일문목차
はじめに=3
序章 防災拠点としての道の駅 / 関満博=14
一. 「道の駅」の被災と復興, 支援の状況=15
二. 本書の構成=25
第I部 被災の前線に立つ
第1章 宮城県石巻市/震災直後も営業を継続して被災者を支援した「上品の郷」―被災地域において道の駅が果たした役割 / 下嵜拓=34
一. 道の駅「上品の郷」の概要=35
二. 東日本大震災発生時の対応=40
三. 災害対応の課題と防災拠点化の動向=46
四. 「上品の郷」に学ぶ防災拠点としての道の駅のあり方=48
第2章 福島県相馬市/地震, 津波, 原発事故の混乱の中で「そうま」―防災拠点としての可能性と課題 / 黒田浩介=52
一. 震災当時の状況=54
二. 震災後の状況=57
三. 復興に向けての取り組み=61
四. 道の駅の防災拠点化に関する考察=67
第3章 岩手県野田村/地域のネットワークが大きな力を発揮した「のだ」―特産品の「塩」と女性起業の力 / 戸田香=70
一. 道の駅「のだ」の被災状況と支援活動=71
二. 復興を支える地域のネットワーク=74
三. 震災をめぐって変容した道の駅と地域社会との関係=79
四. 震災をめぐる道の駅の機能=81
第4章 岩手県山田町/民間主導の道の駅が果たした柔軟な対応「やまだ」―災害対応から産業復興拠点へ / 松永桂子=87
一. 震災直後の対応=88
二. 臨時営業から本格再開へ―組合員の扶助の維持=92
三. 被災した生産者の立ち上がり―「山田の牡蠣くん」=95
四. 地域のなかで存在感を高める道の駅=99
第5章 岩手県宮古市田老/津波で壊滅したまちを支えた「たろう」―防災拠点としての役割と課題 / 松永桂子=102
一. 甚大な被害を受けた田老=103
二. 「防災館」はどう機能したか=106
三. 中継地としての役割=109
四. 行政と連携した防災拠点化への課題=112
第II部 後方支援に従事
第6章 岩手県宮古市川井/流域連携で被災地に物資供給「やまびこ館」―上流の道の駅が下流の沿岸地域の後方支援を行う / 関満博=116
一. 地震直後からのやまびこ館の対応―時間の経過とともに変わる役割=117
二. 川井村産業開発公社と道の駅「やまびこ館」=126
三. 「流域」での防災体制と道の駅=129
第7章 岩手県遠野市/休息場所の提供と商品供給に努めた「遠野風の丘」―防災後方支援型都市の一つの機能 / 関満博=132
一. 後方支援拠点構想と震災後の取り組み=133
二. 地域活性化拠点として「道の駅」を設置=136
三. 後方支援に従事した道の駅=139
四. 後方支援型都市の「道の駅」のあり方=143
第8章 宮城県登米市/駅同士の連携で再開を支援した「みなみかた」―発揮された道の駅のネットワーク力 / 戸田香=147
一. 効果を発揮した道の駅ネットワーク=149
二. 道の駅「みなみかた」の被災状況と支援活動=150
三. 行政機関との連携の成果と課題=153
四. 道の駅の三つの基本機能と「みなみかた」が発揮した力=156
第III部 被災からの復旧·復興
第9章 宮城県気仙沼市/津波被災後, 即, 仮操業開始「大谷海岸」―被災地域の人びとに応える / 酒本恭聖=160
一. 「大谷海岸」の設立経緯=161
二. 再開までの道のり=162
三. 他団体との連携=167
四. 「大谷海岸」と地域での位置づけ=169
第10章 岩手県宮古市/被災後一年で仮操業「みやこ」―仮設住宅への移動販売から再開 / 酒本恭聖=174
一. 宮古市の重要政策と「みやこ」の位置づけ=175
二. 再開までの道のり=177
三. 他団体との連携=184
四. 今後「みやこ」が目指すもの=186
第11章 福島県いわき市/再オープンを果たした「よつくら港」―東北初の「民設民営」型道の駅の再挑戦 / 姜雪潔=189
一. 地域振興を目指し, 「民設民営」方式で発足=190
二. 被災後, 県内「道の駅」の支援を受けて仮営業へ=192
三. ヤマト福祉財団からの建替え助成=194
四. 周辺人口の変化と再開後の様子=196
終章 地域を支える道の駅―震災対応からみえてきたこと / 松永桂子=201
一. 緊急時対応から産業復興の拠点に=202
二. 福島県の道の駅=208
三. 複合拠点としての道の駅=214