일문목차
讀者への道案內=1
第I部 「ラテン·アメリカ化」のリスク
第1章 「失われた10年」への視座 - ラテン·アメリカの敎訓=23
はじめに=23
1. 3つの「失われた10年」 : アルゼンチンと日本における=25
金融自由化とアルゼンチン債問題=33
2. 忘れ去られた本來の構造問題=41
3. 新自由主義の補整とその限界=44
おわりに : 進步的な社會經濟改革と共生經濟の調合に向けて=49
2008年のエピロ-グ : 新自由主義から新開發主義へ?=50
第2章 中國はラテン·アジアとなるのか? - 「ブラジルの奇跡」から考える=55
はじめに=55
1. 所得分配と經濟成長=56
2. 「ブラジルの奇跡」 : 不平等化, 産業構造變化, 高度成長=59
ベリンジアの寓話 ~ 「經濟成長率」に潛む價値判斷=65
3. 中國 : 東アジアのベリンジアか?=69
おわりに=71
2008年のエピロ-グ : 追考·2つのベリンジア=72
第II部 構造改革は何をもたらしたか
第3章 新自由主義改革, 大量失業, 雇用政策 - 1990年代のアルゼンチン=77
はじめに=77
1. 大量失業經濟への大轉換=79
2. 新自由主義改革=84
3. 雇用關係の柔軟化 : 勞動改革と「日本化」=90
4. 雇用政策とその限界=95
おわりに : アリアンサ連合政權 - 「第3の道」は可能か=103
2001年末「アルゼンチン危機」に何を學ぶか=107
地域通貨をどうみるか=110
2008年のエピロ-グ : 競爭力のある安定した實質爲替レ-トと委任型民主主義=114
第4章 グロ-バリゼ-ションと小零細企業 - フジモリ政權下のペル-の經驗=127
はじめに=127
1. インフォ-マル小零細企業をめぐる見解 : 1980年代まで=129
2. マクロ政治經濟環境 : ポピュリズムから新自由主義改革へ=134
ラテン·アメリカのオランダ病 ~ 日本への示唆=137
3. 新自由主義改革後の小零細企業=145
おわりに=153
2008年のエピロ-グ : その後の現地調査から=154
第III部 新自由主義の理論 - 批判と對案
第5章 開發パラダイムの比較分析 - ポピュリズム, 新自由主義, 「社會自由主義」=167
はじめに=167
社會自由主義國家=169
1. 中進工業經濟の槪念的なマクロ·モデル=172
2. ポピュリズムの調整レジ-ム=176
3. 新自由主義の調整レジ-ム=178
4. 「社會自由主義」の調整レジ-ム=183
プレビッシュと「社會自由主義」=187
おわりに=191
2008年のエピロ-グ : 「21世紀型の社會主義」か社會ポピュリズムか=192
第6章 IMFモデルの原理的批判=199
はじめに : IMF病の傳染 - ラテン·アメリカからアジアへ=199
1. IMFモデル : 開發における新古典派總合?=202
2. 標準的なIMFモデル=204
3. IMFモデルの批判と改革の方向性=208
おわりに : 「正しい特殊感覺」の復權に向けて=216
ト-ビン稅は有效か=217
2008年のエピロ-グ : IMF再論=221
第7章 雇用柔軟化の理論と現實=225
はじめに=225
1. 柔軟化の歷史的背景=226
2. 柔軟化の理論的基礎=229
3. 理論と現實の照合 : 實質賃金と失業率の相關=232
4. 新古典派勞動市場理論の問題点と今後の課題=236
結びに代えて : 文獻案內=240
ラテン·アメリカの左傾化とニュ-·ケインジアン ~ チリからパラグアイへ=241
2008年のエピロ-グ : 收穫遞減は現實ではない=246
第8章 經濟自由化と通貨·金融危機 - 異端派はどうみたか=253
はじめに=253
1. 資本流入の負のマクロ經濟效果=255
2. FNサイクル : 通貨·金融危機の動態=259
日本のバブル經濟にみるラテン·アメリカ的側面=267
おわりに=270
2008年のエピロ-グ : 新自由主義サイクルを超えて=270
參考文獻=281