일문목차
序章 本硏究の課題と目的·對象·方法=1
第1章 近代の岡山における社會事業の槪要と變遷 -岡山縣濟世顧問制度を中心に-=7
はじめに=7
第1節 社會事業と公衆衛生 -現行の社會保障制度體系にてらして-=8
第2節 明治期における我が國の社會事業と公衆衛生(1868~1912年)=11
(1) 「慈善事業」と公衆衛生の萌芽=12
(2) 「慈善事業」と衛生の組織化=13
(3) 「感化救濟事業」と「防貧」の登場=15
第3節 大正期における我が國の社會事業と公衆衛生(1913~1926年)=17
(1) 岡山縣における濟世事業=18
(2) 「新しい兒童保護」と母子保健の始まり=19
第4節 昭和前期における我が國の社會事業と公衆衛生(1927~1945年)=23
(1) 濟世事業の變遷 -濟世委員から方面委員, 厚生委員を經て民生委員に-=24
(2) 地方衛生行政の成立 -警察行政からの獨立と衛生組合法案-=26
むすびにかえて=27
第2章 濟世顧問と公衆衛生に關する硏究の動向と課題=37
はじめに=37
第1節 濟世顧問制度に關する硏究の動向と課題=38
(1) 濟世顧問制度と方面委員制度との比較論=38
(2) 濟世顧問制度と地方改良論=41
第2節 濟世顧問に關する硏究の動向と課題=43
第3節 公衆衛生に關する硏究の動向と課題=44
むすびにかえて=46
第3章 公衆衛生と(防貧善化網)の槪念 -ヘルスプロモ-ションの理念にてらして-=51
はじめに=51
第1節 ヘルスプロモ-ションの理念と現狀=53
(1) ヘルスプロモ-ションの變遷=53
(2) ヘルスプロモ-ションの理念(WHO)=53
第2節 濟世顧問制度創設の背景=54
(1) 大正期の岡山における保健·醫療·福祉の狀況 -1916年を中心に-=54
(2) 創設者笠井信一の略歷=56
第3節 (防貧善化網)の槪念=58
(1) 『濟世顧問制度之精神』における(防貧)の槪念=58
(2) 『濟世顧問制度之精神』における(善化網)の槪念=61
第4節 關係者の回顧錄からみた(防貧善化網)=62
(1) 三浦伊助「濟世制度の回顧と私の禁酒事業」=62
(2) 大森次郞「防貧事業と隣保事業」=64
むすびにかえて=65
第4章 (防貧善化網)の特性 -初代顧問の地域分布, 職業, 年齡, 首長·議員經驗-=70
はじめに=70
第1節 期待される濟世顧問像 -(防貧善化網)の中心として-=72
(1) 『濟世顧問制度之精神』=72
(2) 濟世顧問設置規定=73
第2節 初代顧問の地域分布と繼續性=74
第3節 初代顧問の年齡·職業=77
第4節 初代顧問の首長·議員經驗=78
むすびにかえて=82
第5章 (防貧善化網)の實相 -初代顧問の事績と地域的展開-=90
はじめに=90
第1節 『濟世顧問制度之精神』における(善化網)の槪念=91
第2節 健康領域における(防貧善化網)=93
第3節 敎育領域における(防貧善化網)=94
第4節 社會環境に關する(防貧善化網)=96
第5節 (防貧善化網)の形成 -岡山縣社會事業協會の發足-=99
むすびにかえて=100
第6章 山本德一と健康文化村の創成=104
はじめに=104
第1節 山本德一の略歷と鳥取上村の槪況=105
(1) 山本德一の略歷=105
(2) 鳥取上村の槪況と課題=106
第2節 鳥取上村總合計劃(村是)と敎育體系=110
(1) 鳥取上村の村是=110
(2) 鳥取上村の敎育體系=110
第3節 鳥取上村小兒保護協會·母の學校と「農村標準の家」·模擬産業組合=114
(1) 鳥取上村小兒保護協會と母の學校=114
(2) 「農村標準の家」と模擬産業組合=116
むすびにかえて=117
第7章 母子保健活動における(防貧善化網)=120
はじめに=120
第1節 近代における巡回産婆事業等母子保健施設の槪況=121
(1) 我が國における巡回産婆事業等母子保健施設の槪況=121
(2) 岡山縣における巡回産婆事業等母子保健施設の槪況=122
第2節 岡山縣における巡回産婆事業の展開=124
(1) 兒童保護會=124
(2) 産業組合=125
(3) 村營=126
(4) 町村婦人會=126
むすびにかえて=127
第8章 土光午次郞と農村隣保事業 -南野協會と子寶講-=131
はじめに=131
第1節 土光午次郞の略歷 -濟世委員から濟世顧問へ-=133
(1) 社會事業への志=133
(2) 濟世委員としての活躍=133
(3) 濟世顧問としての活躍=134
第2節 南野學園から南野協會, そして南野育成園へ -農村隣保事業の軌跡-=135
第3節 巡回産婆事業と子寶講=137
第4節 國民健康保險組合設立と保健婦=139
むすびにかえて=141
第9章 濟世顧問と愛育村·愛育委員活動=145
はじめに=145
第1節 濟世事業と母子保健活動=146
(1) 濟世事業における母子保健活動=146
(2) 濟世事業指導特定地の設定と農村隣保事業推進=148
第2節 巡回産婆事業と看護委員=149
(1) 岡山縣愛育委員の特徵=149
(2) 看護委員の2タイプ=151
第3節 愛育村事業と濟世事業=153
むすびにかえて=157
終章 結論と展望 -住民主體の健康を核にした地域づくりに向けて-=159
資料=163
資料1. 近代岡山の保健·醫療·福祉·敎育年表(1868-1951年)=164
資料2. 各都道府縣の方面委員制度創設狀況=174
資料3. 濟世事業綜合計劃=176
資料4. 濟世事業月例會協議硏究事項例=177
資料5. 濟世事業の變遷=178