する都市計劃論的考察=188
(1) 流域治水の理論と土地利用=190
(2) 實踐事例における土地利用の計劃とその後=192
(a) 中川·綾瀨川流域での計劃と實踐=192
(b) タイ國バンコク首都圈での計劃と實踐=196
(3) 都市計劃論的な考察=197
(4) 實踐からの評價と今後の展望=200
6.3. 大きな河川流域での對應=201
6.4. 洪水に對應するレベル=205
6.5. 堤防を有する河川のシステムとしての安全管理=207
(1) 河川堤防の特徵=208
(2) 利根川における過去の決壞の事例=209
(a) 明治以前の災害=209
(b) 昭和以降の洪水による堤防決壞の事例=209
(3) 堤防決壞の原因=214
(a) 堤防決壞の原因の捉え方について=214
(b) 堤防決壞の原因=215
(4) 堤防の安全管理=218
(5) 結論と展望=219
第7章 交通施設と都市環境(道路撤去·川からの都市再生)=221
7.1. 都市化, モ-タリゼ-ションの發展と河川·水邊の問題=221
7.2. 歐米の再生事例=223
(1) ドイツ·ライン川河畔のケルン=224
(2) ドイツ·ライン川河畔のデュッセルドルフ=226
(3) アメリカ·ボストン(都心と水邊を分斷していた高架高速道路の撤去)=228
7.3. アジアの再生事例=232
(1) 韓國·ソウルの淸溪川=232
(2) 中國·北京の轉河(高梁河)の再生=235
7.4. その他の興味深い事例=236
(1) スイス·チュ-リッヒのシ-ル川=236
(2) フランス·パリのセ-ヌ川=238
(3) アメリカ·ポ-トランドのウィラメット川=239
(4) 岐阜·長良川=239
(5) アメリカ·シアトルの灣岸の高速道路=240
7.5. 海外の事例からの考察=241
7.6. 日本での再生に關する考察=241
7.7. 今後の再生に關する考察=247
第8章 都市の水·熱·大氣の循環=249
8.1. 地球の大氣·熱·水の循環=249
8.2. 都市化と水循環の變化=251
(1) 水循環の變化=251
(2) 水の循環, 水循環系の再生への對應=256
(a) 洪水(多い水)への對應=256
(b) 普段の水の減少への對應=257
(c) 渴水(少ない水)への對應=258
(d) 水質問題への對應=259
8.3. 熱の循環の問題(ヒ-トアイランド)への對應=259
(1) 水面の存在, 綠地の存在による效果の例=261
(2) 道路鋪裝での對應の例=261
(3) 道路撤去, 河川再生による對應の例=262
(4) 打ち水の效果の例=263
(5) 風の道の效果の例=264
8.4. 都市の大氣循環の問題への對應=264
8.5. 今後の展望=267
第9章 川, 流域圈と福祉·醫療·敎育=269
9.1. これからの時代=269
(1) 人口の變化=269
(2) 高齡者, 障害者=277
9.2. 生活の基本=278
9.3. バリアフリ-, ユニバ-サルデザイン, ノ-マライゼ-ション=279
9.4. 住宅·社會基盤等のユニバ-サルデザイン(バリアフリ-)=281
(1) 移動のユニバ-サルデザイン(バリアフリ-) : 惠庭市の事例=281
(2) 住宅·建築のユニバ-サルデザイン=284
9.5. 川, 流域圈での福祉·醫療と敎育=286
(1) 取り組みの事例=286
(a) 茨城縣取手市(舊藤代町)の小貝川河畔での取り組み(川の三次元プロジェクト)=286
(b) 秋田縣本莊市の子吉川での取り組み(癒しの川構想)=288
(c) とち木縣眞岡市の鬼怒川河畔での取り組み(自然敎育センタ-)=289
(d) 東京の荒川下流での取り組み(福祉の荒川づくり)=291
(e) 北海道惠庭市の茂漁川, 漁川での取り組み=293
(f) 德島市の新町川での取り組み=294
(g) 島根縣雲南市(舊吉田村ケアポ-トよしだ)での取り組み=296
(h) その他の事例=299
(2) 川, 流域圈の福祉構想=301
9.6. 今後の展望=304
第10章 生態系とエコロジカル·ネットワ-ク=307
10.1. 繩文時代の人と自然=307
10.2. 稻作傳來以降, 都市化の時代まで=308
10.3. 自然の喪失と現狀=309
(1) 自然の變化=309
(2) 現狀=311
10.4. 生態系, 生物多樣性, エコロジカル·ネットワ-ク=313
(1) 水域生態系=314
(2) 陸域生態系 - 流域のランドスケ-プの骨格に對應したエコロジカル·ネットワ-ク=315
(3) エコロジカル·ネットワ-クの分斷, 喪失=315
10.5. 生物多樣性, エコロジカル·ネットワ-クの再生=319
(1) 水域生態系=319
(2) 陸域生態系=320
(3) 水と綠のネットワ-クの再生=320
10.6. 今後の展開=323
