일문목차
はじめに=15
序章 スーパービジョンになり得る日常場面=19
序章のおわりに=25
第一部 日常場面をスーパービジョンにするための方策=27
第一章 一人ひとりの職員へのかかわり=29
一. スーパービジョンで活用する話を聴く技術=30
[1] 気づくことの大切さ=30
[2] 話を聴く具体的な技法=31
① 基本的かかわり技法=31
② 注意を必要とする技法=36
③ 最も基本となる話を聴く技術=42
二. スーパービジョンで支える自己覚知=43
[1] 対人援助職の自己覚知とは=43
[2] 自己覚知を支えるスーパービジョンの実際=45
① 自己覚知をプログラムとして組み込む場合=46
② スーパーバイジーに自己覚知を促す必要がある場合=48
三. スーパービジョンで活用するコーチング=53
[1] コーチングとは=53
① コーチングの定義=54
② コーチングの考え方=55
[2] コーチングにおけるコミュニケーションのポイント=56
[3] GROWモデルによる質問の流れ=60
① 目標の設定(Goal)=60
② 現実の振り返り(Reality)=62
③ 選択肢の考察(Option)=64
④ 意志決定(Will)=65
第一章のおわりに=68
第一章のポイント=69
第二章 職員集団としての取り組み=70
一. スーパービジョンで活用するグループワーク=72
[1] グループワークとは=72
① 集団の不思議な力=72
② グループワークの目的と手段=73
[2] グループワークのポイント=74
① まとまりのある集団をつくる=76
② 集団の圧力をうまく活用する=76
③ 職員同士の関係を大切にする=78
④ リーダーシップを分かち合う=79
⑤ サブグループを適切に取り扱う=81
⑥ 集団内の葛藤を適切に取り扱う=82
⑦ 相互援助システムをつくる=84
二. 事例検討会におけるスーパービジョン=86
[1] 事例研究とは=87
[2] 当事者理解を深める事例検討会の流れ=89
① 第一段階 : 事例の提示=90
② 第二段階 : 事例の共有=90
③ 第三段階 : 当事者の理解=91
④ 第四段階 : 今後の方向性の検討=91
[3] 当事者理解を深める事例検討会のポイント=92
① 事例提供者の思いを大切にする=96
② 「今何をすべき段階か」からぶれない=98
③ 複雑な背景を探る=99
④ 事例提供者を責めない=99
⑤ 根拠のある仮説を立てる=102
⑥ メンバーの相互作用を促す=104
⑦ 「下心」は脇に置く=107
⑧ 「しくみ論」よりも, まず「かかわり論」に焦点をあてる=108
⑨ フィードバックを促す=108
⑩ その他のポイント=109
第二章のおわりに=111
第二章のポイント=113
第三章 組織やチームへの働きかけ=114
一. 職場の現状把握=116
[1] 職員へのアンケート=116
① アンケートの作成=118
② アンケートの仮集計と面接に向けて=121
[2] 職員の面接=126
① 調査面接のポイント=126
② 調査結果=130
二. 組織としての取り組み=130
[1] 具体的な改善策の作成=132
[2] 組織的な取り組みに向けて=137
① 上司への相談=137
② ほかの部署への働きかけ=140
[3] スーパービジョンで活用するコーディネーション=140
① コーディネーションとは=141
② コーディネーションの実際=141
第三章のおわりに=144
第三章のポイント=145
第二部 日常場面をスーパービジョンにするための理論=147
第四章 本書で示すスーパービジョンの概念=149
一. スーパービジョンをめぐる議論=150
[1] 理想的なスーパービジョンが実践困難な要因=150
① 異職種間での指示命令系統→曖昧な指示命令系統=150
② 曖昧な経験年数→スーパーバイザーの精神的負擔=151
③ 慢性的な人材不足→困難な時間の確保=152
④ 管理者の無理解→スーパーバイジーへの責任の転嫁=152
[2] スーパービジョンの必要性と機能=154
① 援助者を支える必要性(支持的機能)=154
② 援助者を育てる必要性(教育的機能)=156
③ 援助者に管理的な支援をする必要性(管理的機能)=159
④ 三つの機能の関連=162
[3] 本書で示すスーパービジョンの定義=163
① スーパービジョンの目的と目標=164
② スーパーバイザーとスーパーバイジー=165
③ 契約に基づくスーパービジョン関係=166
④ スーパービジョンのイメージ=167
二. スーパービジョンで活用する「方法」=167
[1] 話を聴く技術=168
[2] グループワーク=169
