일문목차
序章 社會生活に埋めこまれる開發援助―複眼的視点からプロジェクトを診斷する試み― / 小林譽明 ; 靑山和佳=1
I. 「援助」という事象をめぐる問題狀況―本書が取り組む課題―=1
II. 「捉えどころがない」援助の效果をいかに捉えるか―本書のアプロ-チ―=5
III. 社會に埋めこまれた援助の「現場」―本書で取り上げる事例―=20
IV. 次章以降のプラン=31
事例 開發援助がつくる社會生活
第1章 きこえるのは誰の聲―ラタナキリ州の先住民と土地問題を支援する人たち― / 初鹿野直美=40
I. 先住民の集團的土地所有權と援助=40
II. カンボジアにおける先住民=42
III. 先住民が直面する土地問題=45
IV. 先住民が抱える土地問題を支援する人びと=50
V. むすび=58
第2章 「見える」ものだけが援助の成果か―變化の媒體としての石川プロジェクト― / 小林譽明=63
I. プロジェクトを見る多樣な眼=63
II. 石川プロジェクトが目指したもの―國家開發計劃の策定―=65
III. すれ違いからの出發―開發モデルの大きな隔たり―=69
IV. 對話を通じた相互作用―開發モデルをすり合わせる努力―=71
V. 石川プロジェクトが生み出したもの―社會の相克を超えて―=76
VI. ODAの無形の成果を見る眼=82
第3章 誰が受益者だったか―インドネシアのNGOによる小規模援助プロジェクト― / 東方孝之=88
I. はじめに=88
II. 調査地の槪況=89
III. 小規模援助プロジェクト=94
IV. プロジェクトの實施のなかで―依賴人―代理人の關係から―=96
V. プロジェクトの影響=102
VI. おわりに=108
第4章 フィ-ルドワ-クを生きる―フィリピン·ダバオ市の「バジャウ」とわたしたちの10年― / 靑山和佳=113
I. ダバオ市のバジャウと「ともに生きる」?=113
II. 空間構成で見るフィ-ルドの變化―開發援助主體の介入過程―=115
III. 客觀的指標で見るフィ-ルドの(無)變化―開發援助の「失敗」?―=127
IV. 身體で理解するフィ-ルドの變化―「ともに生きる」という現實―=133
V. 結びにかえて―「ともに生きること」再考―=140
第5章 都市の先住民であることと援助―メキシコ市のオトミ-移住者と開發NGOの10年― / 受田宏之=147
I. はじめに=147
II. オトミ-移住者と援助=148
III. CIDESの經驗=155
IV. 考察―援助言說の問題点―=170
第6章 「失敗」したプロジェクトのその後―ボリビア農村部の貯水池建設― / 宮地隆廣=177
I. 「失敗」したプロジェクトを再評價する=177
II. プロジェクトのいきさつ=180
III. NGOから見た「失敗」=186
IV. 豫期せぬインパクトとその條件=191
V. 結語=198
事例の振り返り―現場が語る援助のリアリティ― / 小林譽明=202
終章 開發援助ではつくれない社會生活―なぜ複眼的視点が求められるのか / 受田宏之 ; 靑山和佳 ; 小林譽明=206
I. はじめに=206
II. 援助の內在的な困難とそれへの處方箋=207
III. 經濟學的アプロ-チの功罪=211
IV. 人類學的アプロ-チの意義=215
V. おわりに=221
索引=226