일문목차
プロローグ なぜ日本とトルコか, そして憲法か=7
鷗外と青年トルコ人=7
日本·トルコ比較の発想=10
オスマンにおける「国歌」の導入=12
日本における「国歌」の導入=15
比較の意義と問題点=18
比較の切り口としての憲法=22
第一章 憲法という発想=25
1. 遣欧使節と新たな体制の模索=26
明治憲法の起源―私擬憲法をめぐって=26
オスマン憲法の起源=30
岩倉使節と条約改正交渉=34
大久保利通の西洋体験=38
ムスタファ·レシトの登場=44
フランスとの交渉=46
イギリスとの交渉=50
不平等条約の起源=54
2. 新体制の門出=58
オスマン体制の問題点=58
改革の準備作業=61
ギュルハーネ勅令の発布=62
立憲制は構想されていたか=66
大久保の帰国と明治六年政変=69
「民主」と「君主」と=72
大久保の憲法構想と三権分立=76
官僚独裁?=81
批判的言論生成の背景=84
「新オスマン人」の登場=89
イスタンブルの新制度―権力の分立=92
立憲議会制の要求=94
第二章 憲法の起草=99
1. 内外情勢の変化=99
民権運動の発生=99
立憲政体樹立の詔書=102
国憲按の策定=104
内乱そして民権運動の再組織=108
「新オスマン人」の帰国と憲法論議=110
「祖国あるいはスィリストレ」事件=112
帝国の危機とミドハトの登場=114
2. 憲法への道=117
イギリス大使への意見表明=117
バルカンの動揺=120
愛国者の声明=122
クーデタ=124
混乱=126
憲法論議とバルカン情勢=129
元老院国憲按の修正=130
国憲按の上奏=132
国憲按の運命=135
3. オスマン憲法制定の内幕=138
ミドハトの草案=138
オスマン国民の創成=143
ミドハト草案における代議院=145
ミドハト草案における内閣=149
執行権=151
制憲委員会の活動=154
二種の草案=156
「前文」付き草稿の構成=158
「前文」付き草稿の特徴=161
「前文付き一」への欄外書き込み=163
国家緊急権をめぐって=165
「前文なし」草稿=169
「前文なし」草稿における国家緊急権=172
第三章 憲法発布とその後=177
1. 明治憲法発布への道=177
伊藤の再渡欧とドイツ政治の現実=177
グナイストの談話=179
井上毅の登場=181
井上私案=184
井上私案における天皇=185
行政の重視へ=191
2. オスマン憲法の公布とその後=194
一八七六年一二月二三日=194
ミドハトの追放=196
ミドハトのその後=198
立憲制の運命=201
3. 大日本帝国憲法の発布=203
枢密院の設置=203
種種の制度改革―憲法への地ならし=205
議会をどうするか=208
エピローグ 二つの憲法のゆくえ=213
オスマン憲法のゆくえ=213
復活した立憲制=216
大日本帝国憲法のゆくえ=220
特殊の功罪=223
参照文献=229
あとがき=235