일문목차
はじめに=3
序章 津波被災からの地域産業復興 / 関満博=14
一. 企業城下町からの復旧·復興の課題=16
二. 本書の構成=28
第I部 釜石産業経済の被災と復興の輪郭
第1章 釜石の被災と復興―復興まちづくり基本計劃策定擔当者の報告 / 新張英明=36
一. 釜石市の被災概況と復旧経過=37
(1) 被災概況=37
(2) 復旧過程における主な取り組み=39
二. 釜石市の概要=41
(1) 釜石市の歩み=41
(2) 震災前の状況=45
三. 釜石市復興まちづくり基本計劃と東日本大震災復興交付金=47
(1) 計劃の概要=47
(2) 東日本大震災復興交付金の概要=49
四. 被災地復興への取り組み=50
(1) 二一地区の被災地復興計劃の推進=50
(2) スクラムプランの推進=52
(3) 復興への当面の課題=55
第2章 新日鐵と誘致企業 / 山本健=58
一. 新日鐵の動きと釜石=59
二. 企業誘致による雇用創出=62
三. 誘致企業の現状と展望=65
四. 期待される新たな枠組み=70
第3章 雇用情勢と課題―事業再開による雇用回復 / 山藤竜太郎=75
一. 釜石市の雇用状況=75
二. 雇用の確保と事業再開の支援=78
三. グループ補助金を受けた企業の再建と雇用=83
(1) 効率的な新工場の建設(津田商店)=83
(2) 二次加工を内陸部に展開(リアス海藻店)=88
(3) 漁船専門メーカーの事業再開(小鯖船舶工業)=93
(4) 観光業も再開(陸中海岸グランドホテル)=95
四. 釜石市の雇用の将来=98
第II部 釜石の地域産業·中小企業の復興と課題
第4章 モノづくり中小企業の被災と復興―逞しく立ち上がる地元企業と進出企業 / 関満博=102
一. 被災地で復活に向かうモノづくり中小企業=103
(1) 早い復活で売上額二〇%増(釜石内燃機)=104
(2) KNFの支援とグループ補助金で再建(三陸技研)=108
二. 進出企業と独立創業企業の対応=111
(1) 廃棄物処理企業が立地し, 事業の幅を拡げる(ムゲンシステム/銀河エナジー)=112
(2) 釜石で被災し, 内陸の北上で再興(大村技研)=116
(3) 内陸の花巻の貸工場に避難した一人親方(キクユウ工業)=119
三. 被災地のモノづくり中小企業のこれから=124
第5章 漁業, 水産加工業の復活と課題―高加工度, 高付加価値化を目指す / 関満博=129
一. 釜石の漁業の復旧·復興の動き=130
(1) 二〇一七年に完全復活を目指す(釜石湾漁協)=131
二. 釜石の代表的水産加工業の復活=135
(1) 被災の場所で再建に向かう(井戸商店)=136
(2) 通販ベースの新たなビジネスモデルを展開(小野食品)=141
三. 三陸水産関連産業の未来=147
第6章 「仮設商店街」の展開―希望と安心のコミュニティ / 松永桂子=152
一. 仮設商店街の概要=153
二. 仮設商店街からの復興―女性たちの新たな挑戦=157
(1) 仮設で復活した釜石名物(呑ん兵衛横丁)=157
(2) 女性たちの憩いの場(エプロンハウスHOT)=159
三. 再開か廃業か, 仮設商店で分かれる選択=162
(1) 釜石にとどまるか迷う決断(丸屋商店)=162
(2) 元の場所での再開を目指して(レンズセンターコティ)=165
四. 地元スーパーの再建=167
(1) 仮設店と本設店を双方経営(みずかみ)=167
五. 希望のシンボルとしての仮設商店街=169
第7章 観光業の被災と復興―震災後の創造的な活動のひろがり / 松永桂子=173
一. 宿泊施設の震災後の変化=174
(1) 世界中の人が集まる村に(宝来館)=174
(2) 観光ニーズの変化に対応(釜石ステーションホテル/釜石観光協会)=178
二. 農山村での創造活動と交流=181
(1) ボランティアによって公園を設営(創作農家レストランこすもす)=181
三. 震災後に生まれた新たな交流=184
第III部 復興に向けた多様な取り組み
第8章 産業復興·地域創造とNPO―東北発·ソーシャルイノベーションの芽生え / 姜雪潔=190
一. 交流と連携の「場」をつくる=191
(1) 地域と交流する場づくりから観光復興へ(三陸ひとつなぎ自然学校)=191
(2) 地元で「人材」と「仕事」をつなげる(@リアスNPOサポートセンター)=196
(3) 専門家と市民の力を活用した地域創造(NPOおはこざき市民会議)=199
二. 市場と産地をつなぐソーシャルイノベーション=202
(1) 東京のNPOが釜石で支援の株式会社を形成(かまいしキッチンカープロジェクト)=203
(2) 「桜牡蠣」をめぐる新たな取り組み(里海プロジェクト)=208
三. 「新しい協働」のモデルを目指して=210
第9章 復興に向けた金融の課題―地域独自の復興金融創設に向けて / 遠山浩=214
一. 公的部門による補助金交付=215
二. 公的金融の機能強化と地元の商工会議所·商工会=217
三. 中小零細企業の資金繰り確保事例=224
(1) 関連企業の支援を受けた資金捻出(石田モーター)=224
(2) グループ補助金不採択企業の挑戦(タ印佐藤商店/廻船問屋マルワ)=226
四. 第二ステージに向かう復興金融=227
第10章 釜石復興の三人のキーパーソン, アメリカを行く―『東日本復興のための日米企業家交流促進プロジェクト』 / 橘川武郎=232
一. 釜石復興の三人のキーパーソンがアメリカに向かう=234
二. 三人のキーパーソンが語る釜石の復興=241
三. 復興を通じた革新=246
終章 釜石の新たな地域産業をつくる / 関満博=248
一. 釜石地域産業の多様な可能性=249
二. 高齢社会と人材育成=255