일문목차
はじめに / 藤岡美恵子=1
題字に寄せて / 山田久仁子=22
I. 福島の声
1. ふくしまを生きる / 吉野裕之=25
震災の起きるまで=25
震災が起きてから=27
市民グループの自然発生的な発足=31
行政の対応とその課題=33
市民活動という可能性=36
表現にまで還元する=39
おわりに=41
2. 福島に生きる / 黒田節子=44
福島集団疎開裁判=46
福島原発告訴団=48
「原発いらない福島の女たち」のアクションとこれから=51
最後に=55
3. 大災害を生きていくために / 橋本俊彦=57
健康相談を始めるまで=58
自然療法による手当て法=59
数値だけではわからないこと=60
現場を見据える=66
大災害を生きのびる智慧=67
最後に=68
4. Interview : 原発のない, 住民主体の復興と農の再生をめざして / 菅野正寿=70
一. すべてを変えた三.一一=70
原発と真の地域づくり=72
原発事故―混乱と不安の中で=73
二. 農家に負擔を押し付ける作付制限=75
やはり種を播こう, 耕そう=75
国と東電の責任=78
三. 放射能汚染との格闘=79
きめ細かな放射線量調査=81
再生の光―土がセシウムを吸着する=83
四. 食品の放射線量の基準について=85
みなで問題を乗り越えていく=87
五. 住民主体の復興をめざして=89
II. 福島とともに
5. 福島支援と脱原発の取り組み / 満田夏花=99
はじめに=99
一. なぜ, FoE Japanが原発に取り組むのか?=100
三.一一後の忘れえぬ日日―「いま何をなすべきか」徹底議論=100
「素人に何がわかる」への葛藤=100
二. 二〇ミリシーベルト撤回運動=102
ある日の文科省前=102
文科省「二〇ミリシーベルト」の衝撃=103
高まる批判の声=104
五月二日, 政府交渉での攻防=105
五月二三日文科省前要請行動と文科省「一ミリシーベルト」通知=107
三. 「避難の権利」確立に向けて=109
避難の権利とは?=109
避難したくてもできない, 福島の実情=110
避難区域設定の問題点=110
福島の声をきけ!=112
正当な賠償を求める市民運動=113
原発事故の被災者生活支援の法制化の動き=115
四. 「渡利の子どもたちを守れ」―避難問題の最前線の状況=116
面的に広がる高い放射線量=116
効果を発揮しない除染=117
市民団体による調査=118
立ち上がった住民たち=120
「わたり土湯ぽかぽかプロジェクト」=122
五. 原発輸出―ベトナムで見たものとは=123
六. 何を得たか, 発見と出会い―日本の市民運動の擔い手たち=126
おわりに=128
6. 自分の生き方の問題 / 原田麻以=130
福島へ―見えない, 感じない放射能=132
「福島」で見たもの, 「釜ケ崎」で見てきたもの=132
釜ケ崎から福島へ, 東北移住から現在まで=134
時間とともに=135
生き方の問題=136
他者の人生でなく自分の人生を生きる―場と出会いとまなびと=137
7. 南相馬での災害FM支援を通して―活動におけるコミュニティへの展開と葛藤 / 谷山博史 ; 谷山由子=140
はじめに=140
一. 福島で活動を始めるまでの経緯=142
JVC内の議論と放射能の壁=142
活動地と活動分野の絞り込み=143
二. 南相馬での支援活動=145
支援の開始=146
新たな課題―被災と復興の狭間でのFM放送の役割=148
コミュニティFMの放送化に向けて=151
コミュニティFM化に向けた最初の一歩=152
災害FM以外の活動―仮説住宅でのサロン活動=154
三. 国外の活動と国内の活動の共通点と違い=155
人人の力を信じる=155
物資だけではない長期的視点に立った支援=156
当事者としての福島支援=157
四. 活動の振り返りと教訓=159
福島への関わりを考える=159
外部から支援に入ることの難しさ=160
行政を窓口に支援に入るということ=161
おわりに=163
8. 「雪が降って, ミツバチが死んだ」―原子力災害の中で, 大学という場から思うこと / 猪瀬浩平=166
剥き出しにされた(個)=166
揺さぶられた大学―東京電力は私たちではなかったのか?=167
おずおずと始めたこと=169
「雪が降って, ミツバチが死んだ」=171
「生きるための必需品」としての知に向かって=173
9. シャプラニールの震災支援活動―外部支援者としての経験から考える国際協力NGOの役割 / 小松豊明=175
はじめに=175
一. 緊急救護活動の開始=176
活動実施の決定=176
北茨城, そしていわきへ=177
緊迫度の違い=179
二. 復旧支援, そして生活支援へ=180
災害ボランティアセンターの運営=180
生活支援プロジェクトの実施=183
被災者の声を聴く=184
三. 被災地の現状とこれからの課題=187
その1. 避難者の生活支援=193
その2. 情報発信および市民交流=194
四. 国内災害における国際協力NGOの役割=195
直面した課題=195
次へ活かすために=197
「現地パートナー」としての経験=198
今後の役割=199
おわりに=201
10. 国際協力NGOが福島の「震災支援」に関わる意味 / 竹内俊之=204
福島支援に関わる国際協力NGOの現状=204
なぜ関わるのか―国際協力NGOは国際救助隊か?=206
福島から地球規模の世直し運動へ=210
国際協力NGOに求められること=211
「ソーシャル·ジャスティスNGO」へ=213
11. NGO共同討論 福島はNGOに何を教えたか―「三.一一以後」のNGOを考える / 谷山(博) ; 谷山(由) ; 小松 ; 満田 ; 渡辺 ; 竹内=215
復興の大合唱と現実のギャップ=217
軋轢·葛藤·分断=218
福島支援の位置づけと「出口戦略」=222
福島に関わる意味=226
なぜ福島に関わるNGOが少ないのか=228
福島はNGOに何を教えたか=232
「自立支援」と再生·復興―NGOだからできること=238
海外での活動を振り返る=240
教訓をどう生かすか=244
12. 境界を超え, 支援と運動を未来につなげる―複合惨事後社会とNGOの役割 / 中野憲志=247
はじめに=247
一. 「国民が守られない国家」とNGO=248
福島の再生·復興に向けた諸課題=251
二. NGOの「専門性」と「ミッション」を問い直す=256
三. NGO自身のエンパワメント=259
政策提言力のアップ=259
被災者の自立支援とNGOの自立=261
おわりに=263
あとがき / 藤岡美恵子 ; 中野憲志=265
執筆者紹介=274