まえがき序 章 現代福祉の諸相――今、問われている「福祉」の存在意義(村井龍治) 第Ⅰ部 現代社会の諸相と社会福祉政策の行方第1章 社会構造の変化に社会福祉政策は対応できるのか――「『我が事・丸ごと』地域共生社会」をめぐる動向から(長上深雪)第2章 自立支援による生活保護制度の変容――個人化される貧困問題(砂脇 恵)第3章 介護保険制度と障害福祉サービス制度統合の問題――高齢障害者のサービス利用の事例から(髙松智画)第4章 大規模災害における地域福祉の役割――福島県・原子力災害による避難住民支援から(筒井のり子)第5章 「市民による社会貢献」と社会的企業――自発的社会福祉の先駆性の発揮に向けて(川中大輔) 第Ⅱ部 現代社会に求められるソーシャルワーカーの養成と支援第6章 幅広い実践力を持つ支援者の育成と多職種連携――包括的支援に対応するソーシャルワーカーの養成(山田 容)第7章 レジデンシャルワークの専門性――ケアワークからの考察(土田美世子)第8章 ソーシャルワーカーを支えるための支援――卒後教育における大学の役割(荒田 寛) 第Ⅲ部 社会福祉課題を越えるための取り組み――実践現場からの報告第9章 地域包括支援センター社会福祉士によるソーシャルワーク実践――実践・政策・専門性の視点から(吉岡祐紀)第10章 地域における成年後見・権利擁護支援システムの構築(桐高とよみ)第11章 障害者・家族が自分で人生を切り開くための相談活動――社会福祉専門職が持つエンパワメントの視点が生み出すもの(坂本 彩)第12章 「生活困窮者支援」に社会福祉協議会が取り組む意義(山口浩次)終 章 問われる「福祉」の存在意義と専門職教育――政策と現場をつなぐ大学の役割(筒井のり子)あとがき索 引