はじめに第1章 周辺住民千余人が部落を襲う―群馬県・世良田村事件第2章 警察が細民部落を焼き払う―大分県・的ヶ浜事件第3章 朝鮮人と間違われて薬行商人が惨殺される―千葉県・福田村事件第4章 「番人」の二つの受難―高知県・膏取り一揆と松本直吉事件第5章 東北地方のキリシタン弾圧と隠れキリシタン―米沢、一関、会津の場合第6章 賎視と闘った猿まわしの話―山梨県・猿引仙蔵一件第7章 植民地での反乱と鎮圧が千余人の死をまねく―台湾・霧社事件第8章 天皇陵と被差別部落―奈良県・洞部落移転の経緯第9章 二人の死刑執行後に真犯人が現れる―東京・下谷の「サンカ」刑死事件第10章 研究者と対象集団とのあいだ―北海道・アイヌ墓地の盗掘事件第11章 幕末、大規模な解放闘争が起きていた―岡山県・渋染一揆第12章 「模範的糾弾闘争」の虚実―京都府、オール・ロマンス事件おわりに