第一部 経済分析の手段としての経済学──宇野段階論の歴史的意義第1章 段階論登場の必然性第2章 宇野弘蔵段階論の成立第二部 宇野経済学方法論の諸問題第1章 段階論と原理論第2章 段階論をめぐる方法論的諸問題第3章 自由主義段階論の問題第4章 帝国主義段階をめぐって第5章 現状分析について第三部 宇野三段階論に残された課題第1章 段階論と資本主義の純粋化傾向およびその逆転または鈍化第2章 資本主義商品経済の原理と商品経済の原理第3章 資本類型と段階規定第4章 金融資本主義の段階と現代資本主義【補論1】小幡道昭教授の宇野段階論批判について【補論2】加藤栄一教授の宇野段階論修正の試みについて