일문목차
はじめに=1
序章 高津川流域をめぐる産業展開=15
1. 中山間地域の自立と産業化=16
2. 本書の構成=23
第I部 高津川流域の産業經濟の輪郭
第1章 高津川流域における人口と産業の動態=32
1. 全國一の人口減少と高齡化=34
(1) 人口の分布と動態=35
(2) 過疎化と2つの自然災害=40
2. 高津川流域の産業構造=43
(1) 産業の分布と動態=44
(2) 高津川流域の製造業=46
(3) 高津川流域の農業=51
(4) 高津川流域の觀光=63
3. 産業インフラの狀況=67
(1) 高津川流域の支援團體と新プロジェクト=67
(2) 交通體系と空港, 工業團地の狀況=69
4. 不利な條件を乘り超えて=72
第2章 流域の農林畜水産業の狀況=77
1. 林業と森林組合の狀況=78
(1) 高津川流域の林業=78
(2) 高津川森林組合の輪郭=81
(3) 森林組合の事業と課題=83
(4) 高津川流域林業の現狀と課題=86
2. 水産業と漁協の狀況=87
(1) 島根縣の水産業=87
(2) 高津川漁業協同組合=92
(3) JFしまね益田支所=95
3. 農業と農協の狀況=99
(1) 高津川流域の農業=99
(2) JA西いわみ=106
4. 畜産業の狀況=110
5. 豊かな地域資源をどう活かすか=113
第II部 「農」と「食」の新たな取り組み
第3章 上流地域における地域資源の産業化=118
1. 地域資源の産業化の展開=119
2. 舊匹見町/わさびとなめこの特産品化=122
(1) 匹見わさびの衰退と復活(匹見わさび生産組合)=123
(2) なめこの特産品化と乾燥加工(中村なめこ生産組合)=127
3. 舊美都町/ゆずの地域ブランド化―柚子生産者組合·みと·エイト―=130
4. 舊枾木村/村ぐるみで有機農業を展開=135
(1) 枾木村の有機農業を發信(エポックかきのきむら)=135
(2) かきのきむらの取り組みを, さらに擴げる(NPO法人ゆうきびと)=141
5. 舊町村の地域産業のあり方=144
第4章 「集落ビジネス」の展開=149
1. 益田市の地區振興の取り組み, 集落營農法人化=150
(1) 匹見の邊境の現在(道川地區振興センタ-)=151
(2) 地域資源を見直して, 多樣な展開(種地區振興センタ-)=154
(3) 日本初の集落營農の農事組合法人化(おくがの村)=158
(4) 集落で農村公園を展開(赤雁の里)=163
2. 集落におけるビジネス展開=166
(1) 20年を重ねた集落ビジネスのいま(商人さかき生産組合)=167
(2) こだわり豆腐と, 次の一手(益田市眞砂地區)=171
(3) 集落の農事法人の女性部がお茶を生産(ゆいの里)=174
(4) 女性たちが神戶で評價されるパンを目指す(はたのパン屋さん)=177
3. 集落ビジネスの可能性=181
第5章 「女性起業」の展開=187
1. 女性起業による地域活性化=188
2. 農産物加工の取り組み=190
(1) 農産物加工で明日に向かって羽ばたく(あしたば)=192
(2) 誰もが生涯現役の集落を目指して(萩の會)=195
(3) 廢校を利用し, 傳統食「とちもち」の加工(石谷とちの實會)=199
(4) 味そづくりとふるさと小包で25年(枾木村農産加工組合)=202
3. 農村レストランの取り組み=203
(1) 大庄屋屋敷で精進料理を提供(美濃地邸食)=204
(2) 集落の婦人たちによる里山の懷石料理(繩文の館)=207
(3) 自然の惠みを活かしたレストランとパン工房(草の庭)=210
(4) 舊枾木中學校の廢校舍を利用した有機レストラン(オ-ガニックカフエ Aja)=212
(5) 家族で月に1週間だけオ-プン(陶茶房源田屋)=213
4. 女性起業の可能性=215
第6章 高津川流域における「農」と「食」の産業化=220
1. 全國市場への展開=221
(1) トレ-サビリティの徹底による大規模畜産(松永牧場)=221
(2) 農業分野の企業誘致(キュ-サイファ-ム島根)=225
(3) 規模の集約化でメロン産地を形成(メロン生産者組合)=229
2. 新しい農業のスタイルヘ=232
(1) 匹見町で地域に根ざした牧場經營(河本牧場)=233
(2) 山里の暮らしと「複合經營」(山吹グリ-ンファ-ム)=236
(3) 6家族でトマトを共同栽培(つばさ園藝)=239
(4) 古くて新しいしいたけ原木栽培(河野弘信氏)=241
(5) 野菜を活かした「風土菓子」づくり(干舍ノ木)=244
(6) 養蠶から冬蟲夏草への轉換(にちはら總合硏究所)=247
(7) 400年續く老鋪酒藏の新たな挑戰(右田本店)=249
3. 流域圈の流通=251
(1) 靑果市場を中心に地産地消に向かう(益田靑果)=252
(2) 商業を通じて地域社會に奉仕する(キヌヤ)=255
