일문목차
序章 本書の課題と構成=1
主題としての首相政治
本書の構成
第I部 首相政治はいかに形成されてきたか
第一章 現代日本政治の歷史的文脈=13
1. 占領期の首相と国会 一九四五~五五=13
明治憲法体制の宿痾=13
終戦から憲法改正へ=15
主要三政党の確立と「ワンマン首相」=17
議院内閣制の採用と国会運営の特徴=20
2. 自社二大政党の成立 一九五五~六〇=22
保革兩陣営の統一=22
戦後保守政治の確立=24
社会党の伸び悩み=26
政策過程の焦点変化=28
3. 政治経済の安定と多党化 一九六〇~七三=30
池田勇人の高度経済成長路線=30
必然的な多党化=32
経済成長のひずみと終焉=35
政治のルーティン化=38
4. 与野党伯仲と保守復調 一九七三~八九=40
与野党伯仲時代の到来=40
野党間協力の試みと挫折=42
新中間大衆の時代=44
保守·中道連携の定着=46
5. 連立と政権交代 一九八九~二〇一二=48
利益政治の爛熟=48
自民党の分裂と非自民政権=51
二大政党化への道=53
内閣機能の強化=55
政党組織と国会の変容=57
政権交代の時代へ=59
第II部 首相政治はいかに展開しているか
第二章 新しい権力基盤の形成=67
1. 課題の設定=67
2. 大統領的首相論とは何か=69
議院内閣制における首相=69
大統領的首相の出現=71
政治の大統領制化=73
残される疑問=75
3. 比較政治制度論と大統領的首相=78
執政とは何か=78
大統領制と議院内閣制の多様性=80
執政制度の統一的理解=81
「大統領的首相」の再定義=84
4. 日本における首相政治の変容=86
二人の「大統領的首相」=86
目的の分立に関する変化=88
メディアおよび世論との関係=90
直属スタッフとの関係=91
5. 小括=93
第三章 首相から見た与党議員と官僚=97
1. 課題の設定=97
2. 理論と仮説=99
「強い首相」「官邸主導」とは何か=99
三つの仮説=102
3. 首相動静データの分析=107
依拠するデータと分析方法=107
分析と知見=113
4. 小括=123
第四章 与党議員と官僚から見た首相=129
1. 課題の設定=129
2. 理論と仮説=131
議院内閣制の類型と委任構造=131
ウェストミンスター型と欧州大陸型の論理=132
与党議員が行う委任=134
委任構造の多様性=135
旧日本型議院内閣制=137
3. サーヴェイ·データの分析=139
依拠するデータ=139
委任構造の変容=141
委任構造と影響力関係=149
官僚への委任=152
4. 小括=157
第III部 首相政治はどこに向かうのか
第五章 比較の中の首相政治=163
1. 首相政治の現在=163
首相政治と制度=163
制度変革の意味=164
実証分析の知見=166
政権交代の意味=170
2. 首相政治の比較政治学=172
多数主義型民主主義=172
例外としての参議院=174
未対応の政党組織構造=177
責任追及機会の過剰=179
3. 制度分析の意義と課題=181
個性か制度か=181
個性のための制度=183
制度分析の意義=185
政治のために=187
あとがき=191
参考文献=197
事項索引=212
人名索引=214