일문목차
「私たちのデザイン」「伝統を読みなおす」全十巻について / 上村博 [京都造形藝術大学教材編集委員会]=3
はじめに / 野村朋弘=9
第1章 中国古代漢詩にみる「風月」の空間美意識 / 余淳宗=13
中国古代漢詩にみる「風月」=14
夫婦愛と友情=20
第2章 韓国古代漢詩にみる「風月」の空間美意識 / 余淳宗=23
韓国古代漢詩にみる「風月」=24
日本の『懐風藻』へ=31
第3章 日本古代漢詩にみる「風月」の空間美意識 / 余淳宗=33
日本古代漢詩にみる「風月」=34
東アジアの古代漢詩にみられる「風月」=41
第4章 東アジア重陽の節句にみる空間美意識 / 余淳宗=45
中国六朝·唐時代漢詩と重陽節=46
日本古代漢詩にみる重陽節=51
韓国漢詩にみる重陽節=57
第5章 中国曲水宴にみる庭園文化の形成 / 余淳宗=59
詩経にみる曲水宴―川辺の祓禊と「曲水宴」の起源=60
曲水宴の庭園文化への展開=65
東アジアにおける曲水宴と庭園文化の形成へ=70
第6章 日本庭園の伝統的空間認識 / 尼﨑博正=73
根源は地中にあり=74
風景の庭園化=75
名園の条件=76
眺望の伝統=78
借景の成立=79
第7章 庭園の立地環境を読み解く / 尼﨑博正=83
エコトーン(移行帯)の魅力=84
伏流水の恵み=86
水難との戦い=88
「潮入りの庭」の発明=90
谷戸地形を利用する=91
第8章 庭園意匠の抽象化 / 尼﨑博正=93
自然に倣う=94
自然を造形する=95
見立ての妙=96
結晶片岩の流行=98
華やかな色彩と幾何学的な意匠=100
第9章 近代日本庭園のめざした自然 / 尼﨑博正=103
山県有朋の庭園観=104
京都の近代化と風致保存=105
七代目小川治兵衛の登場=107
抹茶と煎茶の融合=108
雑木の庭の自然表現=109
第10章 現代の「市中の山居」をつくり出す / 尼﨑博正=111
『作庭記』の教え=112
「市中の山居」の思想=113
創意工夫=115
手触りの感覚=116
庭をつくる樂しみ=118
第11章 香りの「いろは」 / 小泉祐貴子=121
「にほひ」と「かをり」=122
香りを表現する言葉=125
香りのビジュアル表現=127
香りの知覚=128
第12章 日本の香りが來た道 / 小泉祐貴子=131
香木の漂着=132
薫物, 宮廷文化の香り=133
平安貴族の香り道具たち=135
香道への昇華=137
第13章 香り文化の広がり / 小泉祐貴子=141
香りの遊び=142
美容としての香り=144
茶の湯における香りのあり方=146
「香り風景」という視点=148
第14章 『源氏物語』の風情を彩る庭園の香り / 小泉祐貴子=151
『源氏物語』の「香り風景」=152
紅梅と白梅の優劣について=153
建物と植栽の位置関係=157
追憶としての香り=158
香りをより美しく感じるとき=159
第15章 桂離宮の「香り風景」, そして現代へ / 小泉祐貴子=163
桂離宮と『源氏物語』=164
桂離宮の「香り風景」―現地調査より=165
風で運ばれる「香り風景」=167
現代へのヒント=169
執筆者プロフィール=173