일문목차
まえがき=1
新安保條約全文=19
舊安保條約全文=23
第一章 日米同盟という欺瞞=27
1. 安保條約は軍事同盟ではない=29
「駐兵條約」としての安保條約=31
國連憲章と安保條約=35
サンフランシスコ平和條約 第三章(安全保障)第五條=37
國連憲章 第五一條(自衛權)=39
2. 日米同盟論の登場―軍事同盟ではないが, 同盟?=41
實體なき, 政治宣言としての日米同盟=41
總合安保戰略と日米同盟=41
日米「運命共同體」?―「狹義の同盟」と「廣義の同盟」論=50
3. 「世界の中の日米同盟」?=55
4. 日米同盟の法的根據=59
安保條約は日米同盟の「基盤」たりえない=64
民主連立政權と日米同盟=66
第二章 日米安保という虛構(I)―日米「共同防衛」の幻影=69
1. 安保條約の片務性=72
もう一つの片務條約論=77
バンデンバ-グ決議と安保條約=83
北大西洋條約 第五條=79
2. 「改定駐兵條約」としての安保條約=86
安保條約第五條1項は「共同防衛」を保障するか=87
個別的集團安全保障と安保條約=91
「憲法上の規定に從って」……?=96
第三章 日米安保という虛構(II)―安保=日米軍事同盟論をめぐって=105
1. 軍事同盟と軍事同盟化=110
安保の軍事同盟化=115
2. 社會黨の崩壞と日米安保=120
戰爭を戰えない國家=121
安保と有事法制=125
五五年體制の崩壞と社會黨の蹉跌=129
「安保廢棄」と「革命」=136
3. 安保=對米從屬論の陷穽=140
日米間の〈力〉の非對稱性=143
第四章 憲法九條の死文化と日米安保―國家の自衛權をめぐって=147
1. 憲法九條の死文化とは何か=150
憲法九條の死文化と自衛權=154
吉田茂の國會答弁=155
日本國憲法と自衛權=158
日本國憲法 第九條=151
自衛隊に關する政府答弁の變遷=155
2. 吉田答弁の變節の分析=161
帝國憲法改正案と自衛權=161
「芦田修正」と自衛權=164
「マッカ-サ-聲明」と吉田茂の轉向=167
第五章 憲法九條の死文化のメカニズム―「普通の國家」と霞が關イリュ-ジョン=171
1. 霞が關イリュ-ジョンとは何か=173
交戰權と自衛權=176
國連憲章と國家の主權=179
改憲論と憲法九條二項=181
2. 集團的自衛權をめぐる混亂=186
集團的自衛權をめぐる「政府統一見解」=186
日米安保と集團的自衛權, ふたたび=189
「集團的自衛權に關する政府統一見解」(一九八一年五月二九日)=187
3. 自衛隊の多國籍軍への參加と集團的自衛權=195
武力行使と武器使用=201
「武器使用の國際基準化」論=203
國連PKOが抱える問題=205
第六章 國連憲章第五一條と「戰爭と平和の同在性」=209
1. 「戰爭と平和の同在性」の國際法的根據=214
ベトナム戰爭と集團的自衛權の濫用=214
國連による「安全保障」の三層構造=217
2. 國連憲章の死文化と憲章第五一條―「ダンバ-トン·オ-クス提案」の修正をめぐって=221
國連憲章第五一條の成立過程=222
國連憲章第五一條に對する日本政府の見解=225
3. 安保論爭, ふたたび=230
國連憲章に對する社會黨の「搖らぎ」=232
安保の「段階的解消」論=236
對テロ戰爭時代の「安保論爭」に向けて=242
國連憲章 第五二條(地域的取極, 地方的紛爭の解決)=232
國連憲章 第五三條(强制行動)=233
終章 日米同盟を再考し, 日米安保に期限をつけるために=247
1. 極東條項の無效性を問う=251
朝鮮戰爭と極東條項=252
舊安保條約と新安保條約の決定的違い=253
極東條項と日本の〈戰後責任〉=255
南北和解·統一の挫折と極東條項=258
2. 米軍協力としての「國際平和協力」を事業仕分けする=263
「國際平和協力」とは何か=264
灣岸戰爭と「國際平和協力」=267
掃海艇のペルシャ灣「派遣」=271
五五年體制崩壞の序曲=274
「新世界秩序」の中の自衛隊=277
3. 安保の期限化を國連安保理改革と一體のものとして考える=281
バンデンバ-グ決議, ふたたび=282
民主黨の國連外交, 安保理「改革」を問う=287
「國連は創り直されねばならない」―元國連總會議長の提言=289
對テロ戰爭の「狂氣」から覺醒し, 世界に「正氣」を取り戾す=293
あとがき=297
事項索引=314
人名索引=316