[3] コーディネーション=172
三. スーパービジョンの形態=172
[1] 個人スーパービジョンとグループスーパービジョン=172
[2] その他の形態=174
① ライブスーパービジョン=174
② ピアスーパービジョン=175
③ セルフスーパービジョン=176
第四章のおわりに=177
第四章のポイント=179
第五章 関係を通して行うスーパービジョン=180
一. 関係から生じるさまざまな現象=180
[1] パラレルプロセス=181
[2] 関係の連鎖=183
① ヨコの連鎖=183
② タテの連鎖=184
[3] 個人的な感情の行き来=186
① 転移と逆転移=187
② 陽性と陰性の転移·逆転移=188
③ 転移·逆転移の吟味=189
④ スーパービジョンの必要性=190
[4] スーパービジョン関係で生じる転移と逆転移=191
二. よりよいスーパービジョン関係を築くために=192
[1] 葛藤や不安の理解=192
① どちらを選べばいいかわからない葛藤=193
② プラスとマイナスが同時に見える葛藤=193
③ どちらも避けたいが, どちらかを選ばないといけない葛藤=194
[2] スーパーバイザーの態度=196
① プライバシーに留意することで安心を与える(秘密保持)=197
② 感情に応答することで自分の気持ちへの気づきをもたらす(意図的な感情表出)=197
③ スーパーバイザー自身の感情や価値観を脇に置く(統制された情緒的関与)=197
④ 一般論で片づけない(個別化)=198
⑤ あるがままを受け止める(受容)=198
⑥ 決して裁かない(非審判的態度)=199
⑦ あくまでも側面から支える(自己決定)=199
[3] スーパーバイザーとしての課題=199
① スーパーバイザーの専門的力量=200
② スーパーバイザーの権威や権力の認識=200
③ スーパーバイザーの自己覚知=201
[4] スーパービジョン体制の構築=202
① 組織やチームの仕組み=202
② 仲間意識をもつピアスーパービジョン=203
第五章のおわりに=204
第五章のポイント=206
第六章 ピアスーパービジョンのすすめ=207
一. ピアスーパービジョンとは=208
[1] ピアスーパービジョンの意義=208
① そもそものピアスーパービジョンの定義=208
② ピアスーパービジョンの意義=210
[2] 日本のピアスーパービジョンの現状=211
[3] 本書で示すスーパービジョンの定義=212
[4] ピアスーパービジョンの機会=214
① 日常的な業務としての取り組み=214
② あえて時間を確保して行う取り組み=215
二. ピアスーパービジョンの課題=216
[1] 仲間で支え合い育て合うことの大切さ=216
[2] ピアスーパービジョンの課題=218
① スーパービジョンについての理解=218
② 目的と目標の共有=218
③ 職員同士の人間関係=220
④ 職員の役割分擔とマニュアルの作成=220
⑤ 組織によるバックアップ=223
第六章のおわりに=224
第六章のポイント=225
第三部 日常的なスーパービジョンの展開=227
第七章 物語で学ぶ日常的なスーパービジョン=229
第一話 フロアでの提案=231
第二話 主任の役割, リーダーの役割=234
第三話 ミーティングの活用=238
第四話 段階からぶれないことの大切さ=243
第五話 連携のコツ=247
第六話 上司やほかの部署への中間報告=251
第七話 職員の気持ちへの焦点化=255
第八話 ロールプレイ=259
第九話 新人から学ぶ=265
第一〇話 組織としての取り組みへ=269
第七章のおわりに=274
第七章のポイント=275
第八章 Q&A 〇点でもスーパービジョン=276
一. スーパービジョンを意識し, 工夫する=277
二. うまくできないことを克服する=280
三. その背景に何があるのかを知る=285
四. 専門技術のスイッチを入れる=287
五. 今どきの若いやつはダメなのか=289
六. いかにグレーで通せるか=291
七. スーパーバイザーにもスーパービジョンは必要である=293
八. その他=295
第八章のおわりに=296
第八章のポイント=298
おわりに=299
コラム1. カウンセリングとコーチング=67
コラム2. ナラティブアプローチ=110
コラム3. コンサルテーション=143
コラム4. 集団決定法=170
コラム5. 人間のパーソナリティ構造=195
コラム6. 日本人の文化的特性からみる仲間集団づくりのチェックポイント=221
コラム7. そもそも人を支援するということとは=263
コラム8. 避雷針になる=288