일문목차
はしがき=3
序章 法はあなたにとってどういう存在か=15
I. 「飼い馴らす」ことで得られるかけがえのなさ=15
II. 價値があるものは限られる=17
III. あなたにとっての國の價値=19
IV. 本書の課題=21
文獻解題=24
第1部 國家はどのように考えられてきたか=29
第1章 何のための國家か=31
I. 權威に從う理由=31
II. 國家が權威を持つとき=33
III. 國家の權威の限界と個人の選擇の範圍=36
IV. 小結=40
文獻解題=42
第2章 平和と自己防衛を目指す國家―トマス·ホッブズ=47
I. 生の意味―モンテ-ニュからグロチウスヘ=47
II. 判斷基準となる國家の設立=50
III. ホッブズと宗敎=55
文獻解題=58
第3章 個人の權利を保障する國家―ジョン·ロック=62
I. 自然狀態における個人の自由=62
II. 政治權力はいかにして樹立され, 解消されるか=64
III. 最終判斷は神による裁き―抵抗權論=66
IV. ロック政治思想の限界と可能性=68
文獻解題=71
第4章 自由を保全する國家―ジャン·ジャック·ルソ-=75
I. ルソ-の問い=75
II. 一般意思とは=77
III. 大衆を導く世にも稀な「立法者」=79
IV. ホッブズを讀むルソ-=82
文獻解題=85
第5章 永遠に完成しない國家―イマヌエル·カント=87
I. 他者の敵對心からの保障=87
II. 定言命法と道德格率の多樣さ=90
III. お世辭は反道德的か=92
IV. 「私の」社會の法秩序=93
V. 人間性というねじ曲がった素材=94
文獻解題=96
第6章 人人がともに生きるための立憲主義=98
I. 公と私の區分の必要性=98
II. 基本的人權の保障と政敎分離=101
III. 正義の狀況=103
文獻解題=106
第2部 國家と法の結びつきは人人の判斷にどう影響するか=111
第7章 法の規範性と强制力―ケルゼンとハ-ト=113
I. ザインとゾルレン=114
II. 法豫言說の問題点=115
III. ケルゼンの「根本規範」=116
IV. ハ-トの「認定のル-ル」=118
V. 法による强制をどう見るか=123
文獻解題=126
第8章 法と道德の關係―ハ-トとドゥオ-キン=130
I. 道德をどうとらえるか=130
II. 裁判官の良心=133
III. 「正解」を求めて=134
IV. すべては解釋なのか=138
文獻解題=142
第9章 法が法として機能する條件=148
I. 「法の支配」=148
II. 法と道德の必然的關係?=151
III. 「法の支配」の限界=153
IV. プラトンとアリストテレスの考えた法の限界=154
文獻解題=157
第10章 法と國家―どちらが先か=160
I. 憲法がないと國家もない=160
II. 法人としての國家=163
III. 憲法制定權力の存否=165
IV. 國民の代表とは=168
V. 宮澤俊義の「國民代表の槪念」=170
VI. ケルゼンの民主政觀=172
文獻解題=176
第3部 民主的に立法することがなぜよいのか=181
第11章 なぜ多數決か=183
I. 人民による人民の支配=183
II. 一人一人の意見の尊重=185
III. 議會の選擧と人民投票=188
IV. 正解を求める手段としての多數決=189
V. 多數決の過ちをどう防ぐか=193
文獻解題=199
第12章 民主政の過去から學ぶ=204
I. 多數の判斷はより善い判斷である―アリストテレス=204
II. 大衆に判斷はできない―プラトン=208
文獻解題=211
終章 法に從う義務はあるか=215
I. ソクラテスはなぜ死刑判決を受け入れたのか=215
II. 「人は殺すな」はどのような法か=218
III. 國家の能力を見極める=221
IV. 正しい政府を支えるための遵法=223
文獻解題=227
事項索引=ii
人名索引=i