第11章 川からの都市再生シナリオの設計·提示=325
11.1. 東京首都圈の都市化と自然環境の變化=325
(1) 流域の都市化と自然環境の變化=325
(2) 都市の川や水邊の變貌=327
(3) 都市の中の川と道路=327
11.2. 川からの都市再生=328
(1) 日本の代表的な事例=329
(2) 世界の事例=330
(3) 川と道路の關係の再構築=333
(4) 川の再生と都市整備(都市計劃)との連携=335
11.3. 川からの都市再生のモデルの提示=335
11.4. 都市空間における川の空間構造としての川の通路(リバ-·ウォ-ク)に關する考察=336
(1) 川の通路の類型=336
(2) 東京首都圈の中小河川の通路に關する經過と現狀=339
(3) 川の中のリバ-·ウォ-ク=340
(4) 消失した川の上のリバ-·ウォ-ク=341
11.5. 東京首都圈の川からの都市再生=342
(1) 東京首都圈の普通の中小河川の再生=342
(2) 川を覆う道路撤去·川の再生から都市再生へ=344
第12章 流域圈(國土)再生シナリオの設計·提示=349
12.1. 基本的な視点=349
12.2. 流域, 流域圈の捉え方=351
(1) 流域, 流域圈の捉え方=351
(a) 水や水を媒介とした物質の移動(水·物質循環)から見た場合=352
(b) 生態系から見た場合=357
(c) 經濟圈·文化圈·生活圈から見た場合=358
(d) 總合的な視点から見た場合=359
(2) 本章での取り扱い=359
12.3. 人口增加と都市化が流域圈に與えた影響=361
12.4. 先進的な實踐事例と流域圈·都市再生シナリオの比較分析=362
(1) 再生の對象からの分類=362
(a) 水·物質循環の改善への取り組み=365
(b) 生態系再生への取り組み=365
(c) 綠の保全と再生=365
(d) 河川空間の再生=365
(2) 流域圈·都市のスケ-ルからの分類=366
(a) 大きな流域圈=366
(b) 中規模, 小規模な流域圈=366
(c) 河川とその周邊の再生=366
(3) 再生シナリオの設定方法による分類=366
(a) 槪念シナリオ=366
(b) 實踐的シナリオ=367
12.5. 流域圈·都市再生シナリオの設計·提示=368
(1) 單一流域モデル その1 : 複合目的シナリオ=368
(2) 單一流域モデル その2 : 單一目的シナリオ=369
(3) 複數流域モデル : 複合目的シナリオ, 單一目的シナリオ=369
(4) 河川區間モデル : 河川からの都市再生シナリオ=369
12.6. 結論と今後の展開=370
第13章 地球溫暖化時代の流域圈·都市=373
13.1. 人口の增加, 社會發展=373
13.2. 人口急增地域での持續可能な流域水政策シナリオ=376
(1) 中東からアジアにかけての人口が急增する流域圈での檢討槪要=376
(2) チャオプラヤ川流域での檢討=380
(a) 流域全體の狀況=380
(b) チャオプラヤ川流域での檢討事項とその理由=384
(c) バンコク首都圈, およびチャオプラヤ川流域の水害と對策=385
(3) 展望=391
13.3. 地球溫暖化とその影響=392
(1) 氣候變動に關する政府間パネル(IPCC)が示すこと=392
(a) 氣候システム·氣候變化の自然科學的根據の評價(第1作業部會. 政策決定者向け)=392
(b) 溫暖化の影響, 適應, 脆弱性の評價(第2作業部會. 政策決定者向け)=395
(c) 溫室效果ガスの排出削減など氣候變化の緩和オプションの評價(第3作業部會. 政策決定者向け)=396
(2) 中東からアジアにおける溫暖化の影響豫測=398
13.4. 人口增加·社會發展と地球溫暖化の影響, それらへの對應=401
第14章 自然と共生する流域圈·都市の再生(形成)への展望=403
14.1. 都市計劃, 國土計劃, 環境計劃等を貫くテ-マ=403
14.2. 基本的な事項とテ-マ=404
(1) 都市の計劃面からの考察=404
(2) 流域圈の水循環·物質循環の健全化, 生態系の保全と復元=405
(3) 身近な空間としての水空間=406
(4) 複合した流域圈·都市再生=407
(5) 人口動向との關わり=407
(6) 再生(形成)シナリオの實踐=409
14.3. 自然と共生する流域圈·都市の再生(形成)のシナリオ=411
(1) 再生(形成)シナリオ=412
(a) 川からの自然と共生する都市の再生(形成)シナリオ=412
(b) 自然と共生する流域圈·都市の再生(形成)シナリオ=413
(2) 先進國での展望=414
(3) 人口が急增する流域圈, 國國での展望=414
(4) 地球溫暖化に關わる展望=415
14.4. 展望=415
おわりに
索引
著者略歷