일문목차
序文 スウェーデン首相ヨーラン·パーション(在任一九九六~二〇〇六)=3
はじめに 第七代国連事務総長コフィー·アナン(在任一九九七~二〇〇六)=6
第1部 ダグ·ハマーショルドの軌跡=9
第1章 なぜ, ダグ·ハマーショルドを国連事務総長にしたのか? / ブライアン·アークハート卿=10
史上最悪の状態にあった国連=10
第二代国連事務総長はどのようにして選ばれたのか=12
ハマーショルドは, この決定をどう受け止めたのか=16
国連事務総長への就任=19
国連事務局の新しい概念=21
はるかなるゴールに向かって=23
第2章 国連への道のり―国際公務員ダグ·ハマーショルド / ハンス·ランドベリ=27
若き急進派エコノミスト=28
エコノミストから国家公務員へ=29
そして, 財務省事務次官へ=34
戦後の復興計劃―そして, 新しい局面へ=39
国際交渉人としての第一歩=41
戦後のヨーロッパ協調=45
この道の行く先=49
第3章 北京ミッション―国際交渉人ダグ·ハマーショルド / 曲星=55
ミッション·インポッシブル=55
周恩来との交渉=62
ついに実現した解放=72
第4章 ダグ·ハマーショルドとニキータ·フルシチョフ / セルゲイ·フルシチョフ=77
初めての出会い=79
海辺にて二人きり=82
吹き荒れる総会ホール=87
かくして起きた靴事件=89
攻めるフルシチョフ, 守るハマーショルド=92
歷史は繰り返す=95
第5章 ダグ·ハマーショルドとスウェーデン政府 / スヴェルケル·オストロム=98
国連を動揺させたスウェーデン政府=98
スウェーデン政府との友好関係=102
スウェーデンの政治への影響=106
忠実な公務員を貫いて=112
第2部 ダグ·ハマーショルドの内なる世界=113
第6章 自然と文化―ダグ·ハマーショルドが愛したもの / ペール·リンド ; ベングト·テリン=114
自然=114
文学=122
美術=139
音楽=144
第7章 ダグ·ハマーショルドの日誌『道しるべ』 / K·G·ハンマル=150
出版当時の反響=150
「静かなる中核」に耳を傾けて=155
「存在」という盃=161
「いま」という瞬間=164
使命がわれらを見つけ出す=169
大きな過ちと偽り=172
自己放棄と自己犠牲=175
イエスにならう道=178
わが信仰に生きて=183
第3部 ダグ·ハマーショルドから何を学ぶことができるか?=187
第8章 世界機構の政治哲学を求めて / マヌエル·フレーリッヒ=188
国際社会の出現=191
「共存」から「協力」へ=194
立憲政的フレームワークの構築=198
世界機構のダイナミズム=202
これまでの, そしてこれからの課題=207
第9章 国連事務総長の役割とは / シャシ·タルール=217
「秘書官(Secretary)」と「司令官(General)」=218
政治的な「独身」か, それとも政治的な「処女」か=221
限界, そして可能性=234
ダグ·ハマーショルドの遺産=241
第10章 「独立した国際公務」の確立を目指して / ジェームス·O·C·ジョナー=247
改革のはじまり=249
国際公務の概念を守り抜いて=252
概念の実践の難しさ=257
ダグ·ハマーショルドの後継者たち=260
深まる疑念と進む政治化=262
政府からの出向職員の影響=264
第11章 ピースキーパー / ジャン·マリー·ゲーノ=269
事務局の独立性と事務総長による調停=274
豫防外交と平和維持活動=277
コンゴでの活動が問い掛けるもの=283
ダグ·ハマーショルドの遺産=285
第12章 国際的リーダーシップとカリスマ / ドロシー·V·ジョーンズ=292
比類なきカリスマの持ち主=293
「もし, ハマーショルドだったら」という問い掛け=297
象を歩かせる忍耐力=300
国連憲章への帰依=302
リーダーとその支持基盤=305
古くからの夢を新しい世界で実現するために=308
第終章 ダグ·ハマーショルドに導かれて―平和と安全のビジョン / マリン·ヘルヴィグ=311
共通善のために=313
新しい発想=316
理念へ捧げる人生=318
訳者あとがき=324
ハマーショルドに関する年表=332
本書に登場する人物の紹介=354
参考文献一覧=358
筆者紹介=360