일문목차
はじめに=iii
第1章 非行·犯罪への教育プログラム介入を支える理論と実践の展開=1
第1節 初期の非行·犯罪原因論から改善更生主義へ=1
第2節 効果評価研究―矯正無効論から矯正有効論へ, そして何が効果的か=4
1. ワシントン州の報告=6
2. 日本の効果評価研究=9
第3節 科学的根拠に基づくプログラム=11
1. 認知行動療法を核とする治療教育モデル=12
A. 自己統制モデルと変化への動機づけ=12
B. 再犯リスクの統計的同定とリスク·ニーズ·レスポンシビティ原則=14
C. グッド·ライフ·モデル=18
2. 回復モデル=20
3. 社会モデル=21
第4節 現在の日本の状況と本書の立場―統合的犯罪離脱理論に基づいて=23
第2章 自己と関係性の発達と非行·犯罪―育つためのグループとは?=27
第1節 感情と認知, 自己と対人関係の発達からみた非行=28
第2節 衝動·欲求統制と非行·犯罪行動=35
第3節 育つためのグループとは?=37
第3章 決意の段階から機能回復の段階まで―子どもと少年の場合=45
第1節 非行·犯罪をやめようという決意が生じるとき=45
第2節 治療教育プログラムの実際=48
1. 社会内での性非行少年を対象としたプログラム実践例=48
A. 立ち上げの経緯=48
B. まずファースト·サークルを作ること=49
2. 児童自立支援施設での男子を対象としたプログラム例=51
A. 児童自立支援施設でのグループ·プログラム実施までの経緯=51
B. グループ·プログラムを企劃する=52
C. プログラム企劃時のポイント=58
D. カリキュラムを構成する学習内容の組み立て=59
E. 男子グループの実際=62
第4章 児童自立支援施設での少女を対象とした治療教育プログラム=87
第1節 男子グループと女子グループは異なるか=87
1. 少女の非行は少年の非行より本当に少ないか=87
2. 少女の非行を考える際の留意点=88
第2節 女子グループの実際=90
1. 女子グループの枠組みとターゲットとするべき目標=90
2. 女子グループで特記するべきモジュール=92
A. 境界線(バウンダリー)=92
B. 自己主張的コミュニケーション=94
C. アファーメーション=94
3. 卒業準備フォローアップ·セッション=96
第3節 非行のある少年少女の教育グループをリードするコツ=99
1. コツ―思いつくままに=99
2. コツ―学生や同僚の質問とフィードバックから=103
第5章 刑務所内での治療教育グループの実践=107
第1節 刑務所と受刑者に関する基礎知識=108
1. 分類制度と組織形態=108
2. 刑務所の矯正教育=110
第2節 矯正施設内におけるグループ教育プログラムの歷史的展開=111
1. 初期の実践=111
2. 処遇類型別指導の展開(昭和から平成へ)=113
A. 類型別処遇の探索=113
B. 覚せい剤教育, 性犯罪教育, そして処遇類型別指導=114
3. 特別改善指導へ=116
第3節 心理士·福祉士として刑務所で働くということ―刑務所で勤務する民間心理士の感想から=118
1. 限界設定について=120
2. 攻撃的言動について=122
3. 受刑者との関係性=124
4. 背景の異なるスタッフとの協働について=126
5. 権力(パワー)の行使について=127
6. 刑務所で働く心理士に必要と思われること=128
第4節 官民協働刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」における治療教育プログラム=128
1. 官民協働刑務所とは?=129
2. 島根あさひ社会復帰促進センターの教育プログラムの企劃·立案過程=131
3. 再犯率低下のためのプログラム=132
A. 治療共同体の導入について=132
B. 修復的アプローチ=134
4. 開庁に向けての教育プログラムに関わる作業=136
5. 効果評価の枠組みについて=141
A. リスク·アセスメント·ツール―ZENZAI-Rについて=142
B. 各教育プログラム前後の尺度=143
C. 効果評価の報告=145
第6章 決意から機能回復, そして社会再参加へ―刑務所内治療共同体の試み=147
第1節 ノルウェーの刑務所を見て考えたこと=148
第2節 治療(回復)共同体とは=154
1. 米国治療共同体の歷史的展開=154
2. 治療共同体の成果と特徴=155
3. 治療共同体の求める価値=156
A. 「育ち(学習)の場」としての治療共同体=156
B. 「自らの抑圧から自らを解放する対話型教育」としての治療共同体=159
第3節 回復共同体の実践=165
1. 回復共同体の概要=165
2. 教育プログラムの内容=167
A. アミティのカリキュラムとワークブックに基づくサークル=167
B. 認知行動療法的アプローチと修復的司法アプローチに基づくグループ=194
第7章 社会再参加―普通の暮らしへ=199
第1節 保護者支援―犯罪とその衝撃に巻き込まれる家族=199
1. なぜ保護者支援か=199
2. 加害者家族の体験―事件発覚後専門的支援を受けるまで=203
3. 保護者支援の要点=205
4. 支援につなげる(サポーティブに, ポジティブに)=207
5. 保護者に対する心理教育のポイント=209
第2節 当事者グループ=210
1. アルコホーリクス·アノニマス=211
A. アルコホーリクス·アノニマスとは=211
B. AAを支える理念=212
C. ワールド·サービス·ミーティングについて=222
2. 回復者の話=226
A. ノルウェーのオレさんの話=226
B. 日本の回復者の話=227
第3節 社会再参加から普通の暮らしへの移行を支援するネットワーク作り=245
1. 家族集団会議=246
2. CoSA=248
3. 日本の社会内における新たな試み=249
A. 大阪府性犯罪者登録制度について=249
B. 家族会=250
C. 「もふもふネット」=252
第4節 おわりにかえて=254
引用文献=255
参考文献=263
索引=268