(3) 中山間地域のインフラを目指して(ジュンテンド-)=259
(4) 有志による農産物直賣所の設置(石見ぶらりマガジン)=263
4. 産業人材の育成と農業=265
(1) 障害者雇用に貢獻する(きのこハウス)=266
(2) 專門高校生が産學連携, 地産地消(益田翔陽高校)=269
5. 高津川流域から發信する新しい「農」と「食」の形=273
第III部 流域のモノづくりに新たな價値を
第7章 山と川と海を豊かにする仕事=278
1. 流域圈における循環型産業モデルの構築=279
(1) 流域材の伐採からチップ製造まで(伸和産業)=279
(2) 地元材採用に向かう合板工場(浜田針葉樹工場)=283
(3) 原木市場と製材業を展開(佐佐木馬一商店, 益田原木市場)=287
(4) 地場材の木の家づくりにこだわる(リンケン)=290
(5) 森林の循環體系を支える未來型の炭燒き(山本粉炭工業)=294
2. 淸流と沿岸の産業活動=298
(1) 川と共生する擔い手(高津川漁業協同組合/あゆ中間育成センタ-)=298
(2) 傳統漁法で持續性を求める(益田ハマグリの會)=302
(3) 山と川の幸を珍味に(佐伯商店)=305
3. 建設業や異業種からの農業參入=308
(1) 建設業からいちご栽培に參入(益田興産)=308
(2) 建設業からわさび生産に進出(前田建設)=311
(3) IT誘致企業が花壇苗栽培に轉換(マスフロ-ラ)=314
(4) 造園業から綠化苗の生産に轉進(エムジ-グリ-ン)=318
4. 新たな「山と川と海の仕事」の形=321
第8章 高津川流域のモノづくり産業=325
1. ロ-カル企業の動き=326
(1) 就業の場の提供を意識する半導體EMS企業(シマネ益田電子)=327
(2) 邊境の海邊に展開する專用機メ-カ-(石見機械)=330
(3) Uタ-ン創業の金型メ-カ-(アケボノ)=334
(4) 中國産地の木材を使ったレ-ヨン生産(ダイワボウレ-ヨン)=337
(5) 傳統的な佛壇製造業から多角化展開(ひょうま)=340
2. 誘致企業の現在=343
(1) 中國山地に殘る誘致縫製工場の現在(MAC)=343
(2) 島根に根付く進出企業(島根中井工業)=347
(3) 中國山地に廣く展開し, その後, 中國にも進出(サン電子工業)=350
(4) マツダ系自動車部品企業の進出(ヨシワ工業)=355
(5) マツダの1次協力企業の分工場(キ-レックス)=358
(6) 賣却され地元に殘った誘致企業(ITマテリアル)=361
3. 高津川流域のモノづくり産業の未來=365
第IV部 交流と連携の可能性
第9章 高津川流域の都市·農村交流=370
1. 交流と定住對策=371
(1) 1990年代からの定住對策(津和野の定住·交流事業)=372
(2) 廢校舍を定住對策の據点に(エコビレッジかきのきむら)=374
(3) Iタ-ン檢討者向け, 生活疑似體驗の場(吉賀町農家民泊硏究會)=376
(4) ボランティアと體驗で人びとを受け入れる(ひきみ田舍體驗推進協議會)=377
2. 「手に職」でU·Iタ-ンを志向する人びと=379
(1) 古布リメイクで匹見にギャラリ-を開設(萬葉乃古衣)=380
(2) 匹見で開業し, 每週廣島へ通勤(道川宮本鍼灸院)=382
(3) 枾木にオ-ダ-メイド家具工房を創業(Workshop COZY)=384
3. 交流とまちづくり=386
(1) 「山陰の小京都·津和野」形成の立役者(沙羅の木)=387
(2) 高津川の上流~下流をネットワ-ク化(アンダンテ21)=389
(3) 專門學校再生から福祉のまちづくりへ(六日市學園)=391
(4) 空港滑走路の開放イベント(萩·石見空港マラソン)=393
(5) フランス料理のシェフが「食育」に取り組む(ポンム·スフレ)=395
4. 交流の發想をビジネスヘ=398
(1) 合宿制敎習所の先驅者(益田ドライビングスク-ル)=399
(2) 生産者と消費者の交流(益田ブランドを食べる會)=401
(3) 源氏卷の手作り體驗に活路(山田竹風軒)=404
(4) 體驗で集落に人を呼びこむ(そば工房―心房)=405
5. 都市·農村交流の未來像=407
第10章 小さく生き拔くマ-ケティング戰略=412
1. 大根島に日本庭園をつくる=413
2. 「葉っぱ」をお金に換える=418
3. 好循環を生み出す仕組みをつくることが重要=427
4. 地産他消のすすめ=430
5. 成長しなければ衰退する=437
終章 高津川流域の産業のこれから=442
1. 市町村の産業政策=443
2. 益田市の「産業政策」=445
(1) 益田市の産業の步みと新たな可能性=446
(2) 益田市地區振興センタ-=450
(3) 益田市産業振興ビジョン=453
3. 吉賀町の産業の步みと政策=457
4. 津和野町の産業の步みと政策=462
5. 流域をめぐる新たな價値の創造=467