まえがき 第一章 魚と信仰1 大きな魚と小さな魚2 魚の女神3 聖餐式の魚4 ユダヤの魚 第二章 フィッシュ・デイの政治経済学1 汝、食べることなかれ2 熱い肉と冷たい魚3 断食日の魚4 断食の経済学5 充満する粘液6 ポリティカル・フィッシュ・デイ 第三章 ニシンとハンザ、オランダ1 ニシン以上に殺す2 ニシンとヴァイキング3 ハンザ4 ウィレム・ブーケルス5 ニシンの戦い6 ニシンの骨の上に建つ街 第四章 海は空気と同じように自由なのか?1 レッド・へリング2 海は誰のものか3 『自由海論』4 アサイズ・ヘリングとランド・ケニング5 海洋主権6 オランダの衰退 第五章 タラから始まる世界史1 『テンペスト』2 魚にされたキャリバン3 ストックフィッシュとヴァイキング4 塩ダラと大航海時代5 アイスランディック・フェア6 ジョン・カボット7 ニューファンドランドで覇を唱えろ8 ジョン・スミスとニューイングランド9 一六〇〇年目の奇跡10 汚れた魚 第六章 タラの漁師は自由にする1 聖なるタラ2 自由の海3 ニューイングランド躍進4 独立戦争前夜5 新たな聖性 第七章 魚はどんなふうに料理されたのか?1 マグロ2 ウナギ3 ニシン4 タラあとがき