はじめに 社会にとって「趣味」とは何か―テイストをめぐる文化社会学の方法規準第1部 理論篇 テイストの社会学をめぐってテイストはなぜ社会学の問題になるのか―ポピュラーカルチャー研究におけるテイスト概念についてのエッセイ社会にとって「テイスト」とは何か―ブルデューの遺産をめぐる一考察第2部 分析篇1 「読む」―テイストはいかに作用する/しないのか読者たちの「ディスタンクシオン」―小説を読むこととそれが趣味であることの差異をめぐってライトノベル、ケータイ小説、古典小説を読む若者たち―ジェンダーとオタク/サブカル自認マンガ読書経験とジェンダー―二つの調査の分析から第3部 分析篇2 「アイデンティティ」―界を生きる「差別化という悪夢」から目ざめることはできるか?「おたく」の概念分析―雑誌における「おたく」の使用の初期事例に着目して動物たちの楽園と妄想の共同体―オタク文化受容様式とジェンダー