일문목차
まえがき=3
謝辭=6
表記について=8
Glossary=16
Abbreviation=18
第一部 分析わく組み
第一章 本硏究の問題意識と認識論=20
1. はじめに : 錯綜するジェンダ-=20
2. 問題の背景=22
3. 問題の所在, 本硏究の視点と論点=27
4. 本硏究が立脚する認識論=33
5. 本書の構成=37
6. 方法論=39
7. 本硏究の意義と限界=41
第二章 先行硏究と理論的わく組み=44
1. アラブの女性に關する硏究の軌跡=44
2. サウディアラビアの女性に關する先行硏究 : 定量的調査, 抑壓論と脫抑壓論=46
3. ミシェル·フ-コ-と權力, 言說, セクシュアリティ=53
4. 戰術と戰略から見る權力のダイナミズム=56
5. 自己, 他者そして對他者化=57
6. 國連によるジェンダ-主流化キャンペ-ン : フェミナイゼ-ションとマスキュリニティの强化=61
7. 家父長制の再理論化=65
8. 脫基礎づけ主義に向けて=67
第二部 ジェンダ-秩序構築に向けた「戰術」
第三章 宗敎とジェンダ-=70
1. ジェンダ-とセクシュアリティを管理·運營するファトワ-=73
2. ファトワ-が構築する知の體系=76
3. 知の構築を支える質問者たち=94
4. 挑戰を受けるファトワ-=98
第四章 政治とジェンダ- : フ-コ-が論じなかったこと=101
1. 政治と宗敎とジェンダ-=101
2. 複層的權力關係の間に位置するジェンダ-=104
3. 周緣化と象徵化の共存, そして抵抗=106
第三部 ジェンダ-秩序再編に向けた知識人たちの「戰略」
第五章 ジェンダ-の再定義に向けた女性たちの戰略=110
1. 現代に卽したクルア-ン解釋を要求するスラヤ-·アル=シャフリ-=111
2. 人權推進を訴えるシ-ア派ワジ-ハ·アル=フワイデル=118
3. 市民社會推進論者アミ-ラ·カシュガリ-=124
4. 歷史の積極的解釋による女性の權利擴大を狙うハトゥ-ン·アル=ファ-スィ-=128
5. 言說生産を通じた權力への抵抗=136
第六章 反セダウィ-ヤ-トの戰略 : 歐米への對他者化を通じたアイデンティティ構築=139
1. グロ-バル化時代における反グロ-バル化現象=139
2. ファトワ-の提出を許された唯一の女性ファ-ティマ·ナスィ-フ=142
3. 初のナ-イフ賞受賞者として注目を浴びるナワ-ル·アル=イ-ド=150
4. 反歐米のジレンマに直面するウマイマ·アル=ジャラ-ヒマ=159
5. 歐米こそ男性優位社會と訴えるヌ-ラ·アル=サアド=163
6. 「家父長制」の戰略=165
7. 反グロ-バル化の逆說=170
第七章 變容するマスキュリニティ=175
1. マスキュリニティと「男女隔離」=175
2. 妊娠·出産の代償として女性の義務輕減を訴えるハ-ミド·アル=リファ-イ-=177
3. 母として妻としての「女性の權利」を强調するガッサ-ン·アル=カイン=183
4. マイノリティの權利保護を訴えるイブラヒ-ム·アル=ムガイティ-ブ=189
5. リ-ダ-としての女性の可能性を示唆するマ-ズィン·バリ-ラ=193
6. 變容するマスキュリニティ=198
第八章 改革派·保守派のわく組みを超えて=201
1. 權力はどこで搖れ動いているのか=201
2. 「リベラル」な「イスラミスト」, マ-ズィン·ムタバカ-ニ-=202
3. 就勞と保護のジレンマ, ヌ-ラ·アル=ユ-スフ=211
4. 知性と忘却のジレンマ, スハイラ·ハンマ-ド=221
5. 變化する「イスラ-ム」, マンス-ル·アル=ヌカイダ-ン=229
6. 抵抗の複雜性と多樣性=241
第四部 調査者とリフレクシヴィティ
第九章 フィ-ルドとの對話=246
1. 知の定義權の占有者について=247
2. 2つの言說 : 抑壓論と脫抑壓論=247
3. リフレクシヴィティ=256
4. 知の定義權の占有者のアイデンティティ=260
第十章 結論=262
1. 本硏究のここまでの議論=262
2. 政治, 宗敎, ジェンダ-をめぐる權力=267
3. フ-コ-が論じなかったこととオリエンタリズム=268
4. グロ-バル化と「保守派」=270
5. 知識人による受容と抵抗 : グロ-バル化とイスラ-ム=272
6. 知識人男女による言說のジエンダ-論的展開=275
7. レンティア經濟と外國人勞動者, そしてジェンダ-=278
8. 排他的ジェンダ-からの脫却に向けて=279
Appendix=281
注記=291
參考文獻=319
索引=338