はじめに――憲法9条に負けるな1 O先生の叱責2 兆民先生の教え第1部 出生の秘密――敗戦から憲法制定まで(1945~47年)第1章 せめぎあい1 憲法9条の問題とは何か2 最初の一歩――近衛文麿への指示3 マッカーサーの独立王国――アメリカ本国との対立第2章 独走1 助走――立法者と天皇2 処罰と活用第3章 2つの神話とその構造1 マッカーサーvs極東委員会2 天皇の「全責任」発言――二つの『マッカーサー回想録』神話(1) 3 幣原の「戦争放棄」発言――二つの『マッカーサー回想録』神話(2)4 「特別の戦争放棄」と「ただの戦争放棄」第4章 天皇の空白を9条の光輝が満たす1 大統領と国体2 ケーディスの「故意の言い落とし」 第2部 「平和国家」と冷戦のはじまり――9条・天皇・日米安保(1948~51年)第5章 戦争放棄から平和国家へ1 補償作用2 東京帝国大学憲法問題研究会――東大と9条(1)3 憲法普及会――東大と9条(2)4 「八月革命」説――東大と9条(3)5 宮沢俊義と美濃部達吉第6章 冷戦の激化――マッカーサーからダレスへ 1 孤立するカーツ大佐=マッカーサー2 二人のシゲル――全面講和か単独講和か3 平和問題談話会と外務省条約局4 マッカーサーとダレス5 天皇と9条