일문목차
はじめに=i
第1部 現代フランス敎育を支えるもの=1
特別寄稿 フランス人の氣質と敎育への變奏曲=2
1. フランスは多樣である モザイク模樣の國家=2
2. 敎育觀への變奏曲=4
3. 自由への變奏曲=5
4. 平等への變奏曲=11
第1章 子ども觀と子育て=16
はじめに=16
1. ルソ-の子ども觀 -啓蒙的子ども觀と中世的子ども觀の特徵を倂せ持つ子ども觀-=17
2. 中世的子ども觀=17
3. 近世的子ども觀=19
4. 近代の啓蒙的子ども觀=21
5. 近代の啓蒙的民衆觀に基づく民衆的子ども觀=23
第2章 敎育理論=26
はじめに=26
1. 敎育理論の誕生=27
2. 敎育科學の出現 -比較敎育學-=31
第3章 敎育思想の系譜=37
はじめに=37
1. ルネサンスを拔け出して -知識よりも知惠を-=38
2. 啓蒙の世紀 -理性への信賴と不信-=39
3. 革命の時代 -自由と平等の爭い-=41
4. 第3共和政 -共和國の統合原理を求めて-=42
5. 新敎育とその後 -新しい敎育批判-=44
第4章 近代公敎育制度の展開=49
1. 共和政(國家)と公敎育=51
2. 公敎育と近代家族(親子關係)=52
3. 公敎育論議の歷史的展開 -義務·無償·ライシテをめぐって-=54
4. 國家とカトリックの關係=55
5. コミュ-ンから國家の初等敎育役務へ=56
6. 國家の敎育獨占=57
第5章 現代敎育改革の進展 -ランジュヴァン·ワロン改革案からアビ改革へ-=60
はじめに=60
1. ランジュヴァン·ワロン改革案と第4共和制期の敎育改革=60
2. 第5共和制の誕生からアビ改革へ=64
第6章 近年の敎育改革 -ジョスパン改革からフィヨン改革へ-=72
はじめに=72
1. ジョスパン法の成立=73
2. ジョスパン改革の實施=74
3. フィヨン法の成立=76
4. フィヨン改革の實施=77
第2部 學校敎育の特色と課題=81
第1章 乳幼兒敎育=82
はじめに -出生率の上昇と幼兒數の增力-=82
1. 3歲未滿の子どもの育兒支援=84
2. 3歲以上の子どもの敎育 -保育學校-=87
第2章 初等敎育=91
はじめに=91
1. 小學校の目的と義務敎育の諸原則=91
2. 小學校の敎育課程=93
3. 小學校の條件整備=96
第3章 前期中等敎育=102
はじめに=102
1. 統一コレ-ジュの成立 -敎育の民主化の象徵-=103
2. コレ-ジュにおける落第問題=104
3. 統一コレ-ジュ成立以後の「生徒の成功」を目指す諸施策=105
4. コレ-ジュでの進路指導の仕組みとその實際的な機能=107
5. コレ-ジュの敎育目標の確定と學力形成の点檢評價=108
おわりに=109
第4章 後期中等敎育=112
はじめに=112
1. 後期中等敎育 -リセの現在-=113
2. 第1級·最終級(2·3年次) -「最終期」としての位置づけと敎育課程-=115
3. 近年の敎育改革とリセ=117
4. 歷史のなかのリセ -リセの傳統的特質と今日的課題-=118
第5章 職業敎育=121
はじめに=121
1. 職業敎育をめぐる制度の槪要=122
2. 職業リセの敎育課程=123
3. 職業リセをめぐる最近の政策動向=126
まとめ=128
第6章 障害兒敎育=131
はじめに=131
1. 障害兒敎育の試み=132
2. 障害兒敎育制度の發展=133
3. 現在の障害兒敎育の動向=136
第7章 道德·公民敎育=140
はじめに=140
1. 道德·公民敎育の導入過程=140
2. 戰後期の道德·公民敎育=144
3. 1985年の再導入以降の公民敎育=145
4. フィヨン法と公民敎育 -2005年以降の動向-=147
第3部 高等敎育·社會敎育の特色と課題=151
第1章 バカロレア試驗制度=152
はじめに=152
1. バカロレア試驗制度の現狀=153
2. 中等敎育修了認定試驗としてのバカロレア試驗制度の意義=159
第2章 大學改革の動向=161
1. 21世紀におけるフランス高等敎育の重要課題と大學改革=161
2. 21世紀におけるフランス高等敎育の展望=168
第3章 敎師敎育大學部=171
はじめに=171
1. フランスにおける敎員の現狀=171
2. 敎員の賃金(2008年9月現在)=173
3. フランスの敎員養成制度の3つの變遷=173
4. 新たな敎育基本法(學校基本計劃法)における敎員養成制度=176
5. 敎師敎育大學部から大學への吸收=177
第4章 藝術敎育=180
はじめに=180
1. 藝術文化に關する專門敎育=181
2. 普通敎育における藝術敎育=185
おわりに=188
第4部 學校と敎育を動かす仕組み=193
第1章 敎育行財政制度=194
はじめに=194
1. 中央集權的敎育行財政制度の成立=195
2. 敎育行財政制度の地方分權化改革=195
3. 敎育行財政制度の槪要=196
4. 私立學校の管理=200
おわりに=201
第2章 自律性確立と成果向上をめざす學校經營改革=203
はじめに=203
1. 「學校管理」主義から學校の自律性確立へ=203
2. 學校の自律性 -ロジックと範圍-=206
3. 「學校敎育計劃」政策の行き詰まり=207
4. 自律的·效率的學校に向けて -成果主義の擡頭の中で-=209
第3章 敎員の地位と分業體制=212
はじめに=212
1. 敎員の種類と役割=213
2. 生徒指導主任と分業體制=215
3. 敎員の敎育の自由=216
4. 敎員評價·敎員給與=217
5. 超過勤務手當の改革=218
第4章 生徒の自治と親の學校參加=221
はじめに=221
1. 參加の制度化から40年以上=222
2. 親團體の存在と代表選擧=224
3. 生徒參加の實例=226
おわりに=228
第5部 21世紀フランス敎育の課題=231
第1章 敎育の市場化=232
はじめに -敎育と市場-=232
1. 政治的右派の擡頭と敎育における市場の創出=234
2. "敎育の市場化"の社會的土壤=235
3. 通學區制度改革の現狀=236
おわりに=238
第2章 靑年の社會的職業的移行=241
はじめに=241
1. 靑年移行に關する政策と理論=242
2. 離學後靑年の移行狀況=243
おわりに=248
第3章 宗敎的中立をめぐる議論=249
1. 宗敎をどうとらえるか=249
2. 外國人もフランス市民=251
3. イスラ-ムの「スカ-フ」問題=252
4. ライシテがめざすもの=253
5. まとめにかえて=255
第4章 移民の子どもの敎育と優先敎育=259
はじめに=259
1. 移民の子どもの敎育=260
2. 過去20數年間のZEPの政策展開=261
おわりに=264
第5章 EU統合とフランスの敎育システム=268
はじめに=268
1. EU統合における敎育政策の方向性=268
2. 外國語敎育とヨ-ロッパ·國際理解の促進=271
3. 學生交流とボロ-ニャ·プロセス=272
おわりに=277
付錄
學校系統圖=278
日佛敎育統計比較表=279
索引=283
コラム
1. デュルケム(É.Durkheim 1858-1917) -國家と人權-=35
2. ブルデュ-(P.Bourdieu 1930-2002)と合理的敎育學=36
3. 會話(會話術)(ART DE)LA CONVERSATION=46
4. モンテ-ニュと實際の役に立つ知惠=47
5. ルソ-と思考實驗としての『エミ-ル』=48
6. ワロン(H.Wallon 1879-1962)=70
7. ランジュヴァン=ワロン計劃と「正義の原則」=71
8. 放課後の小學生=100
9. フレネと現代學校運動=101
10. ビュイソン -敎育改革を支えた敎育學者-=149
11. 社會敎育とアソシアシオン=190
12. アニマトゥ-ル資格=191
13. 市民性敎育=258
14. 學校基本計劃法(2005年)と環境敎